1960年代の駅などには●○壷があった・・・
1960年代の駅や公共の場所の片隅にあったもの・・・
私は西武新宿線沿線で生まれて幼少期を過ごしたのですが、当時目に焼きついていたけれど何か全くわからない「ある物」が気になっていました。
それは駅改札の横、しかも目立たないようにひっそりと置かれていました。
高さは30cmくらい、直径が15~20cmくらいで真ん中に穴が開いた円筒形の容器でした。
その穴は上面と面一(つらいち、上面と段差がない意味)ではなくて、テーパーが掛かっていてその中心に穴が開いていました。
判りづらくて恐縮ですが、つまり上から見るとアリ地獄みたいにも見えます。
とにかく液体やゴミなどを回りにこぼさない様にその穴に入れる物だくらいしか理解できませんでした。
「何処の駅にもあるな」くらいしか思っていませんでしたし、親にも質問はしませんでしたが何故か気になっていたんです。
知ってショックを受けた何処の駅にもあった円筒形の物体
そして高校生くらいのときだったと思いますが、何かの本の記事でその円筒形の物体が「痰壷(たんつぼ)」であることを知ってショックを受けました。
知った時は海外の開発途上国にあるようなもの、くらいの認識だったからです。
でもよく考えると1960年代と言えば高度経済成長時代といえども日本が開発途上国から先進国なるために必死になっていた時代です。
ですから「そのような円筒形の物体」が駅などに当たり前のようにあってもおかしくなかったんでしょうね。
どんな先進国も色んな歴史を通して発展して行くわけですから。
でも今思っても本当にびっくりでした。
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