魅惑の明治チョコベビー
子どもが大好きなチョコレート
今昔、男女問わずチョコレートは子どもが大好きです。
もちろん大人も「甘いものが苦手」という方以外は好きな人が多いですね。
昔(1970年代半ばくらいまで?)はチョコレート=子どものお菓子、というイメージが強かったのですが、近年は「子ども用」と「大人用」にはっきり分かれて来ているようです。
特に途中から登場した大人用というのは例えば、「苦みを効かせた味」、「材料に厳選された高級品を使ったもの」、「コーヒーやお酒と共に味わうチョコレート」などです。
では子ども用というのはどんなチョコレートでしょうか?
単に甘さが強い、というだけでは絶対に子どもには売れませんし、親も「こんなに甘いものは虫歯になるので与えたくない」と買わなくなります。
子どもに売るには一捻り以上が必要
昔も今も実は子どもはあまり板チョコを好まないのです。
板チョコは基本形でありいつの時代もチョコレートの主役でした。
戦争直後の貧しかった時は別として、高度経済成長期以降は国民がそこそこ豊かになって来たので、子ども心を掴む一捻り、或いはそれ以上の捻りが必要なのです。
例えば人気キャラクターとのコラボ商品。
〇〇マンチョコレートなどと名打ってキャラクターを袋に印刷し、キャラのカードでも同梱すれば子どもは飛びつきます。
でも長続きはしません。だからメーカーは様々な工夫をするのです。
ケースの形状がユニーク、チョコレート自体の形が面白いなどなどいったい何種類あるのか想像出来ないほどだと思います。
だからメーカーは常に一捻り(以上)を考え続けなければならないのです。
高級な材料を使って最高レベルの味のチョコレート、なんて子どもは見向きもしません。
一捻り(以上)あって、かつ安くないとダメなのです。これって作る方としてはかなり過酷ですね。
安い売価を付けてもたくさん売れないと経営に響いてしまいます。
つまり「単価が安いけどたくさん売れ続けるチョコレート」が必要なんです。
君、君の会社はこの程度のチョコレートしか作れないの?
頭痛くなって来た。君はクビだな!
私が一番はまった明治チョコベビー
私は明治の回しものでも親族に社員がいるわけでもないのですが、子どもの頃に一番はまったチョコレートは明治チョコベビーでした。
これですね↓
発売は1965年(昭和40年)だそうで、2022年基準だと発売後57年も経っています。
それでいて形状、ケースも変わっていません。細部は分かりませんが。
私に限らず、また私より年齢が大分下の方でもチョコベビーに魅了された方は多いのでは?と思います。
私的(独断の)に思う理由ですが、
・一つ一つが非常に小さくて可愛らしい。
・蓋を片手で簡単に開けて食べることが出来る。
紙や銀紙を外したりする必要がない。
・食べる量を自由に調整出来て、口にまとめて流し込める。
→これって特に男の子の心を掴んだ気がします。もちろん女の子も量を調整出来る、という部分は惹かれたと思いますが。
・プラスティックのケースなのでポケットやカバンに投げ込んでも溶けて変形したりしない。
などかな?と思います。
特にジュースをごくごく飲むように大量に口に流し込んで食べるのはまさに至福の一時でした。
↓イメージですが
↓ふたの部分
チョコベビーは2022年現在も普通にあちこちで売っていますね。
本記事中のチョコベビーの写真は実は私が数日前に近所のスーパーで購入したものなのです。
普段から売っていましたが、この日販促キャンペーンなのかたまたまお菓子の最前列に大量陳列されていたから衝動買いしたのでした。
また一粒一粒に何やらマーキングされていますが、これらも星や顔などのレアなマーキングが2014年頃までは混入されていたそうです。
私は一度もそのようなものを見た事が無いのでちょっと残念です。
いや、もしかしたら私が買ったものに入っていたけれど、一気食いして分からなかっただけの可能性もあります。
ジャンボサイズもあったようで、誰でも幼少期には一度は食べたことがあるチョコレートだと思います。
今後も未来永劫販売してほしいチョコレートです。
チョコベビー以外で子どもに受けたチョコレートは?
もちろん多くの子ども向け、或いは子どもにターゲットを向けなかったけど結果として子どもにもバカ受けしたチョコレートはたくさんあると思います。
頭に浮かぶものをいくつか挙げてみます。
・アポロチョコ
これも現存商品で、ピンクと黒のツートンカラー、そして何よりもあのロケットの先端みたいなデザインが年齢関係なく愛されていると思います。私も今でも大好きです。
・マーブルチョコレート
これも大ヒット&ロングセラー商品ですね。
あの筒に入ったいるから良いのだと思います。プラスティックで中が見えたりするのはイマイチかもしれません。
マーブルチョコレートの一粒はチョコベビーよりもかなり大きいですが、これも大量に口に流し込む食べ方を特に男の子はしていましたね。
二十歳過ぎてから親から聞いたのですが、私が幼稚園くらいの時に自分でマーブルチョコレートを鼻に詰めて取れなくなって大騒ぎしたそうです。親は医者に連れて行くか、救急車を呼ぶか迷ったそうですが、最終的にはいとも簡単に取れたとか。
やはり男の子はバカな事をしますね。
・パラソルチョコレート
傘の形をして棒の部分はプラスティックで本物の傘のように持つ部分が曲がっていました。
その形が可愛くて男の子にもバカ受けだったと思います。先端から舐めるように食べていき徐々に溶かしながら食べるんです。これがまた楽しかった。同じ形状でアイデアルチョコなんて名前の物もありました。
・キットカットチョコレート
これは私が大人になってから出て来た商品ですが、様々な味があって大きさも子どもにも手ごろ、なぜかもう一つ食べたくなる中毒性もありました。
このチョコレートの一番の思い出は実は私の息子の事なのですが、確か親戚の方に頂いたキットカットチョコレートの1㎏の袋を一人で全部食べてしまったのです!
「皆さんでどうぞ」のはずだったんですが、気が付いたら息子の腹の中に全部収まっていました。
さすがに1日で完食したのではなくて1週間くらいかけてでしたが、でも毎日同じものを1週間も食べ続けるというのは結構大変な事です。ましてやさっぱり系の物ではなくてかなりくどい味ですから。
当時息子は小5くらいでしたが、驚くほどの食欲で3食の食事もきちんと食べていたのでまあ由としましょうということになったのです。
他にも「ビックリマンチョコ」とか、チョコレート単体とは言えないけれど「チョコフレーク」など子どもの心を鷲掴みにした商品はたくさんありますね。
これらのヒット商品は今後何世代にも渡り販売されて愛し続けられて行くことと思います。
でもこのようにアレンジされたチョコレートしか食べないなんて、貧困が叫ばれる日本は実はまだまだ豊かなんですね。
そして何よりも平和だということです。
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私はやってませんが、「マーブルチョコレート」入れものは気密性が高くって、
男子の中には、こいつを空気鉄砲に「魔改造?」して、女子にあてたりしていました。
男子の遊びには「銀玉鉄砲」でしたが、女子にはさすがにそれは使いませんでした。
・・・実にほほえましい…はじめっち
「アポロチョコレート」ってばぁ、月に行ったロケットが地球に帰ってくるときに、
らっかさんで降りてきた形に似てる…ってば、2じじぃが言ってましたぁ…。
・・・昭和の人しかわからないらしいですぅ…みならいかのん
「おかしのまちおか」に行ったんすけど、むかしの容器サイズのチョコベビーは売ってなくって、
みんなビックになっていたっす、あれはちっさい子どもの手には握れないっす、
子どものお菓子っちゅうよかも、むかし子どもだった大人のお菓子って感じっしたぁ…。
・・・大人としてお得感はあるっすゆたかちっさい容器ないんすかね?詰め替えて利用するっすけど…
あたいはむずかしいことはよくわかんないけんども、「チョコベビー」は意外と高かったんで、
名前は忘れちゃったけど、同じ大きさの粒のカムをよく喰ってたのだ。んでもって、
確か「フウセンガム」と称してあったくせに、ぜんぜん膨らまなくって、
仕方ないんで、「チョコベビー」みたく喰ってたらば、おなかが詰まって、
う〇こがものすごく難産になってしまったけど、親に怒られるから黙ってたのだ。
・・・「チビガム(って言ってたのだ)」は子どもの本能として喰ってしまうのだつるみん
4あほ様
こんにちは。コメントありがとうございます。
やはり皆さんもチョコベビーなど子ども向けチョコレートにはいろいろ思い出をお持ちですね。
「アポロチョコレート」、そういえば昨年くらいにTVでアポロ宇宙船をかたどった物とか言っていたのを思い出しました。
月まで行って帰って来た、なんてかなりの衝撃で連日TVでやっていたのは何となく覚えていますが詳細は覚えていません。
50年以上前の人類の快挙を記念した?チョコレートが今でも売られていて、しかも一定以上の評価を得ているのはすごいですね。
チョコベビーのビッグ、私の記憶では売っている店が限られていた気がします。
買ってみたら「流し込み食い」はちょっと危なそうなので結局私は普通サイズに落ち着いたのですが。
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