小学校の男子トイレ・・・
小学校のトイレ事情
人がもっとも短期間で成長し、かつ膨大な思い出を作るのはやはり小学校時代ではと思います。
さまざまな思い出を作るにせよ、特に給食とトイレに関する思い出は男女問わず印象深く残っているのではないでしょうか?
(私の勝手な意見です)
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そんな多くの思い出を与えてくれた(?)小学校のトイレも近年大きく変わりつつあります。
小学校のトイレは急速に進化を加速中
現在全国各地の小学校では(中学校もですが)トイレの刷新工事が行われているようです。
もちろん大変にお金がかかりますので地域や学校規模、その他の事情により進捗には大きな差があると思いますし、当面改修予定がない学校もあることでしょう。
老朽化して機能面、衛生面からの刷新工事は当然ですが、大きな部分はやはり「洋式トイレ化」にあるのです。
今や古い住居でもトイレは洋式に交換するご家庭が増えていますし(それどころかウォシュレットの普及が目覚しい)、民間アパートだって和式トイレなんてよほど古くて賃料が安いのがウリの物件以外考えられないと思います。
つまり子供たちは家で洋式トイレは当たり前、外に出てどんなお店に行っても洋式トイレという環境で育っているのです。
今の時代に子供たちが遭遇する和式トイレは工事前の学校、公園のトイレ(観光客/利用客の多い場所は除く)、一部の駅のトイレくらいしかないのです。
だから学びの場所である小学校が洋式化を推進するのは至極当然のことですし、体への負担面からも洋式の方が良いのです。
学校のトイレが和式のところに入学したばかりの1年生は、トイレの使い方がわからず床に座ってしまったとか笑えるようで笑えない本当の話しが溢れているようです。
もちろんたまたま入ったトイレが和式だったお店、駅とかでも同様です。
また学校でもお店でも「一部が和式」というところもあると思いますが、こういうところも改修工事の時には「すべて洋式」に変更する工事が積極的に行われているようです。当然といえば当然ですね。
男子トイレの利用の問題
大昔から特に小学校の男子トイレの利用に関して今も変わらぬ大きな社会問題があります。
「たかだか小学校のトイレでそんな大げさな・・・」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、無視出来ない大きなことなのです。
(本記事には「おふざけ」、「あえて笑いを狙う」という意図は皆無ですので、これらを前提に読み進めて下さい。)
それは「男子が学校のトイレの個室を利用すると必ず友人からからかわれる。」ということです。
これを聞いて「なんだ、たかだか子供同士のからかい、おふざけじゃないか」と思う人もいるとは思いますが、現実は悲惨なのです。
つまり、
●「学校のトイレで大をした。」とからかわれて、本人が嫌がるようなあだ名をつけて女子の前でもからかう。
(これが原因で不登校になる子供もいる。私も言われたことがある。)
●からかわれたり、そうされた友人を見てトイレの個室に行くのが恐くなり、お腹が痛くても我慢してしまい体調を壊してしまう。
ということが相当数起きているのです。
つまり「和式/洋式」とはまったく別問題です。
子供は個人差はあるといっても極めて純粋ですので、その純粋さが優しさだけでなく、時として人を思い切り傷つけるほどストーレートな言い方をします。
だからこそ学校側は防ぎたくても防ぎようがない、と頭を抱えるのです。
究極の男子トイレの改革方
そんな男子トイレの問題を根底から解決しようとする学校が現れて来ているそうです。
全国的にはまだごくわずかでしょうが、今後全国の学校に波及する可能性がある対策方法です。
それは、
男子トイレもすべて個室のみとする。
ということです。
こうすれば用を足すのが大だろうと小だろうと個室に入らなければなりませんし、入ってしまえば誰が入っているのか分からないのでプライベートも守れるというものです。
もっとも今まであった小便器をいきなり取り払うというわけにもいかないので、改修工事の時を狙ってやるのですが、とてもよいアイディアだと思いますね。
もちろんこれですべての問題が解決するわけでもないだろうし、想定していなかった新たな問題が発覚するかもしれません。
でもこれでかなり問題解決に向けて前進するのではないでしょうか?
↓学校のトイレからこの風景が見れなくなる??
結局小学校の男子トイレって・・・
排泄という自然現象に老若男女なんて関係ありませんが、違う言い方をすれば男子小学生は唯一トイレの独特の問題を抱えていると言えるかも知れません。
確かに学校のトイレで大をするのは恥ずかしい、男子トイレの場合は個室に入るかどうかで他人の排泄のことまで分かってしまうのですから。
でもお腹が痛い、我慢の限界が近ければクラスにいじめっ子がいても、恥ずかしいなんて言ってられませんよね。
小便器を設置しない(撤去)が浸透するにはまだかなりの時間がかかることでしょうから、やはり小学校入学時から先生方は「決して恥ずかしいことではないんだよ。我慢するのは体に良くないんだよ」としっかり教えるべきなのでしょう。
これは「家庭でも教えるべき」という考えもありますし、私も賛成です。
でもメインはやはり学校が教えるべきだと思うのです。
理由は家庭で教えても、家庭には常にクラスメートがいるわけではないので、どうしても学校とは距離があるのです。
(この距離というのは人間の心理的な距離のことです。)
私の子供たちはとっくに小学校を卒業してしまいましたし、在学中に本記事で取り上げたような問題があったかどうかは分かりません。
でも町を歩く子供たちにも学校のトイレで嫌な思い、悲しい思いをして欲しくないというのは人様の親として他人の子供に対しても同じ感情を抱くのです。
ところで中学3年生ころ~高校生とかになれば男子が個室に入っても、そんなに回りはギャーギャー言わなくなりますが、なぜ幼稚園/保育園時代はこういうことが問題にならなかったんだろう?とちょっと不思議にさえ思えます。
どこでも幼稚園/保育園のトイレの個室は先生がすぐに安全確認出来るように、完全密閉されたドアではないですし、大人の体格から見ると個室内が丸見えというところも多いですね。
となると年齢が非常に低いのと同時に、「個室を使うのはごく普通のこと」と子供たちは感じるからなのかもしれません。
もっともこれを小学校のトイレに取り入れるわけにはいきませんが。
私としては赤の他人の子供であっても健全にトイレを使っていって欲しい、トイレを利用する人には「お互い様」ということで思いやりを持って欲しいと子育ての経験から切に思います。
↓あなたはお腹が痛くても個室への入室を躊躇い拒みますか?
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>男子が学校のトイレの個室を利用すると必ず友人からからかわれる
確かにありましたね。学校でクソしようものなら「ウンコ人間」呼ばわりされましたし・・・その影響で、我慢しすぎて授業中の教室を2度「ガス室」(『黄色い匂い』を充満させてしまった・・・つまりクソを漏らしたのでした)にしてしまい、椅子ごとトイレに引きずられて行った友人(現在、某「建物を託す会社」の経営陣の一人です・・・)がいました。
キュア梅盛さま
こんにちは。コメントありがとうございます。
小学校の男子は誰でも時代を問わず必ず通る道(?)ですね。
時代が流れてもこのことだけはずっと普遍だったので近年男子トイレも全個室化や、学校で大をするのは恥ずかしくないのだよ、という教育をすることになったのですね。
でも時代を問わず共通だからこそ忘れられないのですね。
ご友人のお話ですが、やはり将来の職業と子供のころのエピソードってある程度関係あるのでしょうかね?
このたびのご訪問感謝いたします。
またおいでくださいね。