札幌・澄川にあった中原小児科医院
札幌・澄川の中原小児科医院
札幌市南区澄川に「中原小児科医院」がありました。
残念なことに2015年12月に閉院されてしまいました。
本記事の執筆日を基準に考えると閉院されてまだ1年経っておりませんが、きっと今は澄川から遠く離れてしまったけれど過去この医院にお世話になったという人もたくさんいると思いますので、その方々の思い出を辿る旅の一助になればと思い本記事を書くことにいたしました。
地下鉄南北線の澄川駅からは徒歩7~8分くらい、澄川小学校の横道を入ってすぐの場所にありました。
場所はこちらです(Google map)
私の家からはちょっと離れていますが、よく行く小児科がいつも混んでいて、それでいて対応もイマイチで子供も「待ち時間長すぎてイヤ」とよく言っていたのです。
子どもを医者に連れていく場面のほとんどは風邪、腹痛などが圧倒的に多いですから町医者に行くときはあまり待たされるのは親も嫌ですね。
そんなことを思っている時に妻の知り合いから「ここが良い」と言われて行くようになったのが「中原小児科医院」なのです。
クルマが3台ほど停められる駐車場もありますし、表通りから横に入っているので穴場なのか、或いは私が行く時間がたまたまなのか比較的空いていて長時間待たされることはまずありませんでした。
以下の3枚の写真は今月(2016年10月)に私が撮影したものです。
看板は出ていますが既に閉院してから10か月経っています。
(クリックで拡大します)
親切で丁寧で、にこやかな中原小児科医院
入ると待合室、診察室共に「昔ながらの診療所」という雰囲気ですが、やはり現在の日本の医療施設ですからとても清潔感があります。
看護師さんは若い人が3人くらいでしょうか?
受付の方も看護師さんが兼務しているのでは?と思います。
先生はそうですね見た目だけで勝手に判断させて頂きますが80歳、或いはそれに手が届くくらいのお年の方でしょうか?
細身小柄で眼鏡をかけた白髪の似合う笑顔の素敵な紳士です。
物腰も話し方もとても柔らかくてしかも丁寧です。
小児科でもここまでニコニコしながら子供に話しかける医者も近年少ないのではないでしょうか?
子どもが診察されているのを見るとなんかほんわかした気持ちになりました。
ここの医院の素晴らしいところはインフルエンザ予防接種の季節には事前予約が不要なのです。
普通は事前予約が必要ですが、恐らく経験値から「この時期は子供がこのくらいの人数来る」というのを見越してワクチンを入手しているのでしょう。
しかも長い時間待たされないという事も含めて親としても子供本人としても良いことです。
あえてこの医院のデメリットを言えば薬は院外処方ですが、隣接した薬局が無いことです。
でも徒歩数分圏の2~3か所の処方薬局を指定することが出来、かつ薬局で待たされないように会計時に希望の薬局を言えばFAXで処方箋を送ってくれるので薬局に付いた時点では殆ど待たされずに薬を受け取ることが出来るのです。
ささやかなことかもしれませんがとてもありがたい粋なサービスだと思います。
中原先生は第一線から退かれたわけですが、これからも素敵な人生を送ってくださいね。
子どもへの的確な診察に感謝申し上げます。
以下は私の子供が使っていた診察券です。
イラストの猫の医者がどうしても私は中原先生と被ってしまいます。
この猫は眼鏡をかけていませんが、平身低頭で誠実な中原先生を思い出すのです。
(クリックで拡大します)
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現在44歳です。
もう35年レベルの昔ですが、まさに私も中原小児科に通っておりました。
当時、小児喘息だった私は月イチくらいで薬の吸引治療に伺い、他の風邪なども全てこちらでお世話になりました。
今なお覚えているのは、中原先生の温かい笑顔。
あの笑顔を見ると、子供心に安心感を得ることが出来て、だんだん「眠たくなる」感じだったのを覚えていますw
そしてお会計の窓口にペコちゃん飴があって、一本持って行ってねという素敵サービスも確かあったかな…
素晴らしいお医者さまでした。
そして中原小児科の話題をご提供下さり、ありがとうございます☆
しらぴょん様
こんにちは。コメントありがとうございます。
常連(笑)さんだったのですね。
確かに中原先生はとてもお優しく小児科の先生に適任の方でした。
いつも机の中にアニメのシールを入れていて子どもにくれました。
数日前に中原医院の前を通りましたが、記事にアップした写真と全く変わっておらず(建物は色あせましたが)、看板もまだそのままでした。
多分中原先生もお元気でお過ごしのことと思います。
小児科でしたから多くの人たちの記憶に一生刻まれるお医者様なのでしょう。
また弊サイトへお越しくださいね。