DSC-U60 ソニーの防水デジカメ
奇抜なデザインの防水デジカメ・DSC-U60
2003年に発売されたソニーの防水デジカメ・DSC-U60はとっても不思議なデザインでした。
私は防水が必要な場面でカメラを使う事は殆ど無いのですが何か面白さ、ソニーらしさに惹かれて買ってしまったのです。
以下のようなもので一番の特徴は【縦型・液晶が斜めになっている】という点でした。
(本記事の写真は全てクリックで拡大します)
ストラップも幅広の樹脂製のしっかりしたものが付属しています。
各種スイッチも防水設計ですのでがっちりと手ごたえのある操作感があります。
なんか見ただけで欲しくなってしまったのです。普段は全然水に濡れるような場所にはカメラは持って行かないのですが・・・。
主なスペックは以下となります。(ソニーサイトから抜粋させて頂きました)
・撮像素子: 1/2.7型 総画素数211万画素CCD 有効画素数200万画素
・レンズ・焦点距離: 単焦点 F2.8/f=5mm(35mmフィルムカメラ換算f=33mm)
・液晶モニター: 1.0型 ハイブリッド型液晶(LCD画素数:約6.4万)
・電源 : 単4形ニッケル水素充電池×2本, USB電源供給(PCにUSB接続した場合のみ)
・電池/メモリースティック/ストラップ含む重量: 約191g
防水以外の特徴として「メモリースティック」、「単4型ニッケル水素電池」使用という事があります。
防水機能は1.5mまでです。
撮像素子は1/2.7インチと現在コンパクトデジカメ主流の1/2.3インチよりもさらに小さいもので、しかもCCDなんですね。(現在主流はMOS系)
電池はニッケル水素電池が推奨品ですが、単4のアルカリ電池でも動作します。但し撮影時間が短くなるのと不経済なので緊急用という事になりますね。
使いやすさは疑問が残るDSC-U60
このカメラの形状はとてもよく考えられています。
手に持った時の形状は実際に使った時に妙にフィットします。(これは個人差が大きいとは思いますが)
ボタン類の感触も悪くありません。むしろカチッとした剛性感がありますので濡れる場面では安心です。
また電池とメモリースティックの収納部分の作りが凝っています。
以下の写真でご確認ください。
確かによく考えられてはいますが、やはり縦型そして液晶の斜め具合の違和感を強く感じました。
そして幅広のストラップは海などでもしっかりと保持できる安心感はあるのですが、このカメラは【長い時間手に持っている】のが前提の設計となっているのですね。
海や川などでは水に入れば手に持ちっぱなしになると思います。
だからそういう用途ではこの形状とストラップは良いのです。
でも私は興味本位に買ったので水場で撮影しようとか思いませんので違和感が強く、その点では買って失敗でした。
結局水場で使ったのは2度ほどで、公園の池と沖縄に行った時だけでした。
沖縄でも「このカメラと共に海に入って・・・」という事もなく海辺の濡れない場所で使う程度だったのです。
あえて言えば潮風の中でも比較的安心、というくらいで無理に防水カメラを持つ必要はありませんでした。
DSC-U60での撮影
以下の4枚は沖縄で撮影したもので、リサイズしておりません。
クリックで拡大すると200万画素のオリジナル画像が見れます。但しExifは消去しています。
(全てISO100で撮影)
1/2.7インチという極小センサーなのに暗部なども比較的良好だと思います。
もちろんカラーノイズが出ていますが最近の1/2.3インチMOS系のセンサーと比べると低感度はやはりCCDの方が良いということでしょうか?
数回使っただけでしばらくカメラ用防湿庫に眠っていましたが、ある日思い出したように使ってみましたが「買った時のときめき」も感じず画質も抜きん出ているわけでもない、ズームもないなどで売りに出してしまいました。
この時は確か500円くらいにしかなりませんでした。
ただ意欲的な商品であったことは事実であり、単に私と相性が悪かっただけだと思います。
DSC-U60に罪はありません・・・
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