柿木図書館 (東京都杉並区)
私が生まれて初めて使った図書館=柿木図書館
東京都の杉並区に【柿木図書館】という図書館があります。
(かきのきとしょかん、と読みます)
ここは1965年(昭和40年)8月開館という杉並区では永福図書館と並んで最も古い図書館です。
最近の写真をネットで見ても開館当時と殆ど変わっていません。
つまり築50年超の建物を今でも使っているんですね。
ここの住所表記は今は「杉並区上井草」ですが、昔は「柿木町」と言っていたのでそれの名残です。
実は私の生家はこの図書館から徒歩で5分圏内でした。
(今はもう跡形もありませんよ)
三輪車の猛ダッシュで柿木図書館へ!
近所に図書館が出来る!というニュースで親から「本がたくさんあって自由に借りて読める場所」と教えてもらい、直ぐに行きたくなったんです。
しかも当時一人で【三輪車】で図書館に行ったんですよ!
今では信じられません!車にはねられる、恐い人に誘拐されるなどリスクが大きい世の中になってしまいましたからね。
当時は本当に「古きよき時代」だったんですね。
私がオープンしたばかりの図書館に行き、「本を借りたいのです」というと受付のお姉さんは、「1人で来たの?では一度家に帰ってお父さんかお母さん宛に来た手紙を持って来て下さい。見たら直ぐに返しますから」と言われました。
その時は意味がわからなかったんですが、つまり「手紙には親の住所が書いてあるからそれで確認」ということでした。
でも今だったらこんなことでは本は貸してくれませんよね。
そしてまた猛ダッシュで帰宅して親から手紙を借りて再び図書館へ。
直ぐに手続きが終わり本を借りることが出来ました。
その時に借りた本は確か海の生物の図鑑だったと記憶しています。
これが生まれて初めての図書館デビューでした。
柿木図書館は上述したように建物がかなり老朽化していますので建て直しは時間の問題かもしれません。
でも図書館の建物、そして周りの風景も50年前と驚くほど変わっていないのにはビックリです。
もちろん近隣の住宅はきれいな家ばかりですが、街の雰囲気や緑化の様子は変わっていません。
【2018年8月9日追記】
2018年8月4日に久しぶりに柿木図書館を訪れましたので、外観の写真を載せておきます。
私が幼少時代に見た風景となんら変わっておらず驚愕以外の言葉がありません。
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