帰って来たヨッパライ(初めて買ったレコード)
初めて買ったレコードは・・・
お若い方だと初めて買ったCDになりますが、私の世代だとレコードとなります。
誰でも生まれて初めて買ったレコード/CDは一生忘れられないことでしょう。
私が初めて買ったレコード、正確に言うと親に買ってもらったのですがそれは、
ザ・フォーク・クルセダーズの帰って来たヨッパライ
でした。
曲名は知らなくても曲の一部を聞いたことがある人はとても多いのではと思います。
この曲は今でもテレビ番組などで一部のフレーズが使われることがあるのです。
発売は1967年12月25日、つまりクリスマスの日に酔っ払いの歌が発売されたのですね。多分この日を狙ったのでしょう。
今でいう音声をコンピュータで加工したような声で(当時はコンピュータは音楽には使われていなかったが)、「おらは〇んじまっただぁ~」というような歌詞で歌うのです。テープの早回しで声を変えていたようです。
(歌詞の詳細は本サイトでは載せません。引用元をはっきりさせても詳細歌詞をJASRACに無断で載せると著作権法/著作隣接権法に抵触するからです。皆さまもご注意くださいませ。)
画像引用元: 俺の人生 オーマイガー 様
http://ka2ren.ti-da.net/
全体はフォークギターのストロークとのんびりした感じのメロディの曲です。
なんか聞いていてほんわかしますが、「バカバカしすぎる!」という批判もあった曲でもあります。
確かに酒飲む→酔っぱらう→死んで天国に、というのは真に受ける人だと「けしからん!」と思う方も多い事でしょう。
でも当時は連日テレビやラジオでこの曲が流れていてほぼ全ての人々の耳に入っていたというのが事実なのです。
下らん歌ではありますが調べると、作詞は松山猛さんと北山修さん、作曲は加藤和彦さんです。
ご存知の方も多いと思いますが、北山修さんと加藤和彦さんはフォークの名曲「あの素晴しい愛をもう一度」を作り歌ったお二人です。
あまりにも耳にする曲で幼なかった私は母親にお願いして買ってもらいました。
確か外出時に西武池袋線の石神井公園駅近くのレコード屋さんだったと思います。
母親も耳タコ状態で良く知っていましたし快諾でしたが、夜父に「これを買ってもらった」というと物凄く怒ったのです。
「低俗すぎる、教育上よくない!」などと言っていました。
別に返品したり捨てられたりはしませんでしたが、父は大の歌謡曲嫌いなんです。
「歌謡曲はすべて低俗、聞いたら頭悪くなる。音楽と言えるのはクラシックのみ!」
という硬い人でしたから。
でもほぼ同時期に母が自分で買ってきた「黒猫のタンゴ」については怒りませんでした。
多分こちらは子供が歌っているので童謡と思っていたんでしょうね。
関連記事: 黒ネコのタンゴ(昭和の名曲)
さすがにもう私も「帰って来たヨッパライ」のレコードは持っていませんが、生まれて初めてのレコードがこれだったと思うと自分でもびっくりではありますね。
さて最後に「私が初めて買ったCD」をご紹介しましょう。
社会に出る直前か出た直後でしたが、この頃(1982~1984年頃)好きだった音楽はイージーリスニング、インストゥルメンタル、明るいアップテンポ系のジャズ(渡辺貞夫など)でしたが、友人から教えてもらったドイツのシンセサイザーグループの「クスコ」が大好きになったのです。
彼らはシンセサイザー奏者ですが、曲はイージーリスニング系でアジアチック、ラテン系の物が多く素晴らしく心に響く曲ばかりでした。
今でもテレビ番組のBGMによく利用されていますので聞いたことのある人も多いはずです。
YouTubeなどにアップされている曲もありますのでご興味があれば検索して聞いてみてください。
30年以上も前とは思えないほど斬新で今現在でもこれほど訴えて来る曲はあまりないと思います。
画像引用元: ヤフオク! 様
https://auctions.yahoo.co.jp/
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子どものころ、「でこはち」という機器で、よく車の中で聞いてました。
おかんは「子どもにはきかせられない」と言ってましたが
おとんにとっては、事故防止につながっていたのかも…
・・・酒もねぇちゃんもいいなら早く逝きたい気もはじめっち
はじめっち様
コメントありがとうございます。
「でこはち」という名称は知らないのですがもしかして「8トラックカセット」のことですかね?
コンパクトカセットが普及する前の曲ですから。
それにしても「のほほん」としたよき時代でしたね。