JR北海道 苗穂工場食堂の絶品塩ラーメン
以外に(失礼!)絶品だったJR苗穂工場の塩ラーメン
(今回の記事は「懐かしい」とかのレベルではない比較的新しい話題ですが忘れられない味なので書かせて頂きます。)
JR北海道の苗穂工場(札幌市)は毎年9月に一般公開をしています。
色々な車両を間近で見れたり普段入れない工場の中に入れたりします。
鉄道ファンでなくても家族連れで楽しめる一大イベントです。
食事は模擬店の弁当などを買うか、持参か、或いはJR社員食堂を使うことになります。
私が初めてこの工場を見に行ったのは20年以上前ですが、その後も数回行っています。
昼食はいつも模擬店で弁当や焼きそばなどを買って食べていました。
JR社員食堂は混んでいたし、メニューが少なくて「雰囲気からして」あまり美味しそうに見えなかったんです。
(利用前の勝手な想像です。食堂ご担当社員の方にお詫び申し上げます。)
でも2、3年前に行った時に何となく食堂で食べてみようと思いました。
混んではいたのですが、「そういえば一度も食堂で食べていないな」と頭を過ったからです。
食堂内は広くて端にステージがあり、娯楽の催し物でもやるみたいです。
食堂内にもおにぎりなどを販売している模擬店も出ていましたが、私は普段社員の方が食べていらっしゃると思われるメニューを食べることにしました。
カレー、そば/うどんコーナー、ラーメンコーナーがあります。
定食はなかったですが、イベントの日だから無かったのかどうかはわかりません。
私は何となくですがラーメンコーナーの列に並びました。
醤油、味噌、塩の3種類が選べます。
【余談ですが、関東のラーメン屋は殆どが「醤油」、「味噌」、「塩」は自由に選べず、最初からデフォルトの味が決まっている店が殆どですが、北海道は大抵の店がこの3種類の味を自由に選べるのです。
例えば、関東では野菜ラーメンだと塩味しか選べなかったりしますが、北海道では野菜ラーメンでも3種類の味から選べるのが普通なんです。】
私はラーメン屋に行くと大抵醤油味を選びます。
味噌も好きですが、醤油が一番ラーメンらしいと勝手に決め込んでいるからです。
塩は実はあまり好きではありません。
理由は相当前に何処かの店でタンメンを食べてスープが美味しくなかったので、タンメン→塩味→美味しくない、という3段論法が私の頭の中で出来上がっているみたいなのです。
その後も何度か塩ラーメンを食べたのですが、「う~ん・・・」という味ばかりで結局醤油に戻っていました。
味噌も店により美味しさ(私の好み)にかなりの開きがあると決め付けていました。
でも・・・、
なぜか苗穂工場の食堂では塩味を選んだんです。
理由は分かりませんが、神のお告げでもあったのかもしれません(笑)
社員食堂なのでスピードと数が勝負で厨房は大忙しです。
スープや具も予め作って手際よく配膳できるようにきれいに並べてあります。
お客さんも多いので厨房の方はてんてこ舞いの忙しさでした。
そしてやっと私の番が来てラーメンを受け取れました。
見た目は写真のように大変にシンプルで、ある意味社員食堂らしい感じです。
見た目はシンプルでもJR社員食堂の塩ラーメンは驚愕の絶品!
その塩ラーメンがこちら↓です。
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いつものセレモニーということで、レンゲでスープを一口。
私のイメージの塩ラーメンの味は、
「薄い塩味で大したコクもなく、どっちつかずの味」
と決め付けていたんですが、最初の一口でひっくり返るくらいビックリしました!
「うまい! 何だこのうまさは!信じられない!今までこの味に出会えなかった人生に後悔した!」
と心中で叫びました。
大げさでしょう? そうです大げさなんです。
同じ塩味を食べた人の中には「極普通の味でしたよ」と思う方もいらっしゃると思います。
でも私にとっては超絶品の極上の味でした。
塩味と言っても海鮮がたっぷり効いてる味なんです。
実際に海鮮物をどれだけ使っているのかは判りませんが、北海道や三陸のホタテやアワビ、海老をふんだんに使い・・・なんてことは無いかも知れませんが少なくても私はそう説明されても多分信じてしまうでしょう。
とにかく「どっちつかずの薄い塩味のスープ」ではありません。
海鮮から出汁をしっかりと採ったとしか思えない絶品スープでした。
麺は昔風のやや縮れた麺で私の好みにぴったりです。
メンマも食べ応えがあります。私はメンマが大好きで、高校の時などはこっそりメンマのビンを買ってきて一人でもくもくと食べていたこともありました。
結局スープは全部飲んでしまいました。
スープだけおかわりしたい!と思ったほど美味しかったです。
塩ラーメンは恐らく20年近く食べていなかったので、この味で感動してしまい、その後しばらくはラーメン屋に入ると塩ラーメンばかり頼む、という日々が続いていましたが、どの店の塩ラーメンも私の口には合わず、結局は9割醤油、1割味噌という元のパターンに戻ってしまいました。
とにかく苗穂工場の塩ラーメンは私にとって本当に絶品で、一生忘れられない味となってしまいました。
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