でっかい青春
でっかい青春(テレビ番組)は青春ドラマ創世記の名作
1967年(昭和42年)10月から1年間放送された「でっかい青春」という青春ドラマ番組がありました。
幼少の私はこの番組が大好きで夢中になって見ました。
↓オープニング
引用元: 昔のドラマのロケ地を探そう! 様
http://ameblo.jp/akotirin/theme-10030876319.html
その後青春ドラマは近年まで作り続けられて、今も学園物ではなくても青春を題材にしたドラマや映画はたくさんありますね。
「でっかい青春」は青春ドラマ創世記の名作で、1960年代の名作の魂が2017年現在も受け継がれているのだなとしみじみと思います。
でも「でっかい青春」は青春ドラマ第一作ではなくて、調べてみると1965年の「青春とはなんだ」(原作は何と石原慎太郎氏)から始まり、その次に1966年の「これが青春だ」、そして翌年の「でっかい青春」に繋がるんですね。
毎年新たな青春ドラマを作っていたということは如何に当時青春ドラマが支持されたかという事だと思います。
その後数多くの青春ドラマが続き、「飛び出せ青春」(主題歌は「青い三角定規」の「太陽がくれた季節」でした。)、「われら青春」などが作られて行きます。
その他にも「青春」という名の付くドラマがたくさん作られて間髪入れずに毎年放送されていましたね。
題名に「青春」は入らなくても「ゆうひが丘の総理大臣」や「俺は男だ」(主演と主題歌は現 千葉県知事の森田健作氏)、「俺たちの旅」などの名作が続きますね。
↓ひっくり返ったような声で「吉川君!」と毎回言っていましたね。
彼は千葉県知事ですよ(2017年1月現在)。アクアライン通行料を800円に値下げしてくれました。
引用元: 赤龍のアフィリエイトでどこまでやれるか 様
http://redsdragon1964.seesaa.net/article/433767026.html
「ゆうひが丘の総理大臣」の生徒役で実は私の中学校の同級生が出ていました。
一度だけでなくて準レギュラーでした。名前はあえて書きませんが、彼の父親は音楽関係の仕事をやっていて同級生本人も子供の頃から子供衣料やデパートの宣伝のモデルをやっていたのです。その後テレビに出た話は分かりませんが芸能界にまだ残っているかもしれません。
「俺たちの旅」は学園物ではありませんでしたが、まさに青春、若い時代の生き様を感じさせるドラマでした。
主演と主題歌は中村雅俊さんで、この主題歌は永遠の名作だと思います。
この番組にマスコット役として出ていた当時アイドル絶頂期だった岡田奈々さんはめちゃくちゃ可愛かったですね。
(私、彼女見たさに三浦海岸のイベントに行きました。はるか遠くから見ることが出来ましたが・・・。)
余談: 1970年代、京浜急行では夏になると「ミュージックトレイン号」という臨時列車を走らせていました。三浦海岸で行われるイベントに出演する歌手も一緒に乗り込んでファンと共に行くというイベント列車です。私は応募に落ちて乗れませんでしたが・・・。
でっかい青春 は幼少期の私も無我夢中!
小学校低学年の私もこの番組が大好きでした。
時期的には初代ウルトラマンの放送をやっていた頃です。もちろんウルトラマンも毎回必ず見ていました。
主役は今も現役バリバリの名優・竜雷太さんでした。カッコよかったですね。スポーツマン&熱血教師でした。
後に知ったのですがドラマの中での竜雷太さんは最初は市役所職員で、放送後半期に高校教師となったようです。
(ということは高校の教員試験を受けなおしているんですね。かなり勉強されたんでしょう。)
町の不良を集めてラグビーチームを作ったという設定だったんです。
今思うと本ドラマに限らず当時の青春物はかなり「クサかった」し、「主演者は本当に高校生の年代なの?何浪して入学したの?落第したの?」と思う部分が多かったです。
まあ今やっている各種ドラマなども10~20年以上経ってから見ると「くせえな! 見ていて恥ずかしいよ」と思うかもしれませんね。
↓当時の竜雷太さん 男前ですね。
引用元: テディ岡本のほろ酔いばなし 様
http://blogs.yahoo.co.jp/teddyhana456/49818102.html
でもですね、なぜ小学校低学年の私が夢中になったのか今考えてもよく分からないんですよ。
ただ感じたのは、
●竜雷太さんを始め、出演者のお兄さんがみんなカッコよかった。
当時は純粋無垢のガキんちょだったので「お姉さん」には興味なかった。「カッコよい」のだけに惹かれた。
●ラグビーで体をぶつけあうのがウルトラマンの戦いなどに通じるものがあったんだと思う。正義の味方みたいだった。
●このドラマを見ると高校生活というのはバラ色のように楽しいものに思えた。
→実際の私の高校生活もものすごく楽しかったです。でも「男子校」だったんですが・・・。
●主題歌が大好きだった(後述します)
などですかね。
当時の青春ドラマは近年の物に比べて「遠慮なし、本能むき出しの直球勝負」という感じでした。
あーだこーだ言わずに思ったことをストレートに言う、行動するだったのです。
勉強できるやつも不良も、体力だけが取り柄のやつも全て感情を遠慮なしにぶつけるんです。
今の時代には全く受け入れられませんが、当時はこれが良かったんですね。
きっとそういう潔い部分もガキんちょの私の心にも届いたのだと思います。
引用元: 布佐小中学校3536同窓会ブログ 様
http://blogs.yahoo.co.jp/fusacyuu3536/12519300.html
でっかい青春の主題歌は今も名作!
でっかい青春の主題歌は布施明さんが歌っていました。(曲名も同じ)
私は当時も今もこの歌が大好きです。なんとカラオケにもこの歌があるんですよ。
1960年代を彷彿させるエレキギターと乾いたドラムの音を伴奏のメインとし、布施明さんがハキハキとした気持ちの良い歌声で歌うのです。
当時の布施明さんは多分20代前半とかだったのでは?と思いますが当時から彼の歌声は素晴らしかったです。
ガキんちょの私も「なんと素晴らしい歌声!歌詞の歌なんだ」と感動しました。
もちろん布施明さんの歌唱力は今でも第一級です。
私が「男性歌手で歌が抜群にうまいと直ぐに思いつく人は?」と聞かれたら布施明さんを真っ先にあげます。
もちろん他にも素晴らしい声と歌唱力を持った方はたくさんいます。
でも彼の声は際限なく(?)伸びていく音域と強烈なパンチ力の声量、そしてどんな歌を歌ってもハキハキして聞いていて気持ち良いと思うのです。
もちろん後年の彼の歌や歌い方と「でっかい青春」の時とだと違いますが、やはり一貫したものがあります。
そして私が「おじさん」になったせいもあるでしょうが、今この歌を聞いたりカラオケで歌ったりするとストレートな表現の歌詞にちょっとホロリ、とすることもあるのです。恥ずかしいですが。
近年10代、20代の方々も今から30~50年も前の曲を気に入って毎日音楽プレーヤで聞いたりカラオケで歌ったりする方が増えているそうですが、出来れば「でっかい青春」を聞いてほしいな、歌ってほしいなと切に思います。
↓主題歌のレコードジャケット
引用元: 日本学園梅窓会 様
http://baisoukai.blogspot.jp/2013/05/ntv196768oa.html
先に述べたように「でっかい青春」は青春ドラマ第一号ではありません。
でも創世記を作った名作であったのは事実です。
当時毎年のように青春ドラマが乱発(悪い言い方ですが)されていたようですが、でも今に至るまで多くの方の心に響いた名作ぞろいだったのではないでしょうか?
私もその後も多くの青春ドラマを見て感動し好きになりました。
ガキんちょの私でさえ一生ものとして心に刻まれたのです。
人間は死ぬまで青春を追い続けるべきものなんだな、と感傷に浸りながら記事を書かせていただきました。
(男子校でも青春があったんだ! と。)
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初めまして〜
戸山交通公園について調べていましたら、こちらのサイトに 行き着きました
50代 半ばの主婦です。30過ぎまで 新宿に住んでいました。
竜雷太さんの青春シリーズ、懐かしいです
寺田農さんと岡田可愛さんの 掛け合いが好きでした
melelana さま
こんにちは。コメントありがとうございます。
もしかしたらmelelana さまは私とほぼ同級生、同じ学校の可能性もあるかもしれませんね。
戸山交通公園は今は全く変わってしまいましたが、休憩室のビルや周辺の雰囲気は昔のままです。
新宿という場所ながら昔から時が止まった感じもします。
本サイトには他に戸山中学校、新宿体育館の記事もございますのでぜひご覧くださいませ。
この度のご訪問に感謝申し上げます。
またお出で下さいませ。
毎日見ていますよ。
青春とはなんだ
これが青春だ。
ひひ様
こんにちは。メッセージありがとうございます。
この時代の青春ドラマは今思うとめちゃくちゃですが、でも「元気と希望」が溢れていましたね。
当時早く高校生になりたいと思いました。
またお越しくださいませ。
ありがとうございました。
また来てしまいました。
青春とはなんだは、30年近く前に深夜放送をしたのを
録画したのをたまに見ますよ。
特に最終回のこの日は永遠には
思い出深いシーンがあります。
青春マニアの私は貴方と同じく色々な本資料を集めましたよ。
これが青春だのスイカのシーンなど夏近くなると見たくなります。
では
又来ます。
ひひ様
こんにちは。コメントありがとうございます。
「青春とはなんだ」、ありましたね。
今思うと「だから何なんだ!」って感じですが。(笑)
一生で一番美しい季節、戻れなくてもテレビドラマで楽しめるのは良いですね。
今後はああいうドラマはもうやらないのでしょうか?
ご遠慮なく何度でも当サイトにお越しくださいませ。
皆様のご訪問とコメントが私の励みになります。
どうもありがとうございました。