カーペンターズ
虜になった歌手・アーチストは誰にでもあるはず
老若男女問わず誰でも虜になり夢中で応援して聞きまくった歌手はいると思います。
もちろん歌手に限らず楽器演奏者、音楽以外の多くの芸術家も含めてです。
その中でも一番身近なのはやはり【特定の歌手のファン】になることでしょう。
昔でいえば美空ひばり、都はるみ、その後郷ひろみ、西城秀樹、ピンクレディー、そしてさらに時を経て近年ではAKB48 とかが代表格でしょうか?
私が最初に買った(買ってもらった)レコードは「帰ってきたヨッパライ」でしたが、それを歌っていた「ザ・フォーク・クルセダーズ」は特にファンではありませんでした。
(というか当時小学校1~2年生だったのでファンになるには幼すぎた)
私が幼少のころは歌番組が非常に多くまさに歌謡曲全盛時代でした。
だから歌謡曲やフォークソングに親しむ時間が多かったのです。
子供心に「心に染み入る良い曲だな・・・」なんて思った曲は星の数ほどありました。
そんな中、中学生のある日ある歌手の歌声に心を奪われてしまったのです。
カーペンターズは私にとってまさに天使の歌声
私が小学校6年生~中学2年生頃にかけては世は空前のラジカセブームでした。
時代的には1970年代前半~半ばとなります。
つまり音楽を聴き、録音して楽しむというのがとても身近になって行った時代です。
特によく聞いていたのは土曜日の午後1時から始まるFM東京(現、Tokyo FM)の番組でした。
この番組は確か何度か番組名が変わって行ったと記憶しますが、歌謡曲(今でいうJPop)と洋楽の両方のベスト10を発表して流すというものでした。
(一部の時代で「ダイヤトーン ポップスベスト10」という名称の時もあった(はず))
つまりその時点で最も流行っている曲をフルコーラス&高音質で聞いて録音も出来たのです。
その中で聴いた瞬間に私の心を捉えて未だに放さなくなった曲が、
【カーペンターズのシング(Sing)】
でした。
誰でも聞いたことがあると思います。
(リンク切れはご容赦ください。YouTubeにはたくさんアップされています)
初めて聴いた時に 「なんと美しい歌声、美しいメロディ」と心底感動しました。
そしてカーペンターズを知りたくて調べに調べて多くのレコードを買って連日狂ったように聞きまくっていたのです。
この↓お二人ですね。
画像引用元:Wikipedia
兄のリチャードカーペンターと妹のカレンカーペンターの兄妹デュオです。
当時は日本の歌謡曲はもちろん、海外のポップスも大流行の時代でしたが、海外の曲は女性ボーカルでも押しの強い感じの歌声が多かった気がします。(私だけ?)
例えばですが「ザ・スリーディグリーズ」とかですね。
でもカーペンターズ、つまりカレンカーペンターの歌声は非常に力強いにも関わらず、どこまでも澄んだ透明感のある声で生意気盛りの中坊の私をノックアウトさせてしまったのです!
当時澄んだ美しい歌声といえば「オリビア・ニュートン=ジョン」の「そよ風の誘惑」なんかもとっても素敵でしたが、私は絶対にカレンカーペンターの方が素晴らしい、と勝手に思っていました。
また兄のリチャードカーペンターの見事なピアノタッチ、そしてカレンを補佐するような男性の歌声にもしびれました。
聴きまくったカーペンターズの曲たち
シングから始まって個人的に好きだった(今もですが)曲をあえて挙げると以下の曲かな?と思っています。
(嫌いな曲はないんですが)
・トップ・オブ・ザ・ワールド
この曲もあまりにも有名ですね。聞いたことがない人はいないのでは?と思うほどです。
多くの方が歌っていますが、「これは聞きたくない!」というのが日本語に訳して日本人が歌っている同曲。
怒られるの覚悟で言いますが、全然よくありません。というかカーペンターズの曲を知っているからこそがっかりするという感じです。
・イエスタディ・ワンス・モア
カーペンターズを代表する一曲でもあります。
英語の歌詞がすべてわからなくても、しみじみとちょっと前の思い出に浸れる名曲です。
・ジャンバラヤ
底抜けに明るいアップテンポの曲でカーペンターズにとってはどちらかというと珍しい曲かもしれません。
なんか大勢でキャンプやパーティを楽しむ場面が目に浮かぶようです。
・スーパースター
しみじみと謡いながらも感情を爆発させるようなフォルテシモがやって来る一気に目が覚めるような曲だと思います。
・涙の乗車券
カレンの透き通る声を堪能出来る一曲です。
ストーリー性を感じさせる完成度の高い曲だと思います。
他にも好きな曲はたくさんあります。どれも捨てがたいです。
なおカレンがメインボーカルのほとんどを占めているので、「カーペンターズのボーカル=カレンカーペンター」と思う方も多いと思いますが、実は兄のリチャードカーペンターがメインボーカルを務める曲があります。
それは、「ドリシラペニー」です。
リチャードの低く力強い声と、ストロークの聞いたピアノ演奏がカーペンターズのイメージを変えるほどのインパクトがあります。
ぜひ聞いていただきたい1曲でもあります。
カーペンターズのその後
カーペンターズの曲の多くは実はオリジナルよりも他の歌手のカバーが多いんです。
でもオリジナルよりもヒットして、カーペンターズがオリジナルと思わせるほど世間に定着した曲ばかりというのも事実です。
私は未だに部屋や車の中でカーペンターズを聞いています。
でも行きたかった1974年に日本で行われたコンサートは残念ながら行きそびれてしまいました。
そして一番残念で悲しいことは1983年にカレンカーペンターが32歳の若さで亡くなったことでした。
大変大きな衝撃を感じました。あの歌声はもうレコードでしか聞けないのかと・・・。
そして何年だったか覚えていないのですが、カレンが亡くなってかなりの年数が経ったある日テレビで衝撃とも言える番組を見たのです。
それはアメリカからの放送か、来日時か忘れましたがリチャードがピアノを弾きながら大きなスクリーンに映し出されたカレンの歌声と合わせるというものでした。
これを見たとき多くのファンはきっと在りし日のカーペンターズを思い出して感無量だったかもしれませんが、私はそう思えなかったんです。
リチャードからすればカレンは最愛の妹、そして故人でもあります。
その「映像の妹」とツーショットで曲を奏でるというのは精神的なショックはないのか?と私はリチャードを心配しました。
単にテレビ局側が興味半分とは言いませんが、在りし日の二人を再現しようと善意からの企画だったかもしれませんが、私にはそうは思えず衝撃的でした。
もし自分の愛する家族が故人となり映像で一緒に曲を奏でたりなんて気持ち的に私は耐えられないと思います。
でも笑顔でやり抜いたリチャードの表情は満足感溢れるものでした。
きっと彼は「やってよかった」と思っているのでしょうね。
リチャードカーペンターは2018年1月現在で71歳、お子様は5人いらっしゃるそうですが現在も音楽活動を続けて幸せな日々を送られているようです。
私にとっては永遠に消えることのないスーパースターがカーペンターズなのです。
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はじめまして!
音楽大好きタルサと申します。
「ドリシラ・ペニー」の情報を探していてたどり着きました。私もカーペンターズが大好きです。中学生の頃、私の英語(発音)の先生はカレンでした。意味も解らずに必死に真似をして歌っていました。
音楽好きな私は、毎週月曜日に趣味で音楽番組をツイキャスというツールを使って生放送で配信していますが、次回の放送がデビュー50周年を迎えた『カーペンターズ』の特集なんです。その中でドリシラ・ペニーを掛けようと思い関連情報を探していた所でした。
月曜日の夜10時という時間帯ですが、宜しければ遊びにいらっしゃいませんか?過去の放送もアーカイブスに残してありますので宜しかったら是非!
https://twitcasting.tv/tulsa_time19/show/
お邪魔しました。
Tulsa Time@タルサ様
こんにちは。ご訪問とコメントありがとうございます。
本当にカーペンターズの歌声・歌唱力・演奏力・表現力、どれをとっても最高の歌手だと今も思います。
私にとって彼らを超える歌手は今でも他にいません。
さてツイキャスをおやりとのこと。
URL先をちょっと覗かせていただきました。
「え?プロ?」と思ったのですが・・・?
ツイキャスもまた見に行きます。
カーペンターズの特集がんばってください。
拝見したいと思っています。
そして今後も当サイトをよろしくお願いいたします。
中学の時ラジオで聴いた「小さな愛の願い」が初めて聴いたカーペンターズの曲だと思います。
今もyoutubeでたまに聴いてますが、探すのにちょっと苦労するのでカーペンターズではマイナーな曲なんだなと思います。
山本 さま
コメントありがとうございます。
「小さな愛の願い」は題名が出て来ません。
曲は多分聞いているはずですが・・・。
申し訳ありません。
記事中でもしつこいくらいに書いていますが今も以てしても私にとってカーペンターズを超える歌手はいませんし、今後も出ないと思います。
カーペンターズの名前、そして二人の顔を知らない若い世代も曲は必ず聞いたことがあるはずだからです。
これ以上のデュオ、そして素晴らしい歌声と曲はあり得ないと私個人的には思っています。
明るい曲、暗めの曲全てが美しい。
英語で歌詞は全てわからなくても本当に心に染みる曲は歌詞を通り越して直接心に響いてきます。
これからも私はカーペンターズを聞き続けます。
なおカラオケに行ってカーペンターズを検索すると唯一「トップオブザワールド」のみ二人の実写の映像を見ることが出来ます。