シーモンキーって知ってる?
シーモンキーは摩訶不思議な生き物
シーモンキーって聞いたことありますか?
1970年ごろにすごく流行ったんですが、乾燥した細かい粉末のような卵を水に戻すと小さなエビのような生き物がたくさん生まれるというものです。
誰でも手軽に生命の誕生を垣間見ることが出来ますし、とても小さな彼らは家族の一員のようなペットでもありました。
これは流行りましたね。
テレビでも雑誌でも散々取り上げられて同級生も持っている人が非常に多かったです。
シーモンキーは商品名で学名はアルテミアサリーナというエビの仲間です。
主にアメリカ産だそうで1億年前から殆ど進化していない生きた化石です。
体長は3~5㎜くらいだったと思います。でかい個体だと1㎝近くあったとは思いますが、エビの仲間と言っても食べる気になれない小ささでした。
(食用で売られていたわけではなくてペット、玩具ということでした)
生まれるとこんな姿をしています。↓ (出展 Wikipedia)
(クリックで拡大します。)
拡大してみるとちょっとキモイですが水槽の中を泳ぐ姿は愛らしかったです。
寿命はどのくらいだったかあまり覚えていませんが1か月前後だったと思います。
長く生きると3か月とかの個体もいるそうですが3か月も生きた記憶が無いです。
ただ子供の私は乾燥した粉から命が生まれるというのが不思議で面白くてなりませんでした。
たしか後に学研の科学(科学と学習の科学のほう)に付録としてついていた気がしますが記憶が定かではありません。
でも親に買ってもらったシーモンキーは乾燥卵の他に「シーモンキーのえさ」なるものが付いていました。
これも金魚のえさをさらに細かくしたような感じだったと思います。
それとプラスティックの水槽が付いていました。もしかしたら水槽のないバージョンもあったと思います。
(当時の我が家は水物の生き物は買っていなかったので水槽付きを買ったのかも?)
とにかく生まれた彼らを見るのが楽しみでしたね。
シーモンキーの間違った使い方
え?使い方?飼い方じゃないの?
と思われると思います。
でも私の同級生のある人は「間違った使い方」をした人がいました。
確かに鑑賞用として楽しむんですが、元々買っていた金魚か熱帯魚かの「餌」にしていたんです!
確かに熱帯魚とかの餌には最適なのかもしれませんが、私は「ペット」という認識だったのでちょっとショックでした。
でもその友人は「水に入れるとすぐに生まれるし、物凄い数を家で繁殖できるから便利でいいね」と。
大人が聞いてもちょっとびっくりですが、子供の私にとってはぶっ飛んでしまうほどの衝撃でした。
まあシーモンキーを大切に育てても1か月前後であの世行きなのでどっちみち短命なんですけどね。
さてシーモンキーは今でも売っているらしいです。
今更買う気はないので調べていませんが、通販で一部売っている業者があるようです。
まだまだ需要があるんでしょうか?
今の子供はゲームとかが遊びと興味の中心なので生き物の観察といったら夏休みの自由研究くらいでしょうね。
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なんか「サンポール」の景品とかで、もらってきたっちゅう友達が
学校に持ってきて、クラスで育ててました。
繁殖まじかで、円柱状の水槽倒されて、全滅してしまいましたが…
・・・緑色の水に入ってましたはじめっち
はじめっち様
こんにちは。コメントありがとうございます。
全滅・・・は可哀想ですね。
「緑色の水」は記憶がないのですが、何か栄養素が含まれていたのでしょうか?
プランクトンの大きめな奴というシーモンキーですが、命は命。
私たちと変わりません。
やはり幼少時に命に関わることは貴重な経験ですよね。
科学の付録でした。これは本当に嬉しい付録で、粉からエビが生まれて泳ぎ始めると、「うわあ~すごい」と思いました。
ちいさいプラスチックの水槽付きだったような、あいまいな記憶が…..
卵からかえってちょっと成長したら、あっというまに死んじゃった。卵を産んだりはしませんでした。
学年がだいぶ離れてると思いますが、繰り返し「付録」についてたんですねえ。
anna様
コメントありがとうございます。
これは本当に衝撃的にすごかったです。
本の付録に「命」が付いているのですから。
プラスチックの水槽付き、そうです付いていました。
科学と学習の付録はいずれもクオリティが高くて、物もしっかりしていました。
時代を考えてもすごい内容でした。
当時はさほど思わなかったのですが、今となっては「命を子供のおもちゃにして」なんてちょっと思ったりします。
自分に子供が出来て年をとったからなのでしょうね。