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シンデレラエクスプレス(JR東海)

JR東海の恋人たちのためのシンデレラエクスプレス

JR東海が1987年と1992年にシンデレラエクスプレスというCMをやっていました。

覚えている方も多いと思います。

東京発の最終新幹線で恋人たちがしばしの別れをホームでするというものです。

週末に東京に会いに来た恋人と楽しいひと時を過ごし、日曜日の最終新幹線で帰るという場面を物語にしたCMで大変に完成度が高いと評価されていました。

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出典元: 新幹線パーフェクトヒストリー
http://shinkansen50.jp/history/history_18.html

 

1987年のものは21時ちょうど発の新大阪行きの最終「ひかり289号」がその列車に該当します。

このCMの影響は大変に大きく、実際に「遠距離恋愛の二人が週末を東京で過ごし日曜の最終新幹線で帰る」というのが普通に見られるシーンとなったのです。

私はわざわざホームに見に行くなんてしませんでしたが、TVではホームで別れを惜しみ涙を流す恋人たちが映し出されていました。

これを見て私は・・・

頭に来ましたね! 彼女の「か」の字もいなかったのに!

と怒り心頭でした。

(すみません、取り乱しました)

 

その後1992年のCMは「のぞみ」の登場で「ひかり」よりもさらに高速なので東京発は21時18分発の「のぞみ303号」となり、恋人たちは「ひかり」よりも18分長くいっしょにいられたんですね。

(これも頭に来ましたね~ 私は)

 

ちきしょう!ガラスの靴なんて片方も両方も持っていないぞ!

俺への当てつけか!彼女なんて、彼女なんて いないのに

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出典元: 松任谷由実-シンデレラ・エクスプレス(from「日本の恋と、ユーミンと。」)
(YouTubeの画面からです)

関連記事終電車のおもひで・・・

私も結局シンデレラエクスプレスに乗った!

でも1988年、私もシンデレラエクスプレスに一度乗ったのです。

「お前にもやっと恋人が出来たか?」とおっしゃられる貴兄殿。

まあ焦らずにお読みください。

当時私は横浜市だったのですが、東京北部にすむ高校の同級生と土曜日に渋谷で飲んでいました。

もちろん相手は男です。だって私は男子校だったので。別に男が好き!というわけでもないですよ。

 

どんどん酒量が増えていき・・・

Sake1

飲んでいる最中にどういう経緯で話が変わっていったか覚えていませんが、「大阪で飲まないか?」という話しになったんです。

時計を見ると20時ころだったと思います。

「最終のひかりが21時ちょうどなのでまだ間に合うぞ!」

と私が言うと友人は「金が無い」の一言。

私は「俺もないがカードで建て替えておくがどうか?」というと友人も酔っぱらっているのであっさり快諾。

すぐに店を出て山手線で東京駅に向かいます。

 

恋人たちが別れを惜しんでいる時に私はこの↓状態

Yopparai1

直ぐに「みどりの窓口」に行き、新大阪まで二人分の指定席を購入。

発車数分前に最終の「ひかり」に飛び乗ります。

土曜日だったのですが思いのほか空席が目立っていました。

新横浜を過ぎたあたりで車販が来たのですが、なぜかビールという気持ちにはならずオレンジジュースを買いました。

その後友人と特に話もせず暗闇の沿線をぼーっと眺めたり、寝たりしながら終点の新大阪へ。

 

宿は取っていませんでしたが駅近くのホテルに駆け込んだところ幸い空いていました。

友人とは東京駅の段階で「新大阪着いてホテル確保したら梅田に飲みに繰り出そう!」と張り切っていたのですが、チェックインしたとたん激しい疲労が襲ってきて、渋谷の居酒屋を出てから新大阪に着くまでの間には酒は1滴も呑んでおらず、すっかり酔いも覚めて疲労感だけが残りました。

友人も同じことを言っていて結局その日はおとなしく寝てしまいました。

いったい何のために新大阪まで来たのか・・・。

↓単なるイメージです。

Yopparai2

 

翌日日曜日は東京に帰るだけですが、「せっかく遠くまで来たのだから旅気分を楽しもう!」ということになりました。

でも大阪界隈でのんびりしている時間もあまりないので、新大阪から難波に出て名古屋行きの近鉄特急の切符を買いました。

そして車販では昼間っからビールを購入。

この時ビックリしたのが、車販のお姉さんがワゴンを押して来たのではなくて手で持つ籠に瓶ビールなどを入れて売りに来たのです。

相当な重量があると思いますし、ビールが瓶なのにも驚きました(今は違うでしょうか?)。

 

取敢えず友人と昨夜のリベンジという事でビールを飲んでおつまみを食べながら名古屋へ。

名古屋でものんびりするほど時間が無かったので、どうしようか?と相談しましたがあまり帰宅が遅くなると月曜日つらいので早めに帰ることにしました。

新幹線ホームできしめんを食べて、新幹線はあえて「こだま」を選びました。

のんびりビールを飲みながら帰りたかったのです。

私は新横浜で下車でしたが着いたのは19時ころだったかな?と思います。

 

酔いが完全に覚めて帰宅しても「シンデレラエクスプレスなんてクソくらえ!」と心中で何度も叫びました。

「大嫌いだ!シンデレラエクスプレスなんて!」、「週末会いに来るな!」とか相当僻みっぽくなりました。

(でも今はお母ちゃんと子供二匹の生活ですが)

 

さてこの豪遊で使った金額は一人約35000円でした。

今に至るまで私にとってもっともお金を使った豪遊はこの時が最高金額でした。

この金額を遥かに超える豪遊を楽しんでみたいと今でも密かに思っています。

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2 Responses to “シンデレラエクスプレス(JR東海)”

  1. 仲良堂 より:

    ブログ読ませていただきました
    (あわせて「ぶんけん」ブログも・・・)
    大久保小出のモノです。

    このころの「間」と「時間」とかが大好きです
    携帯電話なんて必要ないです
    やっぱり待ち合せたら相手が来るのか来ないのか・・・
    これを心配しながら待つのが楽しいんですよ
    つい約束より10分も15分も早く行ってしまう自分
    相手もそうだとは限らないのに・・・
    そして待っている時間も楽しい

    今ならLINEで「今どこどこ、もうすぐー」とかかな
    こんなのつまんないです
    来るか来ないかドキドキしてる時に相手が見えたときの感動はほぼ絶頂ですよね

    追伸
    ちなみに自分は「めとき」より大久保通りに出たトコの満大の立ち食いうどんの方が好きでした。

    • kaikoshumi より:

      仲良堂さま

      こんにちは。コメントありがとうございます。
      大久保小ですか。私の卒業は戸山小ですが近隣ですね。

      昔は電話だけでしたが、でも声を聴いて確認するのは今でも安心感がありますね。

      メールだと電話に出れない時は便利ですが、一切話をしなくても約束が成立してしまうのは素晴らしいと共に怖くもあります。

      そのうどん屋さんも知っていますよ。
      1~2度程度ですが食べています。
      あとあの辺の界隈ではロッテリアもよく行きました。

      確かあそこのロッテリアは第一号店だったと思います。

      この度のご訪問ありがとうございました。
      またお出で下さいませ。

kaikoshumi へ返信する

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します妻子持ちの普通のクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

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