幼少期の悪夢
恐い夢ばかり見る!
恐い夢をよく見ると言う人は老若男女問わずいると思います。
でもほぼ多くの子供に共通して【幼少期に恐い夢を連続で見る】ということがあるようです。
幼少期と言うのは個人差がありますが幼稚園(保育園)~小1くらいまでが多いようです。
このくらいの年齢のときは「お化けが恐い」なんて思っている年齢ですから、恐くて泣きたくなるような夢を連日連夜見せられたらたまったもんではありません。
でも私も小1の頃に悪夢に悩まされた時期がありました。
私が見た悪夢
私は小学校1年生の時に毎晩(ではないかも?)悪夢でうなされて大泣きし、夜中に両親を起こしていました。
どういう夢かと言うと、
「全体は白黒で2つの巨大な渦がグルグルと回っている」
というものでした。
見たくないと思ってもしょっちゅうこの夢を見て、夢の中で「ああ、またか」と思いつつとにかく恐くて泣きながら目が覚めます。
親は「どうした?大丈夫か?」と声をかけてくれますが、私は泣きながらひたすら「グルグル回る夢、恐い」と叫んだのです。
とにかくその夢の恐怖は今でも鮮明に覚えています。
ただ白黒の渦が回っているだけなのに恐くて恐くてたまらなかったのです。
このような夢を見た理由は大人になってから思ったのですが、私の場合は以下の2つが理由と思います。
●幼稚園の時に始まった円谷プロの名作「ウルトラQ」のオープニングが白黒の渦がゆっくり回ると「ウルトラQ」という文字に変わった。
●台風の形を知ったのは幼稚園頃だと思うが、「台風は大きな渦巻きで、中心には目がある」とテレビか本かで知ったのですが、渦はともかく「中心に目がある」と言うのが恐くて震え上がったのです。
だって日本がすっぽり入ってしまうほどの巨大な渦の真ん中に目があって、しかも一つ目だなんて・・・。
その目が空の上から私たちを見ているんです! なんて恐ろしいお化けなんだ!と思ったものです。
参考記事: 恐怖のウルトラQ
小さい子供はなぜ悪夢を見るのか?
20歳過ぎて幼少期の殆どの子供が悪夢を見るものだと知りました。
それまでは私だけだったのかな?と思っていたのです。
調べてみるとはっきりと分かっていない部分も多いようですが、理由の一つに「小さい子供はレム睡眠の時間が多い」ということがあるそうです。
レム睡眠とは「脳の眠りが浅く、活発に動いている状態」です。
この時、脳は昼間の記憶の整理などに追われており、夢を見るのもこのレム睡眠の時が多いと言われています。
特に小さな子供では脳の発達時期であり、脳がより活発に活動しているそうです。
(レムとはREMと書くのですが、これは「Rapid Eye Movement」の略でこの睡眠時は眼球が素早く動いているのでこの名前があります。)
また小さな子供は昼間知った恐怖(テレビ番組、本、その他)を本当に我が身に降りかかる恐怖と捕らえてしまうことが多く(これも脳の未熟さ故)、これが悪夢となって現れることもあるようです。
これらの悪夢を見る理由に当てはめても私の「グルグル回る夢」は「ウルトラQ」と「台風の目」であることは間違いなさそうです。
いつごろまで見ていたかははっきり覚えていませんが、小2に上がる前には見なくなっていたと思います。
なお我が子は上の子は何も言いませんし、聞いても「見たような気がする」で会話が終わってしまいましたが、下の子は自分から「最近恐い夢ばかり見る」と言っていた時期がありました。
でも下の子もいつの間にか悪夢を見たとは言わなくなりました。
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