高校の売店
高校の売店は忘れられない名脇役
学校の売店って校内での存在は地味だし、食堂がある学校だと食堂に比べて存在感は負けている、だけど卒業後も絶対に忘れられない重要な施設であったと誰もが思うのではないでしょうか?
この記事では便宜上「高校の売店」と書いていますが、中学校でも簡易な売店を設置している学校もありますので、本記事の売店とはすべての学校にあった売店と読み替えて頂ければと思います。
学校の売店って学校によっては購買部とかいうところもありますね。実は私の高校は購買部と言っていました。
まあ生徒は「売店行ってくる」という言い方をしていたんですが。
売店で何買った?
売店で売っているものは学校の規模にほぼ比例しますし、また立地条件にもよると思います。
例えば駅から学校までの間にコンビニが何件もある、朝から安い弁当などを売っている店があるなどだと当然学校の売店で売る品数は少なくなります。
これは食堂(学食)の有無やメニューでも同じことが言えます。
どんな学校でも一番買うものはやはり弁当、パン、ジュース(お茶も)などの食べ物系ですよね。
それらに続くのがシャープペンシルの芯、消しゴム、ノート、その他学校指定のものなどが続くことでしょう。
規模がある程度大きい学校だとコンビニそのものが入ることもある。
私の高校時代はコンビニはなかったし、売店の規模も小さかったです。
私が一番買い求めたものはジュース類やちょっとした文房具、たまにパンとかでした。
パンもたまにしか買いませんでした。理由は家から弁当を持って来ていたからです。
また売店ではパン類は数種類売っていましたが普通の弁当は売っていなかったです。
理由は判りません。また生徒数は当時そこそこ多かったのですが食堂はありませんでした。
あと文房具以外で不定期だけど年に何回も買ったものとして「制服のカラー」を買いました。
「え?何それ?」と本記事をお読みの殆どの方は思われるでしょうが、当時私の高校の制服はいわゆる学ランで、首の部分の形状をしっかりと保つために襟の内側にカラーというプラスチック板が入っていたのです。
でもカラーは気を付けていても割れたりヒビが入るんですね。
割れ方によっては首がチクチクして痛いんです。だからカラーを買い替えるのです。
分かりにくいと思いますので学ランをご存知ない方はこちらの記事をお読み頂ければ、と思います。
私の高校の売店のちょっとしたお話し
私の高校の売店は規模は小さかったのですが、所狭しといろんなものを売っていました。
既に書いたように食べ物はパンをたまに買う程度だったのですが、よく買ったパンは「焼きそばパン」、「サンドイッチ」、「サンドイッチ弁当」でした。
焼きそばパンって昔から今に至るまでガッツリ系の代表みたいなパンですよね。
食べ応えがあるし美味いし、腹ペコ男子高校生には欠かせない存在です。
私の高校は男子校でしたし、スポーツが強い学校だったので(実は今も)ガッツリ系のパンほどよく売れていたようです。
(余談ですが、最近は焼きそばだけでなくて、スパゲッティナポリタンや汁なし担々麺を挟んだパンまでありますね。)
そのほかではサンドイッチも買いましたが私の高校では当時2種類のサンドイッチを売っていたのです。
・サンドイッチ: 三角形または長方形のサンドイッチで具が異なる3つが入ったもの。
・サンドイッチ弁当:四角いサンドイッチが一口サイズに切ってあり、これが10個くらい入っていた。
サンドイッチ弁当のイメージ↓
該当する写真が無かったのですが以下のような形で一口サイズに切ってありました。
周りを見ていると弁当を持って来なかった人(日)はサンドイッチ弁当を、持ってきた弁当だけでは足りない人は普通のサンドイッチを買っていたようです。これは私も同様でした。
校外のイベントにもついてきた購買部
先述したように私の高校では正式名は購買部でした。
そして校外でのイベントにもワゴン車に弁当、ジュースをたくさん乗せて売りに来ていました。
高校は東京都心の学校だったので校庭は駐車場のように狭く、体育祭(運動会)は学校から離れた場所の別のグランドに行ってやっていたのです。
その際にも購買部の車は来てくれてありがたかったです。
でもいつも「え?」と思っていたのが、体育祭の司会進行役の先生がスピーカーで「本日の体育祭には購買部がご厚意で来て下さっています。」と言っていました。
「何?ご厚意って?同じ学校の職員なのに」と思っていました。
仮に今の時代のように学校にコンビニが入っていても「コンビニの〇〇マートさんがご厚意で」なんて言わないですよね?
実に不思議なアナウンスでした。私立高校だとこういう感覚なのか?あるいはその先生の口癖なのかは判りませんが今思っても「変だな・・・」と思います。
学校の売店は青春の思い出に欠かせない・・・
売店の規模は様々あれどやはり学生時代の一つの思い出として欠かすことが出来ないと思います。
値段をまけてくれる事はないし、愛想もよくなかったけれど短い休憩時間で一生懸命売ってくれた売店のおじさん、おばさんには今でも感謝です。
私の年齢からするともしかしたらご存命ではないかもしれないし、お年を召してもお元気でお過ごしかもしれません。
今思うと学校の売店って青春に花を添えてくれたんだな、とつくづく思います。
皆さんはいかがですか?
人によっては「学校に売店は無かったけれど、登下校の途中に寄ったお店によく世話になった」とかかもしれません。
そうであっても同じ青春の一ページですね。
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こんばんはー。
ウチの高校も学食なしで「購買部」でした。なんか校舎から階段数段下りた半地下風なところにありましたねー。品ぞろえは似たような感じかなー文房具、パン、牛乳(三角のパックのやつですたw)、そうそう学ランのカラーも置いてありました。後何故かドラえもんのミニカップ麵売ってました(笑)
今は病院もそうですけどそこそこの規模の学校ならコンビニなんですかねー大学入って生協に感動したのに(笑)
左馬之助さま
こんにちは、お久しぶりです。
高校の売店って規模は小さくても何かウキウキしませんでした?
中学校までは学校内に売店なんて考えられなかったですから学校でパンやジュース買えるなんて入学時は凄く感動しました。
今や様々な学校だけでなく、企業内の売店、病院もコンビニに変わって来ていますね。
その方が運用コストが安いのでしょう。
でも個人的にはあか抜けなくても「この学校だけの売店」という方が好きです。
自分の母校は購買部と書店、そして食堂(但し、週の半分は女子部が使うので6日間は行けませんでしたね)がありました。その購買部の書店でよりによって「レモンピープル」というロリ系エロ漫画を購読していた同級生(現在、土建屋の社長)がいました(でも、担任は笑って見逃していた)。
キュア梅盛様
こんにちは。コメントありがとうございます。
書店まであったとはすごいですね。
食堂は「週の半分は女子部が使う・・」とのことですが、食堂のキャパが少ないからこうなのか、あるいは女子部という言葉からして男女別学だったのでしょうか?
私の高校は男子校で最寄り駅もうちの高校しかなかったので共学がうらやましくて仕方なかったですが、別学の学校は行きたいと思いませんでした。
同じ敷地内で別校舎に女子がいる、そして交流は絶対禁止なんて生き地獄ですね。
でも今は全国的に男女別なんて言ってられなくなるほど少子化が進んでドンドン共学化しています。
私の母校も今や共学です。
あー、この年になっても共学がうらやましい・・・
「購買部」懐かしい名称ですね。
私が通った高校には食堂があったので校内売店はありませんでしたが、中学校に「購買部」があり、入学した時、小学校にはなかった施設の存在に「大人の学校だなぁ」と感動したことを覚えています。
といっても、L型の校舎の角部にあったキオスクみたいな小さな売店で、オープン時間もわずかでした。
昼時には、売店前の廊下にパンのケースが積まれて、母が弁当を作ってくれなかった日には菓子パンを買いました。
余談ですが、母からは菓子パン2個分の金をもらって登校しましたが、実際に買ったのは1個だけ。余った金を貯めて、当時、夢中になっていた鉄道模型の購入資金の一部に充てていました。身を削ってまでの小遣い補てん作戦でした。
浜のヨースケ様
こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに中高くらいの学校で売店があるとすごく嬉しくて、上の学校に行ったという感じになりますね。
規模が小さくても売っているものが少なくても学校の売店は特別なものだと思います。
会社の売店とはまるで感覚が違います。
それは思春期だからとかもあるかもしれませんね。