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東横線は急行通過駅で急行車両を交換する!

東横線は元住吉で急行の車両交換をする!

東急東横線は今のように特急が走ったり、元住吉(もとすみよし)駅が高架になる前は同駅で急行電車の車両交換をよくやっていました。

まず元住吉駅の簡単な情報を書きます。


場所: 神奈川県川崎市中原区木月1丁目     渋谷起点 12.1km

Google mapはこちら

停車する列車: 東横線、目黒線  何れも各駅停車のみ停車

車庫: 東横線唯一の車庫である元住吉検車区がある。

今の東横線は各駅停車の他に急行、特急、通勤特急が走っていますが2001年までは各駅停車と急行の2本立てでした。

元住吉駅は急行通過駅でしたが、唯一の車庫があるため一部の時間帯に「渋谷発の急行元住吉行き」「元住吉発の急行渋谷行き」がありました。

しかしこれ以外にある意味ミステリー列車が存在していたのです。

それは渋谷発急行桜木町行きが、急行通過駅である元住吉に停車して、元住吉で急行桜木町行きに接続するのです!

(確かその逆パターンもあったと思います。桜木町発渋谷行きの急行が元住吉で車両交換、というものです)

判りにくいですが以下となります。

1.渋谷駅では「急行桜木町行き」と表示されている。

2.この電車↑に乗ると車内アナウンスで、「この電車は急行桜木町行きです。途中の元住吉で車両交換をします。」と・・・。

3.そして本来は急行通過駅である元住吉に停車。
  この時の案内は、

「この電車は急行桜木町行きですが、元住吉で車両交換をします。元住吉から先に横浜、桜木町方面にお越しの方は元住吉でホーム反対側に停車している”急行桜木町行き”にお乗換え下さい。直ぐに発車となります。この電車は車庫に入ります。」

4.元住吉から先に行く乗客はホーム反対側に停車中の別の車両の”急行桜木町行き”に乗り換える。


と、ややこしいことをしていました。

覚えている限りでは日曜/休日の日中が多かったと思いますが、平日の昼間もあったかも知れません。

車両の点検時期などの関係で、しかも元住吉には唯一の車庫がありましたのでこのようなやむおえない運用が行われていたのだと思います。

初めて、もしくはたまにしか東横線に乗らない人はかなり困惑したと思います。

またただでさえ東横線の急行は「停車駅が多すぎる!」と大昔から批判されて来ましたので、元住吉で車両交換があると当時でも「武蔵小杉・元住吉・日吉・綱島」と急行なのに4駅連続停車となってしまいます。

今でもこのような運用がたまにはあるのでしょうか?

 

ところで元住吉駅は当時地上ホームだったころは、「2面2線」の構造でした。

これはホームが2面あって、ホームに対して線路が4線あるという意味です。

渋谷、横浜それぞれの方向に2本づつ列車が停車(または通過)出来るということです。

そして今は高架の大変に立派な駅になりましたね。

2面6線の駅です。増えた線路は優等列車の通過専用線なので、ここにはホームはありません。

駅も太陽電池パネルなどを設置したり素晴らしく綺麗です。

でも今でも基本は各駅停車のみしか止らない駅となっています。

 

恐縮ながら地上駅時代の写真を持っていませんので、高架になった後の写真を載せておきます。

2008年撮影と少々古いですが、2016年現在も基本は全く変わっておりません。

(クリックで拡大します。ブラウザの「戻る」ボタンで記事にお戻り下さい。)

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2 Responses to “東横線は急行通過駅で急行車両を交換する!”

  1. 浜のヨースケ より:

    昔は、こういう列車交換というのがありましたね。
    乗り換えるのは面倒だけど、のどかなシーンでした。

    「のどか」といえば、東横線の親戚でもある相鉄線の昭和時代にあったエピソードを紹介します。

    地上駅だった横浜駅を、定刻よりも遅れて発車した運転士は、その遅れを取り戻そうとスピードを上げたため、並走する国鉄の列車を追い抜いてしまいました。(これだけなら京急とJRみたいで、お見事シーンですが)
    実は、抜いた相手がお召列車だったので、その運転士は叱られたそうです。

    もう一つは、和田町駅に近づいた電車の車掌が窓から腕を出してドア開閉キーをグルグル回していたところ、鍵が手から離れて線路上に落ちてしまったのです。。
    勿論、そんなことは知らない運転士は和田町駅へ向かって走り続け、いつもどおりにホームへ滑り込みました。その後の騒動は想像するに難くない話ですね。

    • kaikoshumi より:

      浜のヨースケ様
      コメントありがとうございます。

      相鉄がお召列車を抜く・・・、相鉄に限らずまずいかもしれませんが禁止という運用や約束事があったわけでもないのでしょうね。

      横浜~西横浜にかけては東海道本線に並行するので比較的良好な直線ですが、距離が短いですからスピードは出せませんよね。

      「鍵を落とす」というのは昔のローカル線で言えば運転助手や車掌が手でタブレットを受けていた時代などは通過駅で取り損なって大変な思いをしたという記事を読んだことがあります。

      特に北国で冬だと雪の中にタブレットを落下させてしまいその記事によると「慌てて非常(ブレーキ)かけて飛び降りて雪の中をタマ(タブレット)を探し回った」と緊迫した状態が伝わってきました。

      当然列車は遅れますし、非常ブレーキなので客室では大騒ぎになる事もあったでしょう。
      そして何より事後報告で大恥をかくというのが情けなかったとか。

      いろんな時代に形態が変わっても似たような事はあるのですね。

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します妻子持ちの普通のクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

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