万世橋駅(東京 既廃止駅)
万世橋駅(既 廃止駅)は偉大なる遺構
東京、秋葉原駅の近くに万世橋というところがあり、そこにはかつて一大ターミナルの駅がありました。
中央線の神田駅とお茶の水駅の間にあった東京駅よりも古い駅です。
さすがにこの駅の現役時代を私は知りませんが、この駅の話題は私からは切り離すことが出来ないのです。
その理由は、
●2006年に閉館した交通博物館はこの駅跡付近にあり、私はここの交通博物館には幼稚園から人様の親になってからも子供を連れて訪れるなど所縁が深い。
●秋葉原電気街は子供のころからラジオやアンプのパーツを買うために数えきれないほど訪れており、万世橋近くのパーツ屋もうろうろしていた。
などです。
関連記事: 交通博物館(東京秋葉原)
この駅は1943年(昭和18年)11月1日 に廃止(正確には営業休止)となってしまいました。
その後駅跡は長いこと交通博物館として利用されてきましたが、2006年には交通博物館も長い歴史を閉じてしまいました。
でも旧万世橋駅跡の遺構は交通博物館が営業中も一般公開されることなく、ずっと眠り続けていたのです。
しかし2006年の交通博物館閉館の年に旧万世橋駅跡の遺構が公開されました。
誰でも自由に、というわけでは無く事前に応募した人だけが見学できたのですが私は友人とこの遺構を見学することが出来たのです。
以下は交通博物館閉館直前の2006年4月22日に見学した時の写真です。
公開された場所も当時は限定的という事もありましたが、逆にそれが手を加えられていない真の遺構を見ることが出来たと感じました。
内部は係員の案内の元に見学するのですが、湿っていて少しカビ臭かったのを覚えています。
貴重な写真をご覧ください。なお駅名標は見学のために設置されたものです。
(全て私の撮影です。クリックで拡大します。)
↓旧万世橋駅ホーム(見学スペースから)
↓見学スペースを交通博物館の屋上から見た写真
その後の万世橋駅跡
しばらくは再開発の工事があり、その間というか本記事を書いている2016年12月まで新しくなった万世橋駅跡へは行っていません。
現在北海道在住なので簡単にはいけないのです。
でも東京在住の友人が写真を送ってくれましたので以下に載せます。
友人にはこの場を借りてお礼申し上げます。2016年12月4日に撮影されています。
(いずれもクリックで拡大します。)
↓線路脇の見学場所への階段(最初の3枚)
↓見学場所(すぐ横が中央線線路)
↓夜の万世橋
mAAch ecute(マーチエキュート) JR東日本の商業施設
↓レストラン「肉の万世」から見る 中央線「あずさ」。この奥が万世橋駅跡
現在も見学場所に行くと中央線の線路に挟まれたガラス張りのスペースに行くことが出来ます。
テレビで見ると休日はかなりのお客さん(鉄道マニア?)で賑わっているようです。
この場所は商業施設となりましたが、昔の面影はそのままであり偉大なる歴史的遺構として残っていくことを切望したいと思います。
参考までに同商業施設のリンクを貼っておきます。
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