レトロデザインの代表格は?
レトロデザインと言えば
レトロなデザインと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
家にある身近な物から巨大な建築物や産業用機器など様々ありますが、本記事では家にある物について取り上げます。
食器、家電、服などとなります。
そのような中で私はある共通点を見出したのです。
ちょっと大げさすぎる表現ですが、昭和の高度経済成長期をご存知の方ならば「そういえばそうだね」と同意されるかもしれませんし、ご存知ないお若い世代の方には「何かすごく懐かしく感じる!」と思われるかもしれません。
その共通点というのは花柄模様です。
コップ、食器、家電などありとあらゆるものに花柄模様が付いていた時代がありました。
調べた範囲と記憶に残る範囲だと1950年代後半~1970年代くらいではないでしょうか?
女性用の服や帽子などにも付いていたのです。
花柄の服というのは今でも当たり前ですし、時代年代を問わずに存在しますが、「レトロな」という部分がミソです。
これらのレトロデザインが近年再燃しているという事にも触れてみたいと思います。
レトロな花柄とは
私は独学含めデザインを学んだことがありませんので、どういうものがレトロなのか、リアルっぽいか、という区別は分かりません。
ただ見た目で「レトロだね~」と感じるだけです。
そんな中で以下のコップがレトロ花柄の商品と言えるのかな?と感じました。
画像引用元:Amazon.co.jp 様
https://www.amazon.co.jp/
これ↑はチューリップですが他にもヒマワリやコスモス、その他たくさんの模様がありましたね。
でもこのデザインは花柄が流行った時代のどちらかと言うと後期の方かな?と思います。
初期の方はもっと単純な絵柄でした。
例えばですか、以下のような花模様だったり、或いはもっと単純で小学校低学年が書くような花も多かったと記憶します。
そして時代が進むにつれてリアルな花に近づいて行くのです。
でも記憶の範囲では実際の花の写真をプリントしたものを見た記憶がありません。
あったとは思いますが。
↓魔法瓶の例
画像引用元:Amazon.co.jp 様
https://www.amazon.co.jp/
そしてこれらの花柄模様はコップ、食器だけでなく家電製品にも波及していったのです。
花柄の家電製品
家電製品に花柄?と違和感をお感じになる方もいらっしゃることでしょう。
でもやはり流行った時代があったんですね。
記憶の範囲だと、
・炊飯器
・冷蔵庫
・電気ポット
などが代表格でしょうか?
いずれも食器類とは異なり全面ではなく、一部にさりげなく入っていた製品もありました。
昔は家事は女性(主婦)という考えが根強かった時代もあったので、女心を狙ったのかもしれませんね。
でもさすがにテレビやステレオなどに花柄が入っていたというのは聞いたことも見た事もありません。
洋服の花柄は?
時代を問わず洋服(和服含め)のデザインには花柄がつきものです。
しかしこれにも時代があったようで、初期は食器などと同様に非常にシンプルなデザイン、その後はだんだん花の形や色なども凝って来ますが、でもあまりリアル過ぎない控えめな花柄で落ち着いています。
誰にも愛される花柄模様であってもやはり主たる製品(服、食器など)の存在の邪魔をしないようにと考えられているのでしょうね。
その他の花柄模様の例を以下に載せておきます。
実際の製品の物ではありませんが、このような模様を見て何か懐かしさを感じるかもしれません。
人気が再燃してきたレトロ花柄模様
時代は繰り返す、と言った言葉は永遠不滅のようで、最近またレトロ花柄のコップ、食器、ティーポットやTシャツなどが流行り始めているようです。
買い求める世代は昔のレトロ花柄を知っている年代ではなくて、10~20代とかの若い女性が多いようです。
レトロな模様はやはり「かわいい」という感覚を覚えるのでしょうか?
それともDNAに刻まれた何かかもしれませんね。
例えば古い日本家屋を写真やテレビでしか知らないのに、実際に見ると何か懐かしさがこみ上げて来るとかの感情と同じではないでしょうか?
しかも面白いのが食器など既に印刷されている実際の商品だけでなくて、レトロ花柄のシールもよく売れているそうです。
このシールをノートやスマホなど身近な物に貼って楽しむということです。
単純に花は老若男女問わず心惹かれるものがありますが、レトロ模様となるとさらに引き込まれる何かがあるようです。
これで少しでも幸せな気持ちになれれば良いことだと思います。
やはり時は繰り返す、のですね。
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ノンダクレーさん、おはようございます!
僕の家にも、花柄の魔法瓶がありました。
昔は、懐かしい昭和のデザイン商品がテレビCMに登場していましたが、近ごろは、文房具やら菓子やら歯磨き粉などの商品が消えて、もっぱら健康器具などの通販CMばかりですね。
かつて、2013~14年にBSフジで放送されていた[町田忍の昭和レトロ紀行]という番組で、昭和の意匠や風俗研究で知られる庶民文化研究家の町田氏が「あの時代のデザインは、基本的にコンピューターを使っていない。自動車や商品すべてのものに言える。人の手によってデザインされていたから、今のデザインとは違う心地よさがある」と語っていました。
(追伸)東横線渋谷駅のコーヒーショップの件ですが、構内の隅っこに、そんな店があったような記憶がありますが、残念ながら利用したことがないので、うろ覚えです。
でも、改札を出て、左へ曲がった山手線・銀座線への乗り換え階段は、よぉ~く覚えていますよ。
特に、うす暗くて天井が低く急な階段の銀座線は、ね。
浜のヨースケ様
こんにちは。コメントありがとうございます。
何故か昔は「花柄物」が非常に多かったです。その時は気にしていませんでしたが、近年様々なネットからの情報で気が付きました。
やはり「万人に好かれてあたりさわりが無い」という事なのでしょう。
確かに昔はコンピュータの使用など殆どなかったかもしれません。
でもエンジニアだった私の経験から言うと、コンピューター全盛の今でも実はデザインは全て人の手でやっています。
最初のラフスケッチから始まって、最終的なデザインまで全て人です。
人が介入しないと「このデザインでは工場で作れない」とか「コストがかかりすぎる」などの問題があるからです。
コンピュータを使うのは発注するための図面を起こす時だけでそれ以外は全て人の手が基本なんです。
その町田さんという方はちょっと間違っています。
ともあれ時代と共に様々な価値観などが変わっているのは事実ですね。
コーヒーショップのこと、何となくでも覚えていらっしゃるのですね。
とても小さな店でした。
乗り換え階段は人の多さに対して狭いし確かに薄暗かったです。
渋谷には似つかないですね。