ウェハースの乗ったアイス
アイスの選択肢がほぼ無かった時代
私が幼少時からアイスは子どもにとって一番人気のお菓子・おやつであると思います。
数十年も前の私の幼少時でもアイスは多彩な種類があり、選ぶのに迷うほどでしたが「ほぼ選択肢がない」というアイスもありました。
というのも喫茶店やレストラン(デパートの大食堂含む)などではアイスの種類が極端に少なくて、バニラのみのお店が多かったと記憶します。
もちろんパフェなどの類は普通にありましたが、デコレーションしたものではなくて「純粋なアイスクリーム」ということではの話です。
これらのお店はアイスはおまけであって、メインはコーヒーや一般的な食事、ステーキなどだったからではと思います。
今で言うサイドメニューにもなれなかったのがアイスだったのでしょう。
親に連れられて喫茶店やレストランに行って私がデザートに頼むメニューはアイスクリーム(バニラのみ)、クリームソーダのいずれかでした。
(クリームソーダがある店ではこちらが最優先)
でも町のお菓子屋さんやスーパーでは様々な種類のアイスを売っているのにレストランでは何故バニラのみなの?という疑問は沸きませんでした。
多分「レストランなどではバニラのみが当たり前」と頭に刷り込まれていたのでしょうね。
アイスにウェハースを付けるのは当たり前?
ただ子ども心にレストランに行っても疑問に思うことはありました。
それは「なぜアイスにウェハースが付いてくるのか?」ということです。
レストランで食事をすると私はクリームソーダ、母はいつもバニラアイスを頼んでいました。
それを見て不思議に思っていたのです。
母が美味しそうにウェハースにスプーンでアイスを乗せて食べている姿を。
母は「バニラアイスにウェハースを付けるのは当たり前のこと」という思いもあったかもしれません。
もしそういう考えがあったとしても理由は特に無くて、多分母もずっと昔からアイスを頼むとウェハースが付いて来たのでそれが身に染み付いていたのでしょう。
私はウェハースも大好きですし、アイスを乗せて食べると何倍も美味しくなります。
でもあえて付いて来るのが不思議で友人に聞いても誰も答えられませんでした。
↓まさにこの姿!
ある日母がバニラのカップのアイスを買ってきたのですが、「ごめんね。ウェハース無いけど」というので「ええ?」と心中で思ったことがありました。
他のイチゴのアイスや棒のアイスを買って来てくれた時はそんなこと言わないのに、と。
でも記憶の範囲では母はそういう話を毎回してはいませんでした。
たまたまその時だけだったのかもしれません・・・。
アイスに付くのはウェハースだけではなかった!
ウェハースが付くことにさほど疑問を思っていなくても、「これはなぁ・・・」と思うものが付いて来るお店もありました。
それは「さくらんぼ」です。
↓こんな感じでウェハース+さくらんぼで、さくらんぼだけはありませんでした。
さくらんぼは私も大好きなので嫌じゃなかったですし、付いてくれば「ラッキー!」と思っていました。
私のもう一つの大好物のクリームソーダにもさくらんぼが付いてきます。
今でもお店によってはクリームソーダにさくらんぼが付くようです。
私は「クリームソーダにさくらんぼが付くのは当たり前。でもバニラアイスにさくらんぼが付くのは不思議」といつも思っていました。
今でも本記事のイラストのようにウェハースやさくらんぼが乗ったバニラアイスを出すお店もあるのかもしれません。
でもなぜウェハースなのか未だに疑問なのです。
だってビスケットにアイスが挟まっていたり、砕いたクッキーが入ったアイス、アイス入りのモナカなどは普通に売っているのにウェハースとペアになったアイスはコンビニやスーパーでは見たことがありません。
どこかのお店やブランドではあるのか?ある地域では普通に売っているのかはまったく判りません。
未だにウェハースとさくらんぼが付いてくるのが不思議で、ごくたま~にですが思い出すと眠れなくなってしまうのです。
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私にとって、忘れなれないアイスがあります。
私が幼少の夏の日、父親に乗せて貰ったグロベンが屋根に乗っかっているエメラルドグリーンの電車の中で、でかいダンボール箱にアイスを入れて車内販売しているおじさま方がいました。
私は、父親に強請ってアイスを買ってもらったのですが、定価50円のアイスが200円くらいしました。でも、蒸し暑い社内の中では、そのアイスか飛ぶように売れてあっと言う間に売り切れていまいました。
その時の溶けかかったアイスが美味しかったこと!
今では、そのような光景を見る事もなくなりましたが、今でも懐かしく覚えています。
今でも、時々その路線に乗る事があるのですが、夏にはグリーンアテンダントが同じように高級なアイスを売ってます。子供にアイスを強請られると、ついつい高くても買ってしまいます。
会長どうぞ!!! ピップエレキバン!!! さま
こんにちは。コメントありがとうございます。
車内販売のアイスで「高い」とか「ハイソ」と感じたのは新幹線の車内の売り子でした。
きちんとした保冷ケースを肩から提げたり(たすき掛け)、お盆にお上品に乗せて売りにきたりしていました。
新幹線車内なので値段は忘れましたが高かったですね。
(新幹線は弁当も高いものばかりですが)
段ボール箱のアイス売りは在来線だけですが何度も見ています。
ところでJR発足直後にローカル線を中心に許可を得ていない業者(多分個人だと思うが)がダンボールにアイスやジュースを詰めて売りに来て、車掌が来るとあわてて次の駅で降りたり、トイレに隠れたりして問題になったことがたくさんありました。
確かJRになった直後で「これからは民間として販売なども積極的にやり、参入の敷居も低くする」とJR各社の社長が言ったことが原因だと思います。