新幹線こだまはRelax Express!
新幹線こだまの2003年のTV-CM
今やたくさんの路線がある新幹線ですが、個人的には東海道新幹線が一番好きです。
沿線は一部を除きずーっと都市の連続ですが、風景も車内も人間模様、人のドラマを感じるからです。
また速度は2016年現在で最高速度285km/hであり、東北新幹線ならば最速で320km/hという超高速ぶりなので東海道は負けていますが、でも沿線に建物がびっしりのせいか私は東海道新幹線が一番スピード感を強く感じます。
でも東海道新幹線が他の路線と比べて困ったことは(JRにとっては良いことなのですが)、いつも混んでいるということです。
特に最大で10本/時間も運転される「のぞみ」は指定席も満席が多く、自由席は大変な混雑になる列車もあります。
「のぞみ」の登場で影が薄れてしまった「ひかり」は本数が極端に少なくなってしまいましたが、混むとは言え「のぞみ」とは比べ物になりません。
ましてや「こだま」は気の毒なほど空いている列車もあります。
列車によっては「こんなガラガラで16両編成はもったいない」と思うのですが、でも東海道では「こだま」専用編成ではありませんので時として空気を運ぶことがあっても短い編成にするわけにはいかないのですね。
でもJRも分かっているので以前から「こだま」の乗車キャンペーンをやってきました。
私の記憶の範囲の話となりますが、1987年JR発足直後、2003年に新幹線の品川駅が開業した時、そして現在(2016年)もやっていいますね。
現在のキャンペーンは東京~新大阪が確か9800円くらいで乗れるというものです。
2003年の時は「Relax Express こだま」と言っていました。
キャンペーン内容の詳細は恐縮ながら覚えていないのですが、テレビでCMをよくやっていたのです。
このCMで一番印象に残っているのは、女性タレント(モデル?)が階段かエスカレータを降りる場面を真横から撮影し、その女性が歌を歌いながら降りるのですが、「・・・・~ そーんなこだまに惚れました」とかの歌でした。
歌のその前の部分は覚えていませんが、上記のフレーズがあまりにも印象的でした。
その女性が特に好みであった分けでもないのですが、頭から離れなくてたまに口ずさんでいましたね。
またJR発足直後(1987年)には「こだま」に「2&2シート」なるものが現れました。
新幹線は普通車は海側が3列シート、山側(富士山側)が2列の計5列シートでしたが、「こだま」の利用促進を促すために普通車も両側2列、計4列の「2&2シート」とかを設定していました。
その当時は車両も「0系」(開業時からの初代車両です)だけでしたが、その後100系や「のぞみ」から引退した500系にも設定されたようです。
確か最初の「2&2シート」車はそれをアピールするために車体のドア付近にデザイン化されたシールを貼っていたと思います。
とにかく「のぞみ」の本数が増えれば増えるほど「こだま」の空席が増えていくような印象がありましたね。
「こだま」しか停まらない駅に行くときは途中駅で本当に大変でした。
多い時だと一つの駅で「のぞみ」2本、「ひかり」1本の合計3本とかに抜かれた記憶があります。
10分くらい停まっていたと思いますが、でも270km/hにも達する超高速列車が10分で3本も来るという方が凄すぎます。
余談ですが、京急も普通列車に乗ると似たような感じですね。
快特と急行に連続で抜かれて、待避線がある駅ごとにこれを繰り返すという思いをしたことがあります。
京急は速い以外にとにかく「忙しい電車」なので普通列車で小さい駅だと停車時間が15秒くらいしかないんです。
お客さんも「忙しい」んですよ。
Relax Express こだま の記念品GET!
このRelax Expressキャンペーンをやっていた頃は息子が鉄道に狂っていた時でした。
(父親である私も相当な「鉄」であるのですが・・)
当時の息子の年齢は4~5歳くらいでしたが、土日の度に「電車に乗りに行こう」といつもせがまれました。
私も新幹線の品川駅を見たかったのである日横浜の我が家からわざわざ品川駅まで行ったのです。
その時は「今日は見るだけで新幹線には乗らない」という約束で、新幹線ホームには入場券で入ったのです。
真新しいホームに次々と300系や700系がやってきます。
息子以上に私が大興奮でしたが、ちょっと物足りなかった事と言えばやはり「ホームを高速で通過する列車が見れなかった」という事です。
もっとも品川駅は通過の設定でも110km/h程度しか出せませんので在来線並みの速度しか味わえません。
でも息子も大満足だったようで、それが一番よかった事です。
そして二人で長いホームを出口階段に向かって歩いているとJR東海の制服を着た女子社員が声をかけてくれました。
ホーム係員だとは思いますが、彼女は息子に「新幹線見に来たの?新幹線好き?」と聞きながらカバンの中からキャンペーン記念品の定規をくれました。
息子は大喜びで最高のお土産をもらい大満足で帰宅しました。
でも定規に息子は満足しなかったようで、飛び上がるほど喜んだのはもらった瞬間だけであとは放置・・・。
結局私がもらうことになりました。結構傷がついてしまいましたが私にとっては「鉄の宝」です。
以下がその定規です。(クリックで拡大します)
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