初代西武山口線の保存車両撤去後の様子
初代西武山口線の保存車両撤去
関連記事: おとぎ電車(西武山口線)
上記関連記事もお読みいただきたいのですが、西武山口線(通称:おとぎ電車)に使用されていた初代車両が西武園ゆうえんち内(レストランポッポというところ)にSLと4両の客車が保存されていました。
これらの車両は西武山口線の初代車両でした。
SL: 元台湾糖業 527号(ドイツ コッペル製)
客車: 元井笠鉄道のダブルルーフ軽便鉄道用客車
かすかな記憶の中で見た覚えがあるのですが、これらの車両は2011年6月16日に撤去されてしまい以下の行先で静態保存されたそうです。
SL: 台湾 「財団法人陳中和慈善基金会」の高雄の博物館
客車: 2両は「成田ゆめ牧場」
残りの2両は栃木県・塩谷町の「風だより・風の高原鉄道」
凄いと思うのは、いずれの車両も西武園ゆうえんちのために作られた遊具的車両ではない、ということなのです。
ましてやドイツ製のSL、ダブルルーフの客車という部分では歴史的に貴重なものでありますので丁重に保存されるべき車両です。
↓保存されていた時の様子の写真です
(クリックで拡大します。)
引用元: とことこパンダのお散歩写真 様
http://87786290.at.webry.info/201106/article_10.html
↓別の客車の写真(クリックで拡大します。)
引用元: Green Blog クローバー (4号館) 様
http://blog.ap.teacup.com/ashiomania/202.html
↓SL搬出時のようす(クリックで拡大します。)
引用元: Green Blog クローバー (4号館) 様
http://blog.ap.teacup.com/ashiomania/202.html
いずれも解体廃棄でないのはとりあえず安心ではありますが、幼少の頃の思い出がどんどん消え去っていきます。
寂しいですが、譲渡先が見つからなければ恐らく廃棄処分の確率は高かったと思いますので由としましょう。
西武山口線保存車両撤去後の様子(2017年元旦現在)
【以下の写真は東京の友人が送ってくれました。この場を借りてお礼申し上げます。】
本年(2017年)元旦の保存車両撤去後の様子です。
線路は「ハローキティトレイン」のもので、新たに引いたもののようです。
車両保存時の写真からすると、保存車両はホームの反対側にあったようです。
「れすとらんぽっぽ」の看板だけが虚しく残っていますね。
ここに上述の車両が保存されていたという事を知っている人も段々といなくなってしまうのは悲しい限りです。
せめて本記事を読まれた方は心の片隅にでもとどめて頂ければ、と思います。
(全てクリックで拡大します。)
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