スタイリーはダイエットに最適?(私に電話してください、どうぞよろしく!)
スタイリーは商品もCMも大ヒット!
1970年代前半にTV-CMで「スタイリー」という健康器具を大々的に放送していました。
簡易ベッドのようなものに寝転がって体を動かすとベッドが真ん中からVの字型に閉じて、そしてまた開き体を鍛えることが出来るという一種のダイエット器具でもあります。
動作的には今でも同じような商品はたくさん出回っていますね。
なんと以下のサイト様にスタイリーのテレフォンショッピングの広告が出ていました!
引用元: 昭和レトロ製作委員会 台場一丁目商店街自治会長 久保浩の昭和ダイアリー 様
http://ameblo.jp/showa-retoro/entry-10562659815.html
(クリックで拡大します)
まさに「昭和感」200%という感じですね。
この写真を見て「ああ!あったね!」と思い出す方もいらっしゃると思います。
お値段は当時でも29,600円だったとかで、びっくりするくらい高価な商品です。
スタイリーウイッグなんてものは当時知りませんでした。これまたびっくりです!
当時中学生だった私の頭からはスタイリーは離れませんでした。
CMのフレーズが「スタイリー~ スタイリー~」を繰り返すのですが、このリズムとフレーズが夢にも出てくるほどでした。
そして最後にアメリカ人のおじさんがたどたどしい日本語で、
アメリカで生まれたスタイリー、私に電話してください、 どうぞよろしく!
というのです。
ますます頭から離れなくなります。
さらになんとYouTubeには動画もありました。↓
画質はかなり悪いですが「おお!」と思うものです。
(リンク切れはご容赦ください)
引用元: jessica blacksmith 様
スタイリーは買わなくても世に浸透していった。
私は(親は)買ったわけではないし、友人宅にもある人はいなかったのですが、当時「世はスタイリーブーム」と言ってよい状況でした。
とにかく猫も杓子も「スタイリー~ スタイリー~」という怪しいフレーズを口にしていました。
皆洗脳されていた感じですね。
学校の授業中にも静かに授業を受けていても耳を澄ますとどこからか「スタイリー~ スタイリー~」というフレーズが聞こえてくるんです。
私は「幻聴か?」と思ったのですが授業中にこっそり口ずさんでいるクラスメートがいたんです。
そうするとたいてい誰かが、
「先生! ○○君はスタイリーの歌を歌っています!」
と言いつけると○○君は先生に怒られるという場面が日常的でした。
中学校でこうなのですから小学校だったらこの何倍も大変な状態だったでしょうね。
恐らく先生方も相当困っていたと思います。
とにかくスタイリーは一度耳にしたら一生(?)頭から離れない不思議なフレーズだったんです。
でも皆口ずさんでいても私の周りで買った人はちょっと聞いたことがありません。
世間ではそれなりのヒット商品になったようですが。
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