街角の怪しい露店
街角に出没する怪しい露店
道路やシャッターが閉まった店舗前などで腕時計やアクセサリーなどを売っている露店を見たことがありませんか?
本記事で言う露店とはお祭りなどの行事中にだけ営業するような出店やキッチンカーなどではなく本当に路上に気まぐれに現れるお店の事を指します。
静まり返った夜のアーケード街にいたかと思うと、日中しかも人通りの多い商店街や駅の出入り口付近などでもこのような商売が行われていました。
しかも常に同じ時間にその場所で開店するわけでもなく、神出鬼没で毎日通る場所であっても一度見ただけで、その後ずーっと見ることもなかったなんていうようなお店もあったと思います。
このような露店が何時から始まったのかは正確には分かりませんが、戦前からであることは間違いないはずで、海外では今でもそのような露店がたくさんあるようです。
イメージ的にはこんな感じでしょうか。↓

怪しい露店は何を売っていた?
私が見た範囲で言うと概ね以下のような商品を売っていました。
・腕時計
上記の写真がそれに該当しますが、私は買ったことはないしじっくり見たことも無いのですが、友人から聞くところによると国内外の高級時計のブランドのものも多数あったとか。どこで仕入れているんでしょうね?
とは言ってももちろん本物ではありません。本物が数十万円以上とかするのに露店で1000~3000円程度で売っていたんですから。
ブランド物(偽)以外でも「手に取ってみようかな?」とか「おお!かっこいいじゃん!」と思わせるものも多数売っていたようです。
・アクセサリー
これがもっとも多く見かけるものだと思います。
かなりご年配の男性の店主も多いのですが、昭和末期~平成とかの近年だとスタイリッシュな服装の若者、しかも女性が店主だったりします。
特に若い店主が売るアクセサリーは彼/彼女らの手作り品が多かったりして、客も若者が多く比較的安心してフレンドリーな会話の元にそこそこ売れていたようでした。
あなたならばどっちのお店から買いますか? ↓


・メガネ
メガネの露店も何回も見ました。
子どもの頃は何とも思わなかったんですが、よーく考えてみるとメガネは視力をきちんと測ってからでないと使い物になりませんよね。
でもかすかな記憶では「老眼用」とか「近視用」とかの札が付いていたのを覚えています。
とはいっても視力は個人差が非常に大きいのでちゃんと測ってきちんとしたお店で買うべきですね。
とは言えあちこちで売っていたので需要はあったのでしょう。
・ひよこや金魚などの生体
これらはお祭りの出店では定番ですが、気まぐれに出店する露店でもひよこの販売を見かけたことがありました。
ひよこは見た目は可愛いですが、多数いるとピヨピヨ鳴く声がかなりの音量で道端で売っているのを見れば誰でも驚くと思います。
お店はこんな感じ↓
(AIで画像作成したら文字が滅茶苦茶になっています。でも価格設定は妥当?)

他にも古着を売っている露店もありましたが、食べ物は一度も見たことがありません。
やはり食べ物は保健所とかが厳しいですので店主も避けていたのだと思います。
上記に挙げたアクセサリーなどの店も正式な営業許可を取っている店はほぼないと思いますが、食べ物以外ならば警察から注意を受けても「すみません、すぐに撤退します」と言って逃げてしまえば済みますが、食べ物となると保健所の追及があるのでそう簡単には行かないからでしょうね。
怪しい露店はどんな街/地域に多かったか?
私は現在札幌市在住ですが、札幌では北海道最大のアーケード街である狸小路で昔アクセサリーの露店を見た程度です。
今の狸小路はインバウンドも非常に多く、それに合わせてかどうか分かりませんが洗練されたお店が増えたし、とにかく通行客が多いので露店を出すのは極めて難しいと思います。狸小路以外の北海道での露店の状況は全く分かりません。
となると私が生まれ育った東京、そして青春期以降を長く過ごした横浜での話しとなります。
「アクセサリーの店ならば原宿が多いのでは?」と思われがちですが、それは普通の店舗の話しであって原宿でも若者が最も多く闊歩する竹下通りで見たことはありません。
というか竹下通りは「道が狭すぎ、人が多すぎ」で早朝深夜とか「人が途絶える」時間帯でもない限り露店なんてとても出せないのです。(そんな時間に出しても誰一人買いに来ないけど)
しかし原宿駅から青山方面に抜ける表参道の路上では何回もアクセサリーを売る露店を見たことがありました。
表参道は歩道も比較的広く、人が多いと言っても広い道で分散されているので露店を出すことも出来たのでしょう。
最近は行っていないので詳細は分かりませんが、少なくとも原宿のアクセサリーの露店で「高齢男性がひっそり売っている」というのは一度も無いと思います。すべて若い男女が店主でした。
他には私が個人的に「昔から今に至るまで子どもの町」と思っている渋谷なんかも昔はアクセサリーの露店は見ましたね。
渋谷は何処を歩いてもとにかく人が多い、それでいて歩道は狭いので店は出しずらいのですが、それでも道玄坂を少し登ったあたりで(特に夜)見かけたことはありました。センター街や公園通りで見た記憶はありません。
でもここ20年くらいは渋谷で露店は見ていない気がします。
あと偽物の時計や高齢男性が売るアクセサリーやメガネの露店は新宿の東口~歌舞伎町、池袋東口方面、上野の浅草口方面などでは幼少の頃に見た記憶があります。
新宿、池袋などと東京出身の方が聞けば露店を見たことがなくても「あり得るよね!」と同意されるかもしれません。
まあ、そういう町なんです。雰囲気は今も変わらず。
横浜だとさすがに「みなとみらい地区」や元町では見たことがありませんが、横浜駅西口のビブレ前のパルナード通りやリバーサイド通りなどで大分前にちょっと見ただけです。横浜駅付近も露店を出す気になればあちこち出せないことも無いのですが、とにかく人が多くて道が激狭の場所ばかりなので出しにくいというのもあるのでしょうね。警察も厳しいし。
伊勢佐木町や野毛の方が多く目撃している気がします。やはりアクセサリー、時計が多かったです。
でも横浜全般でも近年はほぼ見なくなったと思います。時代なんでしょうね。
露店は怪しいだけでなく人生のドラマも含んでいる
露店って「怪しい」、「売っているものはイン〇キ臭い」なんていう印象があるかと思いますが、私が大人になって感じたのは怪しいだけでなくて人生のドラマを感じる事があったのです。
そんな大げさすぎる、と思われがちですが露店商というと昔から高齢男性が店主であることが多いのですが、やはり「稼がなくてはならない」、「俺にも家族がいるんだ!」という思いが静かに座って客を待つだけの姿からも滲み出ているのを私は感じるんです。
10代の頃からこの仕事だったのか、ほんの数年前からなのかは分からないし、人それぞれ無数の種類の人生を歩んで来たので余計彼らを見ると人生を感じてしまいます。
では若い人がやっているアクセサリーの露店などはどうでしょうか?
一見若い時代を楽しんでいるようにも見えて、切実に生活と収入に追われているようには客目線からは感じる事はあまりないかもしれません。
でも若い時代を楽しむだけでも人生の1ページであることに代わりはありません。
私も含めて若い時は何をやっても恐くないし、実は貴重な人生の1ページなんだなんてことはまず考えませんが、だからこその人生の彩でもあると思うのです。
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