高尾山は東京の遠足の定番
都民の庭の高尾山
東京西部にある標高599mの高尾山(たかおさん)は昔から今に至るまで多くの観光客が訪れ、特に近年は全国ネットのテレビや雑誌で紹介されるので全国から高尾山目当てに観光客がやってきます。年間登山客は260万人超で世界一の登山者数だそうです。
海外からのお客様も大変に多いようです。
なぜそんなに魅力的なのかというと、「大変に自然が豊富」、「東京都心から1時間程度と近い」、「交通機関/店などが充実している」などの理由が挙げられます。
「近さ」ですが新宿から京王線で高尾山口まで特急または準特急で50~60分(20分間隔運転)、そこからは徒歩でも良いですがケーブルカーに乗れば6分で山頂駅に着きます。
このケーブルカーは日本一急な勾配があることで有名で最急勾配はなんと608‰、角度にして31度18分というものすごいものです。
また高尾山口駅から歩いても山頂まで1~2時間(コースによる)程度できつい道はありませんので小学生でもハイキング感覚で登れます。
テレビで紹介される高尾山は近年急にブームが訪れた観光地として紹介されますが、これは完全に間違っています。
数十年も前から高尾山は都民の庭とも言え、別の言い方をすれば「家の近所の公園」という感覚なのです。
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出典元: Wikipedia
小学校の遠足は当然高尾山
交通至便で誰でも登れる、だから都内の小学校の遠足は自動的に高尾山となります。
私は都内の小学校でしたから記憶の範囲でも4回くらい行っています。(うち1回は両親と)
しかも1~2年生の時に行ってさらに5~6年生の時に行くとかも普通の事でした。
私は5年生の2学期に練馬から新宿に引っ越して転校しましたが、転校先でも高尾山に遠足に行っています。
今の都内の小学校でも高尾山に行くことでしょう。
つまり小学生の遠足の定番になるほど気楽に登れる山なのです。登山よりは普通のハイキングという感じですね。
私の2つの小学校、および他の学校の話を聞いても高尾山に遠足に行く場合は電車利用が多いようです。
京王線で新宿から乗り換えなしですからね。でも東京は鉄道での南北の移動が不便なので(中心部以外)そういう場所の学校はバスなんでしょうけど。
昔から高尾山の登山道などは大変に整備されていて危険個所はありません。
美しい木々や花、鳥のさえずり、時として出会える小動物など都心から1時間とは思えない素晴らしさです。
日帰りで気楽に大自然を堪能できます。でも近年テレビを始めとするマスコミで取り上げられすぎているので元々多い登山者がさらに増えて、ゴミなどで汚染されないか心配でもあります。
また高尾山は【明治の森高尾国定公園】ですので鳥獣や植物の採取は禁止です。もちろん火の使用もダメです。
紅葉シーズンはご覧の通りになります。
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↑出典元: Wikipedia
また日本一急勾配のケーブルカーですが、現在運行している車両は2008年12月23日から運行を開始した4代目ですが、私の時代はその一つ前の3代目となります。一つ前の世代といっても運行開始は1968年だそうですので随分と長いこと使われたのですね。
「あおば」と「もみじ」の名前が使われていて4代目も名称は継承されています。
以下に3代目と4代目の車両の写真を載せます。いずれも「あおば」号です。
3代目は1971年に私が撮影したもの(アルバムを映したので画質悪いです)、4代目の写真はWikipediaからのものです。
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3代目あおば
4代目あおば(現在運行中)
以下は1971年(昭和46年)に遠足で行った時の頂上での写真です。
山の写真も頂上付近から撮影していますが、どこの山なのかちょっとわかりません。
また弁当を食べている写真の中に私がいます。(秘密ですが)
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今は高尾山の頂上もストリートビューで見れるのですね。驚くと同時に「昔はこんなだったっけなぁ・・・?」とも思いました。
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