九九を覚えたご褒美
九九は小学校6年間で最大の難関?
誰でも小学校2年生になると「九九」を覚えなければいけませんね。
これって小学校6年間の中で一番大変なことではないかと思うんです。
1~9までの段、合計81通りもの計算を完璧に覚えなくては一生困るからですね。
2年生と言えば年齢では7歳か8歳、違う言い方をすると「歩けるようになって6~7年」、「喋れるようになって5~6年」しか経っていない人間に九九を覚えさせるというのは大変な事であり、でも「人間てやはりすごい!」と思ったりもします。
人によって苦手な段がありますよね?
恐らく7とか8の段、または9の段とかの人が多いのではと思います。
私が最初にやったのは1の段と5の段を同時だったと思います。
1の段は言わずと知れたことですが1の次に簡単なのは5の段だからですね。
子供に聞いても同じように習ったと言っていました。
さて覚えなくてはいけない児童本人も大変ですが、それ以上に先生の方が大変だと思います。
ある程度の年齢の人間ならばいざ知らず、九九以外も殆どお頭がまっさらに近い人間に99通りもの計算を覚えさせるのですから並大抵の事ではありません。
大昔から今に至るまで2年生の担任を持った先生は本当にご苦労されて来たのではと思います。
でも小学2年生が九九を学ぼうとする秘策とは・・・
九九を覚えさせるにはご褒美(?)
私が小学2年生の時はもう「ウン十年前」となりますが、いまだにはっきり覚えているのは「九九を全部覚えたくなる」ご褒美があったからでした。
全然大したものではないのですが、先生が手作りで色画用紙を短冊状に切ったカードを作ったのです。
大きさ的には短編が単語帳よりやや広く、長編が単語帳の1.5~2倍くらいだったでしょうか?
そのカードは九九の段ごとに色が違い、「○の段 合格」と書かれていて更に児童の名前が入ります。
九九の授業の最初の時間に9色のカードを見せて、「九九の1つの段覚えるごとにこのカードをあげます」と先生が言いました。
色画用紙を小さく切ったたわいないカードですが、9色並べて見せられるとそれはとても美しく、「ほ、欲しい!」と一瞬で思いましたね。
他のクラスメートも同じだったでしょう。
とにかく美しかったので全色そろえるために九九を一生懸命覚えました。
このカードをもらうには先生のところで一人一人該当する「段」を口頭で言って、その場で合格と言われればカードに名前を書いてもらい目の前でもらえました。
児童によっては休憩時間に職員室に押し掛けて九九を言っていた人もいました。
とにかくそのカードをもらいたくて皆必死だったんだと思います。
しかも先生からは「何が何でも2年生のうちに覚えないと一生困る」みたいなことも言われたかもしれません。記憶が曖昧ですが・・・。でも脅しとかの言い方では無かったはずですが。
さて何十年も時が経ち私も人様の親になることになりました。
子供の小学2年生の時と私の時とでは全く時代が違いますし、地域も大きく異なるのですが何と私の子供の世代、地域でも「九九のご褒美」があったのです!
(私の小学校は東京都内、子供の小学校は北海道です)
という事は私の時代、或いはもっと前から現在に至るまで全国各地で「九九のご褒美」があり続けているのでは?と思います。
その一部をお見せします。
カードではなくて段ごとに色が分かれた認定証とすべての段が覚えられたらもらえる賞状です。
「段ごとに色別」というのは私の時と同じでした。
(クリックで拡大します)
私の子供もこれらの賞状が欲しくて頑張ったのかな?とちょっと感無量です。
また当時、家のお風呂場とトイレに九九の一覧表を貼っていました。
これはどこのお宅でも同じみたいですね。
私の小学2年生の時代はあまりにも昔ですが、でも変わらずに全国で(恐らく)受け継がれているというのはとても嬉しいと共に感動でもあります。
頑張れ小学2年生!
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