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1960 ~1970年代の東京は大雪が当たり前!

昔は東京も一冬に何度も大雪が降った!

最近、東京(首都圏)は1月に大雪が降って交通がマヒしたり、転んで大けがをする人が多発したりしますね。

雪国ではないので雪に慣れていない、弱いのは当然です。

年に1~2度の大雪のために雪国並みの設備を投入するわけにはいきませんからね。

 

↓2013年1月の横浜駅前の風景(クリックで拡大します)

snow_001

snow_002

 

でも東京も1960~1970年代は一冬に大雪が何度もあって、しかも今よりも雪が多かったんです。

もっと前の年代はさらに多かったのかもしれませんが、私が生まれてからの年代で言うと上記となります。

そのころ私は練馬区の西側の方に住んでいました。

上石神井や大泉の方です。だから23区でも田舎の方なのですが別に山に近い場所というわけではありません。

当時は東京の中心部の方でも雪はものすごかったんです。当然電車やバスは動かない、大幅遅延となります。

 

これは私の思い違いかもしれませんが、最近の東京の大雪の日は昔よりもタイヤチェーンを付けている車が少ないように感じるのです。

昔の東京の大雪の日の方がもっとタイヤチェーンを付けている車が多かったように思います。

一冬に数回大雪が降る、しかしタイヤチェーンならば価格も安いのであらかじめ準備しておく車が多かったという事なのかもしれません。

昔と今の東京の雪の量と質はかなり違う

最近毎年首都圏を襲う大雪と、上述当時の東京の雪の違いは以下のようなものがあります。

一冬に大雪が降る回数は昔の方が多かった。12月末ごろに大雪が降ることもあったと思う。

一回に降る降雪量も圧倒的に昔の方が多い。

最近の首都圏の雪は水分を大量に含んだシャーベット状であるが、昔の東京の雪はもっと水分は少なかった。

程よい水分量だったので雪だるまや「かまくら」を作ったり雪合戦が出来た。

これらで遊ぶには雪の水分含有量に適量があり、多すぎても少なすぎてもいけない。

厳冬期の北海道のパウダースノーだとサラサラし過ぎて雪だるまや雪合戦の団子が作れない。また最近の東京の雪のように水分量が多すぎても難しくなる。

 

気象学に関して全くのド素人の私が思うには(無責任ですね)、東京の雪の量、降る回数が減って水分量が増えているというのは明らかにヒートアイランド現象で気温が上がっているからだと思います。


ちょっと脱線した話になりますが、ヒートアイランド現象でここ数十年で一番気温の上昇が大きい都市は東京ですが、二番目はなんと札幌市なんですよ。

札幌市は山中の方に行かなければ一冬で-10 度以下になる日は片手で数えるほどしかなく、かつ下がっても-12度くらいまでしか下がりません。

札幌市よりも東北の内陸側の気温の方が低いところが多いという事実もあるようです。

まあ札幌のビルの多さ、ススキノのネオンを見れば納得だと思いますが・・・。


 

最近のお若い人は東京で生まれ育っても「昔は23区内でも雪だるまや[かまくら]を作って遊んだ」なんて信じられないでしょうね。

もちろん地方都市の方だって信じられないと思いますが。

でも昔の東京は大雪の日の後にはあちこちの学校の校庭、公園に大きな(手のひらサイズではない)雪だるまや「かまくら」を普通に見ることが出来たのです。

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4 Responses to “1960 ~1970年代の東京は大雪が当たり前!”

  1. 匿名 より:

    そうそう。私も大泉ですが、雪かき必要くらい積もってましたよね。70年代。普通に学校に電車で通ってたけどな。
    80年代からは確かに積雪がなかった気がします。
    朝、通学の時に、霜柱とかも普通にあって、サクサク歩いて楽しんでたけど、今は地面とか畑とかないから、そんなのも見ないですね。

    • kaikoshumi より:

      匿名さま
      こんにちは。コメントありがとうございます。
      大泉ですか!親近感を覚えます(笑)

      昔の東京の大雪は毎年の恒例でしたね。
      昨日(20180122)は4年ぶりの大雪だったようですが、でも毎年の大雪はなくなりましたね。

      またおいでください。
      ご訪問ありがとうございました。

  2. ポン太 より:

    南岸低気圧の影響で雪が降るとき平井信行さんに拠ると、うろ覚えで申し訳ありませんが、地上付近の気温が3℃のとき上空の0℃の等温線が約500メートルまで下がれば雪で、それ以上の高さだと雨になると仰ってます。

    建物に車道は熱を発するためすぐに融け、公園などの場所は融けずに積もるため、それがブログ主さんが「雪の質が変化した」と錯覚をなさったと思います。

    昔中野に住んでた頃、大手町では18cmでしたが、中野駅前は約25cmでした。
    新宿で路面が濡れる程度でも中野は銀世界でした。
    ヒートアイランドの等温線を実感しました。

    余談ですが、都市気候が最も顕著に現れるのが霧の発生で、京都では1930年代に年間80日ほどありましたが、現在は10年に1日程度に減りました。
    内陸に住まわれたブログ主さんも「そう言えば」と思われるでしょう。

    • kaikoshumi より:

      ポン太 様
      こんにちは。
      コメントありがとうございます

      2年ほど前にTVで「東京に大雪が降る時は実は札幌上空の気温・気象条件も関係する」と気象予報士が言っていました。

      札幌上空1500mの気温がマイナス何度だったか忘れましたが、これが継続するとその次の日あたりに東京に大雪が降るそうです。

      これは一つのパラメータで、様々な条件が加味されるのですが、札幌上空も関係しているそうです。
      一見遠いと思われがちな札幌も東京と直線でたった800㎞ですから地球規模では点みたいな距離ですね。

      ヒートアイランドとか関連で確かに私も勘違いをしていると思います。
      昔の東京の大雪の記憶もあいまいな部分がありますから。

      ただ一つ自信を持って言えるのは確かに昔は雪合戦やかまくらを作ったのです。
      たまたまの雪質かどうかわかりませんが、まあそれだけ多くの雪が降ったのですね。

      上石神井は「やや内陸」ですが、実は東京で霧を見た記憶がありません。

      新宿区にも住んでいましたし横浜も長くいましたが見ていないと思います。

      今の札幌市も霧はありませんが、札幌郊外では何度か見ています。

      でもそれよりも札幌は中心地からわずか4㎞程度の場所で視界が10m以下になるホワイトアウトの方が恐ろしいです。

      ご訪問ありがとうございました。
      またお越し下さいね。

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管理人について

管理人

こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します妻子持ちの普通のクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

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