Sponsored Link

デパートの大食堂は昔は当たり前だった

当たり前だったデパートの大食堂

今はデパートの飲食店街と言えば上層階に専門店がたくさん入っているのが普通ですね。

庶民的なものから本格的なお店まで多彩にあります。

でも1970年代終わり、もしくは1980年代前半のデパートでの飲食は「大食堂」で食べるのが普通であったのです。

地域に無関係に比較的大型店ではたいてい大食堂があったはずです。

特に私が幼少期に親に連れられて行ったデパートは新宿の伊勢丹か三越。

たまに池袋の西武デパートでしたので、いずれも大規模百貨店であり大食堂もかなりの広さだったと記憶しています。

何でもありのデパートの大食堂

とにかく大食堂はないメニューが無いくらいの充実ぶりで、和洋中、デザートあらゆる年齢層と嗜好に答えられるだけの種類がありました。

和食はてんぷらや丼は当たり前、握り寿司も普通にありましたね。

洋食はステーキのコースだって当然のことでした。

大食堂の様子はデパートによって違いますが、大抵の基本形は以下のような感じでした。

(クリックで拡大します。ブラウザの「戻る」ボタンで記事にお戻り下さい。)

Depa_Daishokudou


メニュー以外を簡単に説明します。

1.知る限りの全ての店は最初に食券を買う。

2.案内された席に座る。
  空いているときは窓側から席が埋まっていく。
  大体大食堂は8~10階くらいにあるので町を見下ろしながらの食事は最高だと思う。

 

3.食堂の端の方にはおびただしい数の子供用の椅子が用意されており、小さな子連れだと係員がすぐに椅子を持って来てくれる。

4.「記憶の範囲」ですが、非常に大規模な店でお客さんが多い時間帯でも料理が出てくるまで長時間待たされた覚えがない。

5.食事が終わったら何もせずに退席してよい。どんなに混んでいても使った食器はあっという間に片付けられていた。


最大の印象はメニューの数の多さの他に、ウエイター/ウエイトレスの手際が非常に良いということです。

相当な大規模な店でも彼らは非常に細かいところまでよく見ていて、すぐに対応してくれます。

まさにプロ中のプロと思いました。

なぜ多くの人に愛された素晴らしい大食堂がなくなったのか自分では結論を出せません。

実は今でも生きている大食堂

大食堂が無くった後のデパートは同じフロアに専門店が入りましたね。

つまり建替えされていない限り、上下水道も大食堂時代のものを流用していると思います。

(電気と違って「水系」は建物を貫いている場所を変えないのが普通です。)

 

なぜ大食堂は無くなったんでしょうか?

それもほぼ似たような時期に全国で申し合わせたように。

色々な理由が報道されましたが、私にはどの理由もピンと来ません。

時代に合わないとか、多様性とか言われますが、時代はともかく多様性では今より進んでいました。

家族や友人どおしで行って食べたいジャンルがバラバラでも、同じテーブルで違ったジャンルの料理を食べれるのですから、これほど多様性に適したシステムは無いと思うのです。

まあ今はお店のブランドに惹かれて入るという人が増えたのは事実と思いますけど。

デパートから一掃されてしまった大食堂ですが、実はあちこちで生きているのです。

それはフードコートです。 幾つか例を挙げてみましょう。

ショッピングセンター

高速道路のサービスエリア

空港のレストラン

遊園地/テーマパーク

そしてフードコートという言い方は適正ではありませんが、

社員食堂/学生食堂

どうです? まさに大食堂でしょう?

上記のフードコートは本格的料理を出す店もありますが、多くはカジュアルなファストフード的なお店が多いと思います。

でも「一つのテーブルで全く違うジャンルの食べ物を食べれる」というのは明らかに昔のデパートの大食堂のシステムです。

時代は繰り返すではありませんが、やはりメリットを感じているから導入されているのでしょう。

昔のデパートと全く同じ形態ではありませんが、

【今でも大食堂は生きている】

と言ってよいと思います。

 

デパートの大食堂はけっして時代の流れに葬らされたと思いませんので、また一部のお店でも復活する可能性は有りえると思います。

ただ昔のように一箇所の厨房で全て作る、ではなくて専門店がたくさん入っていて注文は一括。

そしてウエイター/ウエイトレスが運んでくれるシステムは有りえると思います。

スポンサーリンク


コメントを残す

サブコンテンツ

管理人について

管理人

こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します。
もう50代にもなる妻子持ちのクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道のある都市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

スポンサーリンク

このページの先頭へ