大好き!オジギソウ
誰でも魅了されるオジギソウ
子供の頃に育てた植物は何がありますか?
多分筆頭は「アサガオ」、その他は人それぞれで「ひまわり」、「オジギソウ」などがあるのではと思います。
これらは年代や地域によって異なりますが小学校低学年の定番だと思います。
私のようなおじさんはもちろん、私の子供たちもこれらの植物を育てることを経験してきました。
なかでも「オジギソウ」は一番魅了されました。やはり「葉っぱなのに動く」という点に付きます。
大人になった今でもオジギソウにはときめいてしまいます。
ついつい触ってしまうんですよね。
オジギソウは実に不思議な生き物
あえて「植物」ではなくて「生き物」と書いたのは食虫植物でもない限り「動く植物/葉っぱ」に出会う事はまずないからです。
もちろん他の草木、花も成長しているので低速度撮影カメラで撮影すれば「動いている」様子を見ることが出来ます。
でも指で触っただけですぐに反応する植物は殆どありません。だから子供にとって余計魅力的なんでしょう。
参考までにWikipediaの抜粋文を載せておきます。
分布
南アメリカ原産で、世界中に帰化している。日本では沖縄で帰化植物として野外で繁殖している。日本へは江戸時代後期にオランダ船によって持ち込まれたといわれている。
運動
・・・刺激によって小葉が先端から一対ずつ順番に閉じて、最後に葉全体がやや下向きに垂れ下がる。この一連の運動は、見る見るうちに数秒で行なわれる。この運動は特定の部位の細胞が膨圧(細胞の液胞中の水やその他の含有物によって細胞壁にかかる力)を失うことによって起こる。
・・・刺激されると、茎の特定部位が刺激されカリウムイオンを含む化学物質が放出される。カリウムイオンは液胞から水を排出させ、水は細胞外に拡散する。これによって細胞の圧が失われ収縮する。この異なる部位間での膨圧の差によって葉が閉じ、葉柄が収縮する。
なぜオジギソウがこの特性を進化させたのかは厳密には不明であるが、多くの科学者らはオジギソウがこの能力を捕食者からの防御として体を小さくするために使っていると考えている。
だそうです。
江戸時代にオランダ船から持ち込まれたものだったんですね。
動く仕組みが不思議でしたが、筋肉はないので細胞内の水の排出によって動くんですね。
とっても命の不思議を感じます。
私は野生のオジギソウを見たことがありません。でも似たような葉っぱは何度も見ていて小学校低学年の時にその似た葉っぱを何度もつついて「動かないかな・・・」と忍耐勝負をやったことがあります。
それを見ていた同級生は、「ば~か!オジギソウじゃないから動かないよ」と言うのですが、私はあまりにも葉っぱが似ていたのでその場を立ち去るのをためらった記憶があります。
あとオジギソウは可憐な花を咲かせるのです。↓
一見するとアザミみたいですが、結構小粒で品の良い花です。
でもミュージカルホラー映画【リトルショップ オブ ホラーズ】みたいな植物に育ったら恐いですけど。
(この映画は滅茶苦茶面白いですね。)
なんか本記事を書いていたらまたオジギソウを育ててみたくなりました。
不思議だけど愛おしさを感じさせる、それがオジギソウだと思います。
幼少期の思い出も詰まっていますし・・・。
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