美少女仮面ポワトリン(テレビ番組)
美少女仮面ポワトリンはヒーロー?お笑い?
1990年の日曜朝9時から30分番組で「美少女仮面ポワトリン」というヒーローもの(実写)をやっていました。
当時の私は日曜日の8時半~9時頃に目が覚めて、10時近くまで布団の中でまどろんでいるのが楽しみだったのです。
ある日布団の中で何気にテレビをつけたら「ポワトリン」をやっていたのです。
私はいわゆるウルトラマン世代ですからヒーローものは大人になっても大好きですが、少女ものには全く興味がありません。
でも「なんじゃこりゃ!」という感じで見ていたらポワトリンにどんどん引き込まれて行き、毎週見るようになってしまったのです。
詳細は割愛しますが、女子校生の村上ユウコが美少女仮面ポワトリンに変身して、「地球の」ではなくて「町内の平和を」守るために戦うのです。
しかも戦う相手は怪人ばかりではなくて、「変なオヤジ」だったりするのです!
一番の驚きは原作は仮面ライダーシリーズの石ノ森章太郎先生です!
こんなのでした↓
画像引用元: メディコム・トイ 様
http://www.medicomtoy.co.jp/
悪と戦う時は変身後にいきなり戦うのではなくて決め台詞がありました。
登場時は、
愛ある限り戦いましょう。命、燃え尽きるまで。美少女仮面! ポワトリン!
と言い、悪と戦う直前には、(以下は一例)
たとえいい国作ろう鎌倉幕府が許しても、この美少女仮面ポワトリンが許しません!
などと言います。
この↑「いい国作ろう鎌倉幕府」の部分は毎回変わり、「たとえ厚生省(当時)が許しても」とか「○○さん(偉人の名前)が許しても」などが入ります。
これだけで大笑いです。
しかも戦う相手が怪人の時もあればプロレスラーとか、学ランを着たおかしな大学生だったりと滅茶苦茶でした。
前代未聞のポワトリンの怪人たち
とにかく戦う相手やストーリーが滅茶苦茶でした。
本当にこれはお笑い番組なんだなと毎回思いましたね。
印象的な怪人を挙げてみましょう。
●お彼岸ライダー
ちゃんとお墓参りをしない人を、お彼岸ライダーが懲らしめるというもので、住職が娘を「お彼岸ライダー」に変身させて悪さをしていました。
見た目は一見仮面ライダーですが、目の横の部分の棒状のところはお線香が束になっていて、触角はローソクです。
またライダーといってもバイクではなくてママチャリで、買い物かごにはお彼岸用の花が飾られていて、登場する時は昔の暴走族みたいな効果音を入れていました。
下らなさの極地です。↓クリックで拡大します。
画像引用元: 金子大輝@夏コミ2日目東U08a 様
(↑引用元はツイッターです。)
●怪人バリカン婆々
派手でだらしない髪型の若者がけしからん!ということでバリカンを持った「怪人バリカン婆々」が次から次へと若者の頭を刈っていきます。
怪人でも何でもないじゃん。
↓クリックで拡大します。
画像引用元: ヒロインピンチ備忘録 様
http://bibouroku.blogo.jp/
●納豆マン
下らな過ぎてあまり覚えていないんです・・・
納豆マンに襲われるポワトリンと助けようとする「ポワトリンクラブ」の子供たち
↓クリックで拡大します。
た、大変だ!絶体絶命!
↓クリックで拡大します。
以上2枚の画像引用元: ヒロインピンチ備忘録 様
http://bibouroku.blogo.jp/
●「42話 風流な宇宙人」に出て来る幽霊
宇宙人と幽霊が喧嘩して、ユウコが巻き込まれるという滅茶苦茶な話・・・。
その幽霊に絡まれた時の状況の写真です。
↓クリックで拡大します。
画像引用元: ヒロインピンチ備忘録 様
http://bibouroku.blogo.jp/
●ふしあわせ王子
人の幸せが大嫌いな「ふしあわせ王子」です。
俺なんか、俺なんか・・・という究極の自虐キャラですがこれも怪人なのでポワトリンは戦います!
↓クリックで拡大します。
画像引用元: ヒロインピンチ備忘録 様
http://bibouroku.blogo.jp/
●カツパン屋のオヤジ
土下座して尊敬するほどと言われる美味しいカツパンを作る店主が怪人に変身します。
必殺技は揚げたてアツアツのカツパンを投げつけるという恐ろしさです!
そしてカツパンをポワトリンにたくさん食べさせて太らせ、運動能力を奪うという陰謀がありました。
ここまで来るといったい何だか分からなくなります。
↓ 2枚ともクリックで拡大します。
画像引用元: ヒロインピンチ備忘録 様
http://bibouroku.blogo.jp/
他にも「怪人ヤマモト」とかふざけたキャラが満載でしたね。
ポワトリンは豪華キャスト満載
出演者は大変豪華な俳優ばかりで、27年前を考えてもすごい人ばかりでした。
ユウコの父親: 斉木しげる
ユウコの母親: 音無真喜子
女刑事: 柴田理恵
神様: 鈴木清順
ディアブル(悪の親分): 螢雪次朗
主人公の村上ユウコ(ポワトリン): 花島優子 (アイドルでした)
勝手にお笑いヒーローものの頂点と思っているポワトリンのような番組はもうやることは無いかもしれません。
近年のヒーローものは男女問わず、またアニメや実写問わず番組開始時からおもちゃメーカーとコラボしてスタートするというのが普遍になってしまっています。
なんかインパクトがないなあ、とつくづく思うんです。
それにしてもポワトリンは懐かしい・・・
皆さんもDVDが出ているようなので是非ご覧の上、抱腹絶倒してくださいね。
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(たぶん後番組になる)「ナイルなトトメス」は、堀川早苗がカワイかったのがあって、
観ていましたが、それ以前のフジの特撮はほとんど観てませんでした。
アイドルだけどトトメスよかも、体当たりシーンが多そうでエグイですね。
納豆シーンは、「とんねるずの石橋」とかが女優にやりそう…うわ!思い出した。
・・・田村英里子へのおかゆの口移しを口からボトボト落とすシーンで大嫌いになったみならいかのんなんのこっちゃ
トトメスはほぼ毎回、ポワトリンは仕事の関係でときどき…でしょうか。
今の特撮もドラマも知ってる役者さんがいなくって、
「シティーボーイズ」がほぼ現役で出てる番組とか
なかなかないのではないでしょうか?自分は、
「キカイダー」に出ていた「服部半平(だっけ?)」役の「うえだ峻」さんが好きで、
「服部半平」ほどはっちゃけてないにしても、確か両方に出ていたはずで、
あいかわらずいい役者だと思っていました。
・・・生きてるのかな?はじめっち
なんだこの番組…って製作費の無駄!とか思ってしまっても作品の体をなしてるんは、
わきを固める役者が「いい仕事してますなぁ」だからなのっす。
もっとも、今じゃ出演料やスケジュールのハードルが高くなった役者さんもいて、
気軽に使えなくなった、んでもって、こんなばかばかしい?特撮よか、
もっと下らないバラエティー雛壇番組が安上がりで視聴率とれるってのが…まぁなんともなのす。
・・・ばかばかしい制作魂が懐かしいものっすゆたか
あたいはむずかしいことはよくわかんないけども、
「かいけつゾロリ」でも言ってるけど、「まじめにふまじめ」を徹底してやってるから、
ばかばかしくっても、受け入れられるしおもしろいと思うのだ。
今はドラマもバラエティーも「ふまじめにふまじめ」「ふまじめにまじめ」でハラ立つし、
さらにそれらを中途半端にやってるから、「ならやるな!」ってば思っちゃうのだ。
・・・なんかの忖度なのか?なのだつるみん
4あほ 様
こんにちは。
コメントありがとうございます。
ポワトリンは本当に摩訶不思議な番組、でも一度見ると病みつきになってしまいました。
けっこう私の周りでも「隠れファン」が多かったようです。
知っている人は「どの回が面白かった?」と聞くと、「お彼岸ライダー」と答える人が多かったです。
ここまで人をバカにした番組、ヒーローものも珍しいと思いますが、結構子どもたち以外は有名タレントが多かったです。
主役の花島優子ちゃんは目がクリっとしたすごい美人でしたね。
この番組がきっかけで彼女はいろんな番組でインタビューを受けていたようです。
確か茨城県牛久の出身で今は2児の母親で牛久で暮らしているとか。
おふざけ、バカらしさ、ここまで徹底的にやれば文句を言う人もいないのでは?という番組でした。
DVDで出ていますからご存じない方はぜひ借りてご覧になることをお勧めします!