ジーンズは時代を映す?
ジーンズは時代を映す鏡?
大昔から今に至るまで、しかも老若男女問わずカジュアルファッションの代表格といえば「ジーンズ」かな?と勝手に思っています。
異論もあるかとは思いますが、でもあらゆる時代、世代を見てみるといつの時代にもジーンズは身近にあったはずです。

ジーンズ=若者のもの、という人も一部いらっしゃいますが、実際は全世代で愛されています。
10代に毎日ジーンズを履いていた人が、例えば40も過ぎればいきなり地味なスラックスだけ、なんてことはないはずです。
こう言う人はプライベートでは一生ジーンズを履き続ける人が多いのです。それほど身近な存在なのです。
以前何かで読んだのですが面白い例えをご紹介しましょう。
1、子どもの時に食べたハンバーガーは一生中毒的に食べ続ける。
これはアメリカの某大手ハンバーガーチェーンのある幹部が言ったセリフだそうですが、「海外に出店する時に、その国の子どもにハンバーガーの味をすり込めば一生食べ続ける」という考えです。
ハンバーガーはジャンクフードなんていう言い方もされますが、確かに中毒性がある食べ物なので子どもの時にこの味を体験させれば一生食べ続ける可能性が高いと言えます。しかも片手で持って食べられるので十分な食事時間が取れない時などにも魅力的な食べ物といえます。
2.10代の頃に聞いた音楽は一生聞き続ける。
確かにそうだと言えるのではないでしょうか?
年月を重ねるにつれて、新たに登場した曲に心を奪われる、大人になって初めてクラシックや演歌に魅了されるということもあるでしょう。
でもそういう事があっても10代や20代前半くらいに聞きまくっていた曲を忘れられずに一生同時に聞き続ける人が殆どだと思います。
そしてこんな面白い事が書いてありました↓
「10代でJPOP(歌謡曲)に魅了された人が、30歳になって洋楽、40歳になってクラッシック、50~60歳で演歌、70歳を過ぎてから軍歌や文部省唱歌に好みが変わるなんてことは絶対にありえない! 70歳以上になって聞く曲やジャンルが増えても10代の時に聞いていた曲/ジャンルは一生聞き続けるのだ!」
まさにそうだと思いませんか?
つまり私はジーンズに関してもこれらハンバーガーや音楽と同じ部分があると思うのです。
ジーンズは多種多様な種類、そして同時に時代背景もあった
一言でジーンズといっても多くの商品がありますよね。
一般的なズボン(パンツ)であるジーパン、ジーンズのジャケット(ジージャン)、ベスト、スカートなどなど・・・
ジーンズはどんな服に仕立てても違和感なく誰でも着こなせる万能、かつ素晴らしい素材といえるのではないでしょうか?
ちなみにデニムとはジーパンなどの生地の素材の事を言い、ジーンズはデニムを加工した製品の事を言うそうです。
しかし「デニムで作ったシャツはジーンズとは言わない」、「ジーパンは和製英語」などの注意点があります。
今の時代では(日本では)デニム≒ジーンズという使われ方をされているので商品により明確な線引きがされていないものが殆どのようです。
またジーンズは1960年代に日本に入って来たようです。
お馴染みの藍色でも様々な濃淡があり、白や赤系なども出現しました。
そんな中以下のようなジーンズ/デニムのアレンジが多数生まれました。
●ベルボトム
1970年代くらいに流行ったのですが、裾が大きく開いていて当時のご年配の方は「ラッパズボン」なんて言っている人もいたそうです。以下の写真の物(AIで生成)の裾はかなり極端の方でまるで左右にスカートが付いているみたいですね。
今考えるとベルボトムって「ちょっとダサい」という感じですが当時はファッションの最先端の一つだったんです。
当時の歌手、芸能人もベルボトムを履いている人も多く、特にミュージシャンなんかはこのズボンにロンドンブーツを履く人もけっこういました。

このジーンズのデザインでデニム素材でなく、かつ全体的にゆったりしているパンツをパンタロンなんて言っていました。
1960年代~1970年代前半くらいまでは特に芸能人は男女問わずパンタロンを履いて出演する人が多かったです。
当時の写真をネットで見れば「え!あの大物歌手も!」と驚く光景をたくさん見ることが出来ます。
今じゃ、ちょっと・・・ですけど。
ロンドンブーツとはこのような↓もので、今でもメタル系バンドの人が履いていたりしますね。
(AIで生成)

そしてベルボトムジーンズとロンドンブーツを組合わせるとこんな↓感じのファッションになります。(AIで生成)
ナウいね!!

私はあまり極端に裾が広がっているのは避けましたが、ベルボトムは割と好きでした。
売り場のジーンズコーナーでもベルボトムの専有面積は大きかったのです。もちろん女性も買い求めていました。
●オーバーオール
1960年代後半~1970年代に大流行りしていました。
当時の街中や公園などの写真をネットで見ると、男女問わずオーバーオールを着ている人をたくさん見受けられます。
1980年くらいまでは旅先でもオーバーオールを着ている人がたくさんいました。
こんな服ですね↓

写真の引用元とライセンス:en.wikipediaのユーザーStuz, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
元々はアメリカで作業着として普及したそうですが、今でも多くの映像を見るとアメリカの農場で働く人はオーバーオールを着ている人が多いようです。
着心地、合理性など農場では使いやすいのかもしれません。
近年の日本ではオーバーオールを着て歩いている人は殆ど見かけませんが、お店で働く方や子どもに着せる親御さんは割と多いようです。
特に子供に着せるのは「中の服や下着を汚しにくい」、「夏以外の季節であれば体を守ることが出来る」などの理由ではないかと思われます。
子どもが着ても可愛いですよね。

●ダメージドジンーズ
これはわざと穴を開けたり、傷を付けたりしたジーンズの事です。
新品でこのようになっているものがあるのかは分かりませんが、中古で程度の良いもの、わざと傷を付けたりして売っているもの、普通のジーンズを買って自分で加工したもの、など様々です。
中には穴や傷を付けるだけではなくて、おしゃれな刺繍をしたりワッペンなどを縫い付けたりして楽しむ人もいます。
このダメージドジーンズは大昔からあるようですが、最近でも若い人の中にはこれを履いて町を歩いている人も一定数いるようです。このジーンズはどちらかというと少数派ですが、1960年代から今に至るまで時代に無関係に愛用者はいるようです。

(AIで生成)
昔、TVに出演した素人の女の子が「自分でお気に入りに仕上げたダメージドジーンズを履こうとしたら全ての穴や傷が塞がっていて驚いた。このジーンズを見たおばあちゃんから『ズボンの穴、直しておいたからね』と言われてショックだった・・・」と話していましたが、十分あり得ますよね。
●ジーンズのジャケット/ベスト
これも日本でジーンズが普及し始めた1960年代から今に至るまで愛用者が非常に多いものです。
私も10代の頃から今に至るまでジーンズのジャケットが大好きで今でもよく着ます。
ジーンズのジャケットは「ジージャン」なんて言ったりします。(今の若い人は言わないかな?)
「ジーンズのジャンパー」から来ている言葉のようです。(服のジャンパー自体が和製英語)
若人よ! これがジージャンだ! ↓ カッチョいい!

(AIで生成)
ジージャンは春、秋に着るには最適なジャケットで、どんなシャツやズボンにも似合い、女性ならばスカートにも似合います。
現に女性もジージャン+スカートという人も多い(多かった)と思います。
冬はコートを上から着ることになってしまいますが、「夏でもデニム生地を身に着けていたい」という人にはベストもありました。こちらも老若男女問わず愛され続けているのではないでしょうか?

(AIで生成)
このように↑ノースリーブもありましたが、袖ありの方がメジャーだったと思います。
(ノースリーブでと、指示したわけでは無いのですが画像生成してくれたAIはご自分の好みなのかノースリーブで作ってくれました。)
ジーンズはあまりにも身近な日常のものとして我々の生活に溶け込んでいますね。
なのでファッションなのにこれほど深く気にせず身に着ける衣服/ズボンというのは他に類を見ないかもしれません。
ジーパンを履く若者も昔に比べれば減って来てはいると思いますが、数十年以上に渡り愛され続けているジーンズ/デニムはこれからも消え去ることはないことでしょう。
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