北海道 様似駅跡
北海道 様似駅
【本記事中の写真は全てクリックすることによって他のタブ/ページで拡大表示されます。著作権/所有権は「懐古趣味で何が悪い!」の帰属となりますので無断転用等は一切禁止と致します。】
北海道・日高本線の終着駅「様似(さまに)」はえりも岬への最寄り駅として全国から多くの旅人が利用した駅でした。
当然地元の方、日高本線沿線の方々に愛された駅でもあります。
残念ながら2021年3月末日を以て廃止となってしまった様似駅ですが、2024年10月26日に訪問する機会がありましたので、本記事にてその様子を写真と共にお伝えします。
(2024年の訪問は札幌からえりも岬まで日帰りでした!)
[ 様似駅の基本情報 ]
・場所はこちらとなります(Google mapが開きます)
・位置座標:
60進数 42°07’40.4″N 142°56’08.7″E
10進数 42.12789218942807, 142.93573601104015
・札幌駅前からの道路距離:195㎞
(札幌北IC~苫小牧東IC~日高自動車道経由)
・所在地:〒058-0014 北海道様似郡様似町大通1丁目101−1
・様似駅~えりも岬駐車場距離:36.7km
私の様似駅の思い出
2024年10月に訪れたのは私にとって2度目でした。
しかも48年ぶりという大変長きのブランクを挟んでです。鮮明に覚えていることも多いのですが、やはりかなり薄れている部分もありました。
最初に訪れたのは1976年(昭和51年)8月9日(月)でした。
札幌から様似まで「急行えりも」という直通で行ける急行列車に乗りました。
所用時間は約4時間、途中の苫小牧で進行方向が変わりました。
「急行えりも」に乗った時は、周遊券片手に国鉄(当時)で道内を巡る、というのが当たり前の時代で、かつ夏の北海道は今以上に賑わっていたのです。
↓北海道ワイド周遊券
当時はこの切符を片手に皆道内をウロウロしていたのです。
↑この周遊券の写真の提供元:当サイトご訪問者のHORI様より
半分うろ覚えですが、ローカル急行なのに8両くらい連結していたと思います。
どの車両も満席で、私も札幌駅で発車1時間くらい前から自由席の列に並び、何とか席を確保したのでした。
苫小牧からは道路と並行して延々と海沿いを走りますが、美しい海沿いの風景とはいえ、さすがに3時間近くも同じ風景が続くと飽きて来て、とにかく睡魔に襲われます。
そして日が傾いて来た頃に様似駅に到着し、多くの観光客と共に駅前で待ち構えていたえりも岬行きの国鉄バスに飛び乗ったのでした。
国鉄バスなので周遊券でそのまま乗れますし、列車との接続時間も10~15分はあったと思うので、それほど慌てふためいてバスに乗った、という記憶はありません。
えりも岬への旅路はまた後日別の記事に書かせて頂きますね。
その日はえりも岬に行く、という大きな目標があったので、様似駅界隈をうろうろしたりはしませんでした。
でもかすかな記憶では駅前の様子、様似の町の風景は今回(2024/10/26)訪れた時と全く変わらず、嬉しいやら感慨深いやらで胸が熱くなりました。
様似駅 航空写真今昔
様似駅の航空写真をご覧に入れます。
●1978年10月15日の様似駅付近
現在線路の終点からさらに東に300m伸びていて、日本電工の専用線があったことが分かります。
画像:国土交通省国土地理院の地図に加筆
地図・空中写真閲覧サービス
●2024年の様似駅付近
線路に沿って上側に道路が整備されています。
また日本電工専用線は1982年12月15日に廃止されたので、専用線跡は跡形もなく無くなっています。
画像:Google mapに加筆
様似駅フォトギャラリー
以下は全て私が2024年10月26日に撮影したものです。
この写真を見て、駅の変革をあなたはどう捉えるでしょうか?
なおホームは立入禁止でしたので全てホーム外から撮影しています。
スポンサーリンク