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子どものおねだりの方法

だれでもおねだりの経験はある

 

・あなたが幼少期に親に買ってもらいたいものをねだった時。

・あなたの子どもが「これ買って!」とあなたに言う時。

これらの両方または何れかは全ての人がご経験されているはずです。

誰でも経験し、極めてたわいない子どもと大人の会話。

しかし実に奥が深く、子どものしたたかさ、賢さが発揮される時でもあるのです。

幼少の子どもの驚く賢さ

子どもはどんなに小さくても会話ができる年齢になれば(例として2歳~2歳超)「物を(おもちゃ)買うにはお金というものが必要」、「自分は子どもなのでお金を全く持っていない」、「お金は親が持っている」ということをきちんと理解しています。

また個人差はありますが、子供は会話の初歩が出来るころつまり2歳くらいから「性差」が出て来ます。

 

男の子は自然と電車、車、飛行機に興味が出て来てそれらのおもちゃを欲しがりビデオを見たいと言い出します。

女の子は殆どの子がお人形やぬいぐるみが欲しくて、買い与えると自分が「ママ」になって人形の世話をしたりちょっとしたタオルなどでそこらじゅうを「ああ忙しい、忙しい」と言いながらお母さんが家の大掃除をするような事をします。

これらのことは男女ともに教えなくても自然に芽生えて会話が怪しい年齢でもどんどん興味を抱くようになります。

実に摩訶不思議な人類の謎です。きっとDNAにでも組み込まれているのでしょうが、これらの解明はもしかしたら永遠に謎かもしれません。

子どもの能力は親が驚くほど物凄いものがあり、親が「教えなきゃ」と思っていたことを自分でどんどん覚えていき、ひらがなやカタカナ全部かけない時から自分の名前の漢字がいつの間にか書けるようになっていたりもします。

自分で学ぶ、生きていくという秘められた子どものパワーは感心以外の何物でもありません。

 

当方の余談で恐縮ですが子どもが小学校4~5年生の時にこんなことがありました。
ある日子どもが人間として、倫理面として非常にまともな事を言ったのです。
内容ははっきり覚えていないのですが大人でも学ばなくては、と思う程道徳的にまともな話しでした。

それを聞いた私はあまりのまともさに驚いて、

「立派な事を言うね。えらい!えらい!さすが人類、ホモサピエンスだ!高度な知能を持っているね!」

なんてからかい半分言ったのです。
そうしたら子どもは照れるどころか猛烈に怒り出しました。「当たり前だ!人間なんだぞ!」と。

私はすみません、と言いましたが改めて子ども、そして人間の知能のパワーに感心したのです。



欲しい物をどうやっておねだりした?

あなたが幼少期の事を思い出してみましょう。
「そんな昔の事覚えていないよ!」という方が殆どでしょうが、世間一般的な事を上げれば殆どの子どもに当てはまると思います。
そしてこれらの事はあなたが親になった時でもほぼ不変と言える方法が殆どなのです。

甘えた声、態度で「ねえ買って、これどうしても欲しいんだ。いい子にするから」というのが男女ともに世代を超えた王道だと思います。

この場合はあまり強引に強くは言わず甘えてそれとなく親を誘導して行くやり方です。
高価なものやおねだりの頻度が高くなければ成功率は高いと言えます。よほど厳しい親でなければたいていメロメロで堕とすことが出来るはずです。(私の子どもの常套手段でもありました。)

必要性を訴える。
単なるおもちゃの場合は通用しないのですが、子どもにとって(実は大人もですが)おもちゃやお菓子以外でほしくなるものとして「文房具」があります。
例えば筆箱、ノート、筆記具が中心ですが、ノートも例えば算数や国語用でもキャラクターの入ったものもありますし、筆箱もしかりです。

筆箱は女の子はキラキラしたかわいい物、男の子だとキャラクターが付いていなくてもメカっぽいものに惹かれたりします。

これらは必要性を前面に出せば親を落とすことは比較的簡単です。
子どもってたとえ小学校低学年でも「必要性を訴える」と同時に「どうしてもこれが欲しかったんだ。XX君も持っているしTVでも宣伝しているし」というもう一つの考えを同時に持ち合わせて親と交渉する能力があるのです。

これって実は大変にレベルの高い高度な能力であり、まさに神がホモサピエンスに与えた恩恵とも言えるのです。
親はそんなことも知らずに簡単に堕とされてしまうのですが。

 

本当に必要なんだよ!下心で欲しいなんて言っていないよ!

王道である「いい子にするから」、「勉強や宿題ちゃんとやるから」。
このうち「いい子にするから」は先述1つ目の方法と重複しているようですが、あえてまた取り上げたのは後半の「勉強や宿題ちゃんとやるから」とワンセットであり、かつどちらかというと高学年で使う必殺技だからです。

小学生も個人差は大きいとは言え4年生後半くらいになると急に大人びたしっかりとした意見考えを持つようになります。
事実4年生2学期くらいから学校の授業のレベルがぐんと上がり、親が宿題や勉強を見てあげる時も「え?4年生ってこんなに難しかったっけ?」と思うことが増えて来ます。

但しこの方法は前回欲しくて買ってもらった日から日にちがあまり経っていない時、親から見て必要性が薄い、或いは誕生日やXマスでもないのに高価だなと感じるものの時にはほとんど通用しません。

高度な知力を生かして親を説得させる説明をしたり「勉強きちんとするから」なんて言ったところで勉強や宿題をきちんとするのは当たり前のことであり、物を買ってもらったから勉強をする事ではないのです。

だからこの方法は知力を生かしても達成するにはハードルが高いと言えます。

ましてや「前回のテスト成績悪かっただろ」とか言われたらその一言で子どもは撃沈ですね。

たまにはいいでしょう?
これを使うのは多くの場合お菓子やアイスなど食べ物系ではないかと思われます。
たまには、というのは言い方を変えると「買う必要がない」という事になるからです。

食べ物がなくて飢えているわけでなければ「たまにはこのお菓子やアイスが食べたい。」という気持ちになるのは自然な事であり大人も同様です。

でもこれもハードルが高いと言えます。
多くの家庭では子どもが望むものではなくても、それなりのお菓子、おやつを与えているはずですし、親から言わせれば「お菓子ばかり食べてご飯食べなくなっては困る。」、「甘い物ばかり口にして虫歯が心配」ということがありますね。

だから「たまには」というのは本当に「たまには」の頻度でなければ効果はありません。

でも本当に「たまには」であっても親から見ると「またこいつ同じこと言っている」になっちゃうんですよね。

 

欲しい、本当に欲しいんだよ!!!





欲しいものを確実に手に入れやすい必殺技!

いくつかの事例をあげましたが、いくら子どもがかわいくても言うとおりに買い与えていたら親として財布がもちませんし、言われたとおりに買い与えるというのは子どもの教育にとっても良い事ではありません。

子どもも高学年になればその辺もしっかりわかってきます。

しかし欲しいものは欲しい、これは年齢関係ありませんよね。

欲しいものをほぼ確実にGET出来る方法が実はあるのです。

それはジジババに買ってもらうという事です。

でもこれもハードルは高いのです。
何処のジジババも孫には甘々ではありますが、近所にジジババが住んでいない場合が多く、また両親いずれのジジババも既に逝去されたなどのご家庭も多々あるからです。

そこまで細かく言い出したらキリがありませんので、本記事では一般論を述べます。

私にはまだ孫はおりませんが、自分のジジババや親戚などを見回してもジジババは無条件に孫に甘いというのは当たっているようです。

私の友人のお父様も「孫が出来た。無条件にかわいい。これ以上の愛おしい存在はこの世にいない。なんでも買ってやりたい、親の目を盗んでも」とニコニコしながら話していました。

私も「そうなんだろうな・・・」としみじみ思ったのです。

私はまだ孫がいないとは言え、子どもがおりますので私や妻の両親から見た私の子どもへの愛情は非常に理解出来ます。

ドラマのように本当に「親の目を盗んで」子ども(孫)が欲するものを簡単に買い与えてしまうんです。

私の父は結構厳しいというか厳格な部分があったのですが、孫にはデレデレで「自分の父親ってこういう人だったっけ?」と思う程でした。

 

ジジババが健在でもかなり遠くに住んでおられることも多いでしょうが、夏休みや正月休みなど訪問する機会がある時(或いはジジババがやって来る時)などは子どもにとっては絶好の機会なのです。

ジジババは基本的に孫の教育には無責任で「かわいい、かわいい」というだけが殆どなので何でも買ってくれる可能性が非常に高くなります。

子ども(孫)も幼少、或いは赤ん坊の時からそれらを経験して肌に染みついていますから「ジジババならば買ってくれる」という論法になるのです。

だから親からすればジジババの家に行った時に子どもを見て「あいつやけにアイスばかり食べているな」とか帰宅後に「あれ?こんなおもちゃ買った覚えないし本人も何も言っていなかったぞ。」とかになるのです。


子どものおねだりは親からすれば時として「この前買ったばかり」、「アイスやお菓子ばかり食べやがって!」とか「親の財布も考えろ!」とか言いたくなりますが、実は何世代(何十世代)にもわたりずーっと同じことが繰り返されて来たのであり、これからも人類が存在する限り未来永劫続くのです。

ある意味親と子どものバトル、しかし子どもにはジジババという超強力な援軍が付いているという戦争と言えるでしょう。

 

でも人様の親でもある私に言わせれば「自分も同じことをして来た。」、「こんな平和で愛情あふれるバトルはない」と付け加えて本記事のまとめとしたく思います。

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2 Responses to “子どものおねだりの方法”

  1. 4あほ より:

    もうずっとむかしのはなしなんで、時効はもちろん、笑い話ということにしてもらいたいんすが、
    あるデパートで子どもがダダこねて、ぎゃんぎゃん泣く上に床に転げまわって暴れていたので、
    そのかぁちゃんがとっても困っていたのっす。余計だと思ったんすが、あまりにほっとけないんで、
    言った言葉が「ママ(かぁちゃんのこと)嫌いだったら、おじさんの子どもになっか?」…!
    あっ……!!!という間に、鳴き声はもちろん暴れていた手足は止まり、かぁちゃんのなだめる声も…
    絶句とはきっとこういうもんなのっす。武田鉄矢の「今のはほんのぉ~JODAN JODAN JODAN~」とも言えず、
    マジ自分も凍り付いて、言えた言葉が「ママのこと好きなら云うこと聞くんよ」。
    さっと、かぁちゃんの後ろに隠れるガキ…。かぁちゃんは何故かひょこっと会釈みたいなのして…。
    ガキんちょは、ある程度分かっていていつもの手段でこういった手法を常態的にとってたんだろうけどさ、
    きっとあの時はちょ~コワかったに違いないのっす、自分もコワかったっすけど…。
    ・・・警備員?呼ばれなくって良かったっすゆたか

    親ってばぁ~、自分の子どもにやれなかったことを孫にストレートにやっちゃうから困るですぅ…。
    これは飼ってるネコとかにも言えるのですぅ、しかも言うに亊欠いでぇ、
    「あんたらも、いいこいいこめんこめんこして褒めて育てればぁ、
    残念な出来にならなかったのにねぇ~、『らる(ネコ)』はいい子だねぇ(なでなで)」
    ってば、ちょび「むすっ!」なんですぅ…。
    ・・・まぁ甘やかすのもなんですけどぉ…みならいかのん

    最近じゃあ、じじばばがランドセル、親が学習机…ってのがトレンドらしいですね。
    子どもが欲しいものについては、冷却期間をおいて我慢させたり、
    2つ以上からの欲しいものをよく考えさせて選択させる方法などを採ることが多かったです。
    あと人(親を含む)に勝ってもらうよかも、小遣いをためて自分で買うほうが長持ちしたり…。
    (そこにはその期間だけ、うまい具合に小遣いを多くするという親のアシストもあったりしましたが…。)
    そういった約束事・契約を踏むことで、子どもってば、社会に出て賢く振舞ったりできたりします(ってか?)。
    ・・・子どもにも個人差があるんですべてではもちろんないんですが…はじめっち

    あたいはむずかしいことはよくわかんないけんども、
    子どもってばけっこう頭いいんで、大人が交渉事ばぁめんどくさがらなかったら、
    どんどん考えて進歩してくらしいのだ。体格面・経済面で押さえ続けると、
    社会に出てそれだけしか相手を屈服させる方法を学んでないから、ちょびトラブるのだ。
    (もちろん個性にも左右されるから100%言ってることは正解じゃないのだ。)
    ・・・ほしいものがあったら親に隠れてバイト…(小学生)ってのもあったのだつるみん

    • kaikoshumi より:

      4あほ様
      コメントありがとうございます。
      皆さまも面白いお話をたくさん持っていらっしゃいますね。

      「おじさんの子どもになるか?」とか大笑いです。
      もちろんそのおじさんは本気ではないのは判ります。

      子どもは本当に頭が良い、しかも直球ストレートなので大人は困ってあたふたするばかり・・・。
      遠慮なんて知りませんしね。それでいて「こう言ったら大人は多分こう返してくる」を分かっていたりします。

      それにしてもやはりジジババ攻撃に勝るものはありません。しかも親が知らない秘密裏にこっそり行われてジジババからの事後報告さえないんですから!
      これも子供は判っていますしね。

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します妻子持ちの普通のクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

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