掃除の時は机を後ろに下げること!
学校の掃除は面倒くさい!
小学校~中学校または高校の掃除時間って面倒でしたよね。
授業で疲れてさっさと帰りたいのに掃除しなくてはいけないなんて・・・。
しかも「机と椅子を全部後ろに下げて行え!」ってそりゃ拷問みたいなものです。
これだけで掃除時間は一気に倍になります。
だから先生の目を盗んで椅子を下げないで掃除しようと友人と結束していました。
でも女子はその結束に入らない子が殆どで、「男子はズルしています」と先生に言いつけた女子もいて恨みましたね。
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泣きたくなる椅子を後ろに下げる掃除
全ての机と椅子を後ろに下げて掃除をすれば教室は綺麗になるに決まっています。
箒で掃いて、モップや雑巾で床を拭き、今度は全ての机と椅子を前に(黒板側)ずらして教室の後ろ半分に同様の掃除を行うわけですね。
でも時間がかかって嫌だったんです。たくさんありますからね。
大抵の場合、先生は職員室に戻っている時間なんですが、一部の先生は生徒がサボらないように見ていたり一緒に掃除をする先生もいました。
一緒に掃除やられたら文句も言えず無言で掃除するしかありませんでした。
(先生もこれを狙ったのかもしれませんが)
一旦職員室に戻ってから見回りに来る先生もいました。
細かい先生だと単に机と椅子をずらすだけでなく、以下のようにしろ!という先生もいて泣くどころか号泣したくなりましたね。
こんなこと↑全員が帰る前に自分でやればいいんだよ!と思います。
先生の一言で全員やるわけなんだから。
でも記憶の範囲では女子でこれらのやり方に反感を持つ人は殆どいませんでした。
もちろん男子とふざけていた女子はいましたが、大体黙々と掃除していた人ばかりでした。
だから男子は余計肩身が狭くなるんですが・・・。
机と椅子を下げて掃除すると新たな発見も!
机と椅子を移動させて掃除すれば綺麗になるのは当然ですが、でも新たな発見もありました。
●机と椅子の脚の後が床に残っている。
ずっとずらさないで掃除して来たのか?
●脚の底面にガムみたいなのがくっついていて、思わず「オエ!」となってしまうことも・・・。
●やけに重いと思ったら教科書とノートを持ち帰っておらず机の中がびっしりだった。
当然禁止事項。
でも本人にも言わず先生にも直接言いつけず、明日の帰りの反省会までとっておいて、
「昨日掃除の時に発見しましたが、〇〇君は教科書とノートを持って帰らず机の中に入れていました。いったいどうやって家で予習復習するのでしょうか?とっても悪い事だと思います!」
とクラス全員の前でさらし者にするんです。
今思うと「ごめんね・・」と心中でつぶやいてしまうのですが、やはり子供は残酷だなと。
なんか国会での与野党の攻防と同じですね。
(そういう自分も小学生の時は予習復習なんてやった記憶がないが)
これらのような発見をすると、嫌な掃除時間もちょっとだけ盛り上がるんですがでも面倒なことに変わりはありませんでした。
そういえば私のようなおっさんでも、既に世代的に家の掃除をするなんてありませんでしたね。
せいぜい年末の大掃除を親に言われてイヤイヤやるくらいでした。
低学年のクラスを掃除すると更にビックリ!
私の小学校の掃除のやり方はちょっと変わっていました。
毎日では無かったと思うんですが、学年とクラスは関係なく生徒をごちゃ混ぜにしてチームを作り掃除をするのです。
そのチームには6年生から選出された「班長」がいて皆を指示していました。
この掃除方法が評価されて確か東京都から掃除のモデル校に選ばれたんです。
他のクラスを掃除に行って特に1~2年生(時によりもっと高学年も)の教室はビックリすることが何度かありました。
■ 机の中に乾燥してパサパサになった食パンが何枚も入れてあった!
これはパンが嫌いな子、食べきれなかった分などを入れておいたのだと思います。
当時は先生にもよりますが給食を残すなどとんでもない、という今考えたら人権問題に発展しそうなことも多かったので、きっとその子は先生に怒られたり無理やり食べさせられるのが嫌で机に入れていたんだと思います。
でも教科書が入らないばかりか、いずれパンで狭い机の中は溢れてしまいます。
その際はコッソリ捨てていたか、ランドセルに入れて(多分袋に入れずそのまま)下校途中で鳩や虫に上げていたんだと思います。
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■何気なく机の下(座った時に太ももの上部が当たる部分)を触ったら「ベチャ」という感覚があり、半透明の粘液が手に付いた。
うわー!と叫びながらも冷静に見ると、「鼻水」・・・。
間違いなく男子の席だと思うが、学校が「毎日ハンカチとティッシュは持ってくること」という意味を再認識した。
この時他のメンバーからは大笑いされましたけどね。
■これもたまたま机の中を覗いた時に発見したのですが、どす黒い丸い物体を見つけ手で触らないように取り出してみると何と「消しゴムのカスで出来た団子」でした!
これは男子は誰でもやることですが(一部女子も)、でも直径が3㎝くらいはあったと思います。
この大きさにするには一体何日かかるのか?どのくらいの量のカスを使ったのか?と興味津々でしたが、その団子は思ったよりも固くて、きっと「匠の技」でガッチガチに固められたんだとちょっと感心しました。
その後コッソリ机の中に戻しておきました。
きっと彼にとっては宝物だと思うので。
低学年の教室、机はビックリが多かったですが、でも自分だって低学年の時は似たようなもんだったんですね。
今思い出すと懐かしい思い出がいっぱいですが、でも机と椅子を後ろに下げて、また前に出しては多分これから先の人生ではないと思うとホッとしてしまいます。
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