水戸黄門
水戸黄門は真の国民ドラマ(?)
水戸黄門を知らない人は小さな赤ちゃんだけでは?と思うほど日本国民に親しまれていますね。
大変に長い歴史を持ち、何度も何度も再放送が繰り返されてきました。
再放送だけでもやっていない期間はなかったのでは?と思うほどです。
まさに【日本国民のドラマ】と言って良いでしょう。
本記事では水戸黄門のストーリーや出演者などの説明等には一切触れません。
では何のために書いたのか?となりますが、まあゆっくりお読みくださいませ。
水戸黄門は中毒性があるから長期間続いている
私は水戸黄門はテレビでしか知りません。
テレビ放送の最初は1954年(昭和29年)と今から(2018年基準)64年も前なのですね。
それがいまだに続いているのは驚き以外に言葉がありません。
調べると全て同じテレビ局ではなくて日本テレビ、TBS、テレビ東京、NHKなどあちこちの局で放送されていたようです。
しかしこれらの放送局は全て同じようなドラマシリーズというわけではなく、特別版が含まれています。
特別版があったにせよ、複数のテレビ局をまたいで放送されるなんて他にはあまりないのではと思います。
さらに驚きなのはテレビ版の前および平行して映画版があるのですが、映画版の一番最初はなんと1910年・明治43年9月というのだから戦前どころの話ではありません!
これは2018年基準から108年も前の時代です。
明治43年の主な出来事はこちらからどうぞ(Wikipedia)
単純に機械的にドラマや映画を作り続けても視聴者・お客さんは付いてきません。
つまり水戸黄門は【100年以上にわたり多くのファンが常にいた】ということなのでしょう。
だからロングランで愛され続けているのですね。
水戸黄門は実は粗探しの楽しさもある
水戸黄門の面白さは最後に悪人をひれ伏せてやっつける痛快さは元より、時代考証を楽しめるという時代劇ならではの面白さがあります。
でもあえて言うならば【粗探し】の楽しさを提供してくれるのも水戸黄門なのです。
「なんか性格悪いな・・・」と思われてしまいますが、粗探しの話しをちょっとしてみたいと思います。
1.私の子供から
子供が小学生の時には夫婦共にフルタイムの共働きでしたから、子供は放課後は→学校内の学童クラブ→近所の祖父母の家に行き夕食→私たちが迎えに行く、という生活でした。
子供はテレビっ子ということもありますが、夕食を食べながら水戸黄門を見ていたそうです。
水戸黄門を見たことをよく話してくれたのですが、面白かったのは「同じ人が何度もやられてまた立ち上がっている」ということでした。
最後のご老公ご一行の成敗シーンはもちろん、最初の方の悪人のドタバタにしても一度やられて地面に倒れた人がしばらくするとまた参戦しているそうです。
地面から立ち上がるシーンは子供は見ていないそうですが、明らかに同じ人だそうです。
つまり少ないエキストラ(?)で大勢いるように見せているのかな?と。
2.ラジオ番組での粗探し
実は昔ラジオ番組で「水戸黄門の粗探しの報告をお願いします」というコーナーがありました。
この↑コーナー名は正しくはないのですが、どんな名称だったかは覚えていません。
でも番組は覚えています。それは、
谷村新司・ばんばひろふみのセイ!ヤング
という文化放送の人気深夜番組で火曜日の「天才・秀才・バカ」というコーナーが大人気だった番組です。
火曜日という翌日学校がある日にもかかわらずよく聞いていました。
水戸黄門の粗探しというのはリスナーが水戸黄門を見て番組内の「粗を探して葉書で番組に報告」というコーナーだったと思います。
(今だったらメールやSNSなんでしょうね)
覚えている範囲の内容を書くと、
・ご一行が歩いている道端にアイスの棒が落ちていた。
・遠景の山の上のほうに送電線らしきものが映っていた。
・悪人がなぜか外来語を普通に使う。
などなどプッと吹き出してしまう内容ばかりでした。
リスナーの報告がどこまで真実なのかは今となってはわかりません。
単に読んでもらえるように面白さだけを狙ったのかもしれません。
でもラジオという顔が見えない部分が余計面白さを引き立てていたのでは?と思うのです。
谷村新司さんと、ばんばひろふみさんの掛け合いも面白く、ラジオってテレビよりも面白いなと思わせる内容でした。
今でも日本のどこか、もしくは異次元の世界でご老公たちは「ワハハハハハ」と笑いながらアイスの棒が落ちている道を送電線をバックに歩いていらっしゃるのかもしれませんね。
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時代劇で大きな口を開いた時に虫歯治療の後が見えたり、歩いてる道が明らかに車の轍の後があったり(笑)。
サスケ様
コメントありがとうございます。
本当にこの番組は面白いですよね。
皆さん粗探しに夢中だった人が多かったのでは?と思います。
車の轍はよく見ました。
製作サイドもいちいち気にしないんでしょうね。