お祭りと縁日の思ひで・・・
お祭りの思い出は一生消えず
誰でも多かれ少なかれお祭りと縁日の思い出というのはあると思います。
子供の時に経験するお祭りというのはなぜこんなに甘く切なく心に刻まれるのでしょうか?
子供の時はお祭りに行くというのは嬉しくて仕方ないほど高揚し、大人になってお祭りに行くと幼少期を思い出して切なく、胸に込み上げてくるものがあったりします。
幼少期のお祭りの思い出は永遠に消えない・・・
お祭りの楽しみは・・・
お祭りの楽しみは人によってそれぞれでしょうが、最大の楽しみはやはり夜店で買う食べ物、水風船、普通のお店では買えないおもちゃなどではないでしょうか?
盆踊りなどでは櫓の上、そして櫓を取り囲むように踊る浴衣を着た大人たち。
子供の時ってよほどの事がない限り櫓の上に乗ったり、踊る輪の中に入ったりはしないものですが(私は)、でもそれを見ているだけで「お祭りっていいなあ・・・」と思ったりしたもんです。
そして夜店のたこ焼き、焼きそば、リンゴ飴、綿菓子、チョコバナナなどを買ってもらい嬉しくて、そして美味しくて幸せの絶頂みたいな感じに舞い上がっていました。
夜店、屋台の食べ物って昔から今も殆どメニュー的には変わらないのに何故あんなにおいしいんでしょうかね?
その場で食べる雰囲気もありますが、持ち帰って家で食べても美味しいです。
さておもちゃの類ですが、一番印象に残っているのは従姉妹の家の近くで行われたお祭りで買ってもらった「吹き矢」でした。
吹く筒は太いストローみたいで多分何かの流用品だと思いますが、付属の矢は新聞紙を丸めて円錐状にしたもので夜店で買ったものにしてはずいぶん丁寧な作りに驚きました。
私はこの吹き矢が楽しくて仕方がなくしばらく取りつかれたように吹き矢で遊んでいました。
新聞紙の矢なので当たっても痛くなく安全ですが、何分新聞紙なので数回使えばすぐに矢がヘナヘナになってしまいます。
そこで自分で自作をしましたが筒に入れても引っかかったり、矢と筒の間の隙間が大きくて吹いても上手く飛ばなかったりと散々でした。
当時も今も思うと夜店のおもちゃと言えどもずいぶんと真面目に作ってあったのだな、と感心してしまいます。
他には金魚すくいもよくやりましたが、でも夜店の生き物って弱いんでしょうか?お祭りの度にあちこちに運ばれているからでしょうか?
家でちゃんと世話をしても短命に終わったことが多く、かわいそうなので途中から「生き物」の類には手を出さないようにしました。
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あと従姉妹がほおずきを買ったんです(口で拭いて音を鳴らすもの)。
私も親に「僕も欲しい!」と言って買ってもらったんですが、上手く鳴らすことが出来ず子供心にブチ切れて「2度と買うか!」という結果になってしまいました。
スーパーボールすくいもよくやりましたね。
一時期学校でスーパーボールが流行ったことがあったんです(お祭りとは別に)が、授業中もやっている奴がいてしかも最後部の席で遊んでも先生のいる教壇まで飛んで行ってしまう事があって怒られた友人が多かったですね。
お祭りで一番美味しかったものは・・・?
ずばりいうと「綿菓子」です。
今でもかな? 私の子供も綿菓子が大好きです。時代と男女問わず綿菓子ってみんな好きですね。
食べるのはもちろんですが、作っているのをじーっと眺めるのも好きでした。
高速回転している機械の真ん中の穴にザラメを入れるとあっという間に煙というか糸状になった綿菓子の元が出てくるのですから不思議でなりませんでした。
今では家庭で綿菓子を楽しめるおもちゃもありますね。子供用ですが実際に食べれるものを作れます。
我が家では買いませんでしたが、子供にはねだられました。まあ多分買っても2~3回で飽きるんでしょうけど。
綿菓子にはなんかロマンを感じます。大人になっても・・・。
お祭りは気持ちを優しくしてくれる
お祭りって盆踊りだろうが、神輿が出るものであろうが、雪まつりであろうが結局は「出店で食べ物を買う」がメインになると思います。
でもそれが楽しいし、特に子供の時は最大の目的だと思います。
私もそうやって思い出を作って来て我が子にも伝えてきたつもりです。
私の子供もお祭りで綿菓子やたこ焼きを嬉しそうに食べている姿を見ると自分の幼少期と被ってしまいます。
また他人のお子様を見ても同じように感じ胸が熱くなります。
普段の嫌な事を忘れてしばし幼少期に戻り、優しい気持ちにさせてくれるのがお祭りだと思うのです。
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