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荷物電車の思い出

荷物電車はある意味風物詩

昔、各鉄道路線に「荷物電車」という電車が走っていたのをご存知ですか?

路線にもよりますが30年以上前には全国から無くなってしまったと思います。

私がよく荷物電車を見たのは幼少期ですが、当時は西武新宿線沿線に住んでおりました。

(昭和40~45年[1965年~1970年]ごろのお話しとなります。)

 

上石神井などでしょっちゅう見かけたものです。

関連記事: 西武鉄道の秘密(~1970年頃)


余談ですが、上石神井駅の写真(ストリートビューなど)を見ると私の幼少期の頃と大きく変わっていないのには驚きます!

踏切のある平面駅、改札は橋上にあり、西友ストアの建物も昔のままです。

私に言わせれば西友ストアの建物は外壁のペンキの塗り替えくらいしか変化が見れません。

もちろんあちこち外壁工事などをやって小奇麗にはなっていますが基本の構造物は変わらず、駅前の雰囲気も昔のままです。

ここで言っている「私の幼少期」とは昭和40~45年(1965年~1970年)くらいの記憶で言っていますので、50年近く上石神井駅は変わっていないという事です。

乗降客の多さに反してホームの幅も相変わらず狭いですね。


 

流石に私は当時の荷物電車の写真は持っていません。

ネットで探したところ以下を発見しましたので載せておきます。

(クリックで拡大します。)

↓ 1966年 萩山駅

↓ 1968年 小川駅

↓ クモニ4+クモニ1

上記3枚の引用元: 団塊鉄ちゃん気紛れ撮影記 様

http://tetu5501.exblog.jp/14692644/

 

私は1両での運用しか見た記憶がありません。

時として上記のように2両連結もあったんですね。

 

荷物電車が運ぶものは新聞、郵便、その他は小包でした。

新聞はビニールや紙などに包れて(紙の下か上には濡れないようにビニールをかけていたものもあった)、大きくマジックで「上石神井」などと行先が書いてあったと思います。

郵便は「〒マーク」の付いた麻袋みたいなものに入っていました。

そして駅に到着すると乗務している係員と駅係員が協力し合って次から次へと荷物をホームに投げるように搬出していました。

荷物電車専用ホームがあるわけでは無くて、通常のダイヤの合間に運転されるので荷物の搬出は大忙しという感じでした。

荷物電車自体はかなりボロボロ・・・

幼少期に頻繁に見た荷物電車ですが、子供心にいつも思っていたのは「荷物電車は一番おんぼろの電車」ということでした。

当時も「古くなって使われなくなった電車かな?」と思っていましたし、大人になってからも「旅客運用から外れた古い車両」という認識でした。

事実そうなんですね。

西武鉄道に限らず全国どこでも(国鉄も、多分)荷物電車として新製した車両は無かったのでは?と思うんです。

少なくても私鉄には無かったと思います。

調べると国鉄の古い車両を払い下げてもらって荷物電車に改造したものもあったようです。

 

荷物電車の内部構造は基本的にシートを取っ払っただけです。

一部の車両は係員が乗務するために少しだけシートを残したものもあるとは思います。

とにかく当時でも古い車両ばかりでした。

 

また古い車両で1両の運用ということが理由なのでしょうか?

起動時に外から見ていても「ガクン」というかなりの衝撃を伴って発車していたのを覚えています。

これは当時の吊り掛け式電車の特徴(ギアのバックラッシュが大きい)でもあったのですが、さらにモータの電圧を変えるための制御段数が荒かった(少なかった)ので起動トルクがかなり大きくて発車時に「ガクン」という衝撃が発生するのです。

多分2両以上連結していればもうちょっと衝撃が緩和されていたとは思いますが、発車を見ていても「乗り心地悪そう」と思いました。

 

でも昔の荷物電車は新聞配達、郵便配達、荷物配達と毎日大忙しで列車密度が高い東京の幹線を縫うように走っていたのです。

荷物の積み下ろしには当然時間がかかりますが、数分おきに旅客列車がやってくるし、後続の急行に追い付かれたりすることもありますので駅での作業は最短で行い、駅間の走行も古くて性能が悪くても全力で目いっぱい走っていたと思います。

その後これらの配達はトラックに変わり、荷物電車は姿を消すことになったのですが、彼らの功績は日本経済を支える一助であったと思います。


最後に荷物電車ではないですが、荷物と郵便物を運ぶ静態保存されている気動車(キハユニ25 1)の写真をいくつか載せておきます。

これは2012年に「小樽市総合博物館」で撮影したものです。

撮影時は車体の傷みが激しく悲しい状態でしたが、その後修復はされているようです。

車内には郵便物の仕分けをする作業台もありました。昔の国鉄で使われたので走行距離も長かったでしょうから走行中に仕分けもしたのですね。

(人形がリアルでちょっと恐い・・・)

また車両の端の部分のボックスシートとドア横のロングーシートは残されています。

この車両の現役時代を私は知らないのですが、これらの座席は職員用ではなくて一般乗客用として使っていたのではと思われます。

別のところで見た写真で荷物部分と座席部分を樹脂シートのカーテンで仕切っていたのを見たことがありました。

(全てクリックで拡大します。)

 

 

 

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します。
もう50代にもなる妻子持ちのクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
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