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遠足のおもひで・・・

遠足は一生の思い出

 

誰でも何度も経験する遠足。

子どもの頃、遠足はトップクラスで楽しみにするものではなかったですか?
「面倒くさい」、「疲れるからイヤ」、「前回嫌な思い出があった」などであまり良い思い出や印象を持たなかった方もいらっしゃるとは思います。

でも遠足って例えば小学校だけでも何度も何度も行きますので、「今回はあまり楽しくなかった」と感じてもそれは「次は・・・」という期待もあったのではないでしょうか?

子どもの頃の様々な思い出の中で忘れられない、出来ればまた行きたいと思うのが遠足だと思います。

遠足の前日は?

昔からよく言われることとして、「遠足の前日は嬉しくて眠れない」という事がありますね。

皆さんはいかがでしたか?
実は私は「眠れない」ほど興奮した記憶がありません。私が子どもの時も世間では「眠れないでしょう?」とかの話しをよく聞きましたが、それを聞いた私は心中で「え~? なんで眠れないの?前日でもいつもぐっすり眠れるよ」と思っていました。

でも「お願いだから明日は雨が降らないで」とだけは強く思ってから寝ていました。

たいていの学校では天気が怪しい時は、当日の朝6時に連絡網を使って電話する、とか学校の校庭で決行決定の花火をあげる(運動会の当日のように)とか様々な手法が使われていましたね。

私の幼少期はネットがありませんでしたから上記のような手段に頼らざるおえませんでした。

ただ私の時代、居住地(1960年代後半~1970年代前半、東京23区内)では私も含めて「明日の天気を心配しててるてる坊主を作った」という話しは一度も聞いたことがありません。

私以外の年代、居住地でてるてる坊主を遠足の前日に作った方っていらっしゃったのでしょうか?
私は遠足とは全く関係のない日に遊びとかで作った記憶はありますが。

いずれにせよ「どうか雨は降らないで。曇りならばいいけど。」と祈りながら就寝したのは昨日の事のように覚えています。



遠足の醍醐味は?

やはり何といってもお弁当、つまり昼食ですね。
外でしかも多くの友と食べるお弁当は教室で食べる給食の何倍(何十倍?)も美味しく、お弁当を外で食べるために遠足に来たと言っても過言ではありませんでした。

もちろんお弁当と食後に食べるフルーツやお菓子も欠かせませんでしたね。
普段も食べている安いお菓子であっても遠足で友人と分け合って食べたりすると凄く美味しく感じました。

お菓子をほおばりながら食事をする広場などで友人とかけっこや鬼ごっこをしたりしたものです。

また水筒の中身は殆どの人がお茶か水(季節により氷入り)だったと思います。
基本的にジュースはダメと言われていたと思いますし、歩き回って汗をかいた時は甘いジュースだと余計喉が渇くので親も配慮してお茶にしたという事もあったでしょう。

疲れた時は甘いものが良い、というのも事実ですが、水分補給はお茶か水、そして疲れは甘いお菓子で補うという正統派の構図ですね。

水筒は独特の味がした

お茶、水関係なく私は遠足の水筒は独特の味がした思い出があります。
どういうことかと言いますと、お弁当やお菓子を食べる前は水筒に口を付けても(付属のコップ含め)普通のお茶や水の味であって、特別水筒が臭いとかはありませんでした。
(プラスティックの独特の匂いがすることはありましたけどね。)

問題は食事を始めてから飲む水筒です。
多くの人のお弁当はおにぎりが多く、他にはサンドイッチもあったでしょう。
普通のお弁当であってもご飯の上に海苔が敷き詰められているものが多かったことでしょう。

これらのメニューは今も大して変わらないと思いますが、おにぎりや海苔弁を一口でも口にした後に水筒に口を付けると「海苔の風味と味」がするのです。

食事中に初めて水筒に口を付けた時はそうでもないですが、二口目からは水筒の飲み口に海苔の風味と味が移るのです。

サンドイッチ系だとパンの風味はあまりしなくて、挟んである具の味と香りになりますね。

自分しか口を付けない水筒なのですが、けっこう神経質な私は「嫌だな・・・」と毎回心中で思っていました。

今思い出しても「あのような風味はしない方が絶対良い!」と思うのですが、ふとおにぎりを食べながらペットボトルのお茶を飲んで海苔の風味を感じると「あの日」をどうしても思い出してしまうのです。

これらはお弁当というくくりだと運動会も同じですね。



お弁当以外の遠足の思い出

遠足=お弁当ではありませんが、比重は大きいですね。
でもクラスメートと自然に親しむのが本来の目的なのでしょう。

やはり野山やハイキングコースを「疲れた」、「この坂きつすぎる」とかぶつぶつ言いながらも友人たちと歩き、遠方の山々や海を見るのは、山の名前や地名は覚えていなくてもその光景は瞼に一生焼き付けられたと思います。

でも・・・、以下のような事も恒例行事でありませんでしたか?

バスに酔う人がいる。
特に後部席に座っていて、走る路線が山道でカーブの連続とかだと最悪!
近くに座るクラスメートが、「先生! 〇〇君が顔が真っ青で気持ち悪そうです!」と叫ぶとすぐに最前席に移動の刑となる。

これで落ち着けばよいが酔い止めを併用してもダメだとバス備え付けのビニール袋(今で言うエチケット袋)におぇー、という最悪の事態に・・・。

多くの場合その人のためにバスを路肩に緊急停車なんてなかったと思うし、停めようにも大型のバスは何処にでも簡単に停めることは出来ない、そして停めた場所によってはお店や駅前、民家の玄関前だったりすると、そこで「おぇー」というわけにもいかないし。

私も低学年の時は最前列の刑を経験しましたが、高学年になるにつれて酔いにくくなりました。
多分幼少期は三半規管やそれを処理する脳の処理能力などが未熟だから酔いやすいのだと思います。
小さい子どもって乗り物に乗らなくても(病気でないのに)、いきなり「おぇー」ってありますよね。

まあ大人になっても弱い人もたくさんいますけど。

酔った子どもを最前列に座らせるのは当然にしても、目の前のバスガイドさん、運転手さんは「今回もか・・・」と心中で嘆いているかもしれません。

職業柄慣れているかもしれませんが、お客様/子どもであるとはいえ目の前で「おぇー」はトラウマにならないかな?と大人になって初めて心配しました。

おやつ多すぎ
昔は遠足の内容を書いた事前に渡されるプリントに「おやつは300円以内」とか記載がありましたよね。
近年は具体的な値段を指定される事は激減して来ているようです。(私が知る限り)

でも常識的な量ってありますよね?
たまーに「多すぎ」の子どももいたんです。例えばデザートとしてミカンとバナナを持参し、それ以外にチョコレート、キャンディ(袋にたくさん入ったものを袋ごと)、ラムネの類、小さい袋のポテトチップス、ガムなど・・・。

昔も今も「ガム禁止」というのはあるようです。くちゃくちゃ噛みながら歩くのは見苦しいし、それを吐き捨てたりするのはマナー違反ですからね。

多すぎの子どもって恐らく本人が望んで入れたよりも親が「我が子可愛さ」であれこれ入れる事の方が多いと思います。

当日の朝、おかあちゃんが「これ持って行け、あれも入れろ」とか言うのだと思うし、現地に付いたらお菓子がたくさん入れられていたと初めて気が付く子どももいた事でしょう。

親の愛、と言ってもちょっとね・・・、ですよね。





大人になっても遠足は行ける!

遠足は幼稚園/保育園から始まって高校まであると思います。
大学/専門学校でも学校の行事としてなくても仲の良い仲間たちと「遠足やろうぜ!」とかのノリで自分たちで決めた遠足を、という人もいました。

私はさすがに高校より上の学校でやったことはありませんが、別の学校でやった知り合いはいて、その人はなんと「遠足のパンフレット」も作っていたのです!

それには行き先の他、集合場所/解散場所、おやつの金額の上限、持ち物リストなども書いてありました。

見せてもらって感動しましたね。こりゃ凄い!と。

ひとり遠足

しばらくしてから知ったこととして「社会人になってからも遠足に行く人がいる」ということがあります。

しかもひとり遠足だったりするのです!

ひとりで日帰りで少し遠方の自然の中に遊びに行く、お弁当を持って。
まさに遠足じゃないですか!!

友人と行く人もいますが遠足という言葉、主旨に抵抗がある人もいるらしいのでひとり遠足の方が多いようです。誘った相手に説明するのも面倒くさいですよね。

パンフレットを作る人もいるらしいのですが、以下の自分への約束事があるそうです。

行き先の食堂/レストランでは食事をとらない/買わない。
昼食は必ず手作り弁当、もしくは家の近所のスーパーかコンビニ弁当持参だけとします。

家からおやつを持って行くが合計〇〇〇円以下、と決めて購入する。
これこそ遠足の基本です。

現地で購入するものは自販機のジュース/お茶/水のみ(アルコール、お菓子類はダメ)
飲み物の基本は持参する水筒でのお茶、または水です。それを飲み切って喉が渇いたら自販機での購入は良しとする、だそうです。

交通手段は全て電車、バス、徒歩のみ
どれほど自慢の車を持っていてもマイカーで遠足なんてもってのほかです。
基本は自分で歩くのです。

お土産屋さんに寄るのはOK
家族へのお土産みたいな雰囲気を味わうのです。たとえ一人暮らしで渡す相手がいなくても自分に買いましょう。

上記は最低限らしく、まだまだ細かいことを決めている人もいるようです。
ひとりでハイキングに行くのとはまるで違うのです。次の週末はひとり遠足を楽しんでみませんか?



遠足の思いひでのまとめ

皆さんも幼少期の遠足が蘇って来ませんか?
「あの時こうだった、ああだった」、「一緒に歩いたあの子は今どうしているかな?」など様々な事が目に浮かぶと思います。

私が遠足で真っ先に思い出すのはやはり水筒の飲み口についた海苔の風味、その次が汗と草が混じった匂いかな?と。

そして小学校が都内でしたので遠足は定番中の定番の高尾山でした。
6年間の間に東京の小学校は最低2回以上高尾山に行くと思います。多分これは今も変わらないでしょう。

関連記事高尾山は東京の遠足の定番

幼少期、親と行ったのも含めると5~6回は高尾山に行きました。
今や世界一登山者が多い山とかで、さらにしょっちゅうTVで取り上げられて驚きます。

中学校とかだと神奈川県の中央に位置する丹沢なども行きました。

ともかく懐かしい以外の言葉がありません。

せめて遠足で使った水筒を一つでも取っておけばよかったな、と思ったりもしました。

 

遠足は家に帰るまでが遠足、ですよ!

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4 Responses to “遠足のおもひで・・・”

  1. 浜のヨースケ より:

    友人から、真っ青な空を泳ぐ鯉のぼりの写真が届き、新緑の田舎路に並ぶ家々の大きな鯉のぼりをバスの車窓から眺めた遠足のシーンを思い出しました。

    僕が遠足で一番ワクワクしたのは、観光バスに乗れることでした。
    というのも、父が鉄道会社に勤めていたので、支給される家族パスを使って、最寄りの私鉄は勿論、横浜駅で乗り換えられる国鉄や他社線も改札口でチョコッと頭を下げれば運賃を払わずに乗れたので、我が家には自家用車は不要(父の言い訳)だったのです。
    でも、当時まだ希少だったとはいえ、自家用車を持つ友人が羨ましく、
    だから、乗り物好きの少年としては、一年に一度乗れる観光バスに興奮しました。

    他の思い出としては、管理人様の記述にもあるように、購入額を制約された菓子を欲望と忍耐の狭間で悩みながら買い、遠足当日には、周りの友人たちが決められた額を超えていないか値踏みしたことを記憶しています。

    新学年になり、新しいクラス仲間と打ち解け始めた季節に行われた遠足という学校行事は意義がありましたが、近ごろは、連なって走る観光バスを見かけませんね。
    コロナ禍の今、子どもたちの遠足は、どうなっているのでしょうか?

    • kaikoshumi より:

      浜のヨースケ様
      コメントありがとうございます。
      観光バスはやはり特別でしたね。路線バスとは格が違うという感じでした。
      なんか高級サロンにでも行ったような、大袈裟ですが。

      鉄道会社の家族パス、この話しは私もよく知っています。
      今はきびしくなりおかしな運用は無いと思いますが、昔は例えば東急の家族パスを持っていても
      国鉄や小田急も顔パスみたいな感じで乗れたと聞いたことがあります。
      もちろん長距離や特急、新幹線はダメでしょうが。

      当時の各鉄道会社は変な仲間意識があったと聞いています。
      だから会社が異なっても上記の事が日常だったんですね。
      特に当時の国鉄は「えええええ!!!!」と思う程の事を当時の国鉄職員から
      聞いたこともあります。ちょっと問題なのでここでは書けませんけど。

      コロナの事では遠足は殆どが中止だと思います。
      小学校低学年のように近隣の公園が行き先であれば決行と思いますが
      子どもたちがかわいそうですね。

      またおいでくださいね。

  2. cha より:

    遠足が終わり、帰りのバスの車内や学校で解散する時に、校長先生などから必ず言われた言葉「家に帰るまでが遠足です」
    が印象に残っています。

    • kaikoshumi より:

      cha様
      コメントありがとうございます。
      どこでも「家に帰るまでが遠足」っていうのでしょうね。
      今でも私も車で遠出や旅行する時は「家の駐車場に入れるまでがドライブ」と
      言い聞かせて安全運転をしています。(笑)

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します妻子持ちの普通のクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
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