遠い世界に(フォークソングの王道)
「遠い世界に」はフォークの永遠の名曲
「遠い世界に」というフォークソングをご存知でしょうか?
1969年(昭和44年)発売の曲ですので「あるい程度年配の方」でないと知らないかもしれませんね。
歌っていたのは「五つの赤い風船」というグループでした。
この曲を取り上げたのは単に私が個人的に好きだからというだけではありません。
全国各地のユースホステル(以下YH)のミーティングで歌い継がれた名曲だからなのです。
(多くのYHでは夜「ミーティング」という集まりがあり、皆で旅情報を交換したり歌ったりゲームをして楽しんだのです。最近のYHでこのようなミーティングをするところは激減してしまったようですが)
ちなみにYH全盛時代のミーティングは以下のような感じです。↓
(クリックで拡大します。)
(引用元: 「おかえりなさい」様 http://www.sinkun.com/yh/momoiwaso01.htm リンク切れはご容赦ください。)
騒ぐミーティング、静かに語るミーティング色々ありますが「遠い世界に」はYHでは欠かせない名曲でした。
レコードのジャケットはこういうものでした↓
(クリックで拡大します)
(引用元: 「たーぼう6652のブログ」様 http://plaza.rakuten.co.jp/55090201/diary/201407170000/comment/write/#comment )
引用元のリンク切れはご容赦ください。
「遠い世界に」は心に染み入る曲
レコードのジャケットも歌詞も曲も時代を感じさせますが、私は青春時代にYHでこの曲が体に染み込んだので忘れられない一生の名曲です。
YHに何度か泊まったことのある方ならば聞いたことがあると思いますし、曲の前奏がTVで使われることが今でもありますのでお若い方も聞いたことがあるかもしれません。
歌詞は安っぽいラブソングでもなく、またフォーク特有の強烈なメッセージ性もありません。
どちらかというとメッセージソング的な部分もありますが、メッセージソングというは中身が強烈すぎたり非現実過ぎて好き嫌いがはっきりと分かれる部分がありますが、「遠い世界に」は「自然にさらっと流すメッセージソング」という感じです。
でも今の時代を考えるととてもレトロな曲なんですけどね。
YouTubeにも上がっていますのでよろしければご覧ください。↓
(リンク切れはご容赦ください。)
YHではミーティングの時にヘルパー(YHのスタッフ)がギターを弾いて静かに皆で歌ったり、大騒ぎしながら歌ったり、全員で肩を組んで左右に揺らしながら歌ったりなどYHによって色々なバリエーションがありました。
心に染み入るとても不思議なメッセージソングの名曲でした。
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HBCの「佐々木幸男のジャストフォーク」ってのをよく聞いていました。
もう知らない曲が多く流れていたのですが、フォークで2時間つなぐ番組は、
テレビではもうなかったと思いますので、プロ野球のシーズンオフが待ち遠しかったりして。
YHでは絶対流れないフォークだと思いますが、よくリクエストにかかったのが、
「ピンクピクルス」の「一人の道」という「円谷英二さんの遺書」を題材にしたもので、
(賛否両論あるかもしれませんが)涙が出てきました。
というわけで、子供のころから「代理戦争杯国別大運動会」はあましすきではありません。
メダルの数を競う、あおる人間感情やマスコミってのもなじめません。
・・・フォークと関係ないけどはじめっち
自分はお馬さんが好きってわけではないけども、
年に一回は、新冠YHに泊まっていました。
つるみんは「メロン」が目当てだったのっすが、
自分(含むはじめっち)はYH裏の判官舘森林公園で
行われていた「南こうせつ」の野外concertに参加するのが目的だったのっす。
あれはもう、「宗教」っすね。追っかけ盛り上げ要因が本当にいるんすね。
けっこう発散できて楽しかったでんす。
・・・「宗教」は悪口じゃないっすゆたか塚〇が権力持って選手に言うと大問題すけど
はじめっち&ゆたか様
コメントありがとうございます。
>「ピンクピクルス」の「一人の道」
これは私は存じ上げません。
でも良い悪いもあれど当時のフォークソングは今の歌謡曲よりも真剣さが違っていた気がします。
歌手も作曲家も単に売れれば良い、ではなくて「全身全霊でメッセージを伝えたい」という意気込みがあったように思えます。
もちろん今でも心に響く曲はたくさんありますけど。
またお出でくださいね。
「一人の道」は、東京オリンピックのマラソンで銅メダルを獲得し、さらなる期待の重圧から自ら命を絶った円谷幸吉さんの遺書を題材に作られた曲です。
レコードの冒頭には「円谷がんばれ・・・10m後方からヒートリー・・・」など、当時の実況アナウンスが使われているのが印象的です。
ピンクピクルス(意味は柴漬け)は京都の女性デュオで、その1人の茶木みやこさんは、その後ソロ活動を続けています。数年前のBS番組では一夜限りのデュオが復活し、「一人の道」が再び注目されました。
茶木さんの比較的新しいCDには「一人の道」が収録されていますが、冒頭の実況音はありません。当時のレコードは時々オークションに出ているようです。
いら かおる様
コメントありがとうございます。
昔の曲・歌は今はあまり聞かない人間臭いエピソードが多かったのかもしれませんね。
YHで歌われる数多くの名曲もそうなのでしょう。
やはり歌・音楽には人間のドラマがありますね。