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JR東日本の【ポツ】とは?

JR東日本のポツ?

今回は管理人の好きな「鉄」ネタですがあまり古い話題ではないことをご容赦ください。

時期的には2008年~2012年ころとなります。

関連記事: E電って知ってる?

横浜近隣の駅で電車を待っていたらある日ホームの柱に意味不明な表示がされていることに気が付いたのです。

しかもかなり目立つ表示でした。

 

↓クリックで拡大します。2009年4月根岸駅

 

ホームの柱にこんなものが貼ってあったら別に「鉄オタ」でなくても気になると思います。

気にならない方がおかしいです。

東神奈川車掌区」とあり、列車の最後尾付近の柱限定でしたから車掌さんが必要なものだと推察できます。

でも「CS推進委員会」とありますが、CS(Customer Satisfaction)=顧客満足ですから「お客様に満足して頂く活動」ということです。

でも「ポツ」を注意すると利用客が満足するのでしょうか?というか満足以前に意味が全く不明ですね。

 

その後別の駅でも以下のようなものを見つけました。

ますますわからず不可思議です。

(クリックで拡大します)

↓2009年5月 横浜線・新横浜駅

↓2009年6月 鴨居駅

気になりだした気持ちが止まらずネットで調べまくったのですが、当時は「ポツ」が出始めなのか?殆ど情報はありませんでした。

でも私以外の利用客も気になりだした人が増えて来たらしく、直接JRに質問する猛者までも出て来たようです。

 

それによるとJR東日本の広報では分からず、運転手が交代する駅で待ち構えていて直接運転手に聞いたり、東神奈川車掌区に電話かけたり出向いたりして調べる人までいたようです。

 

結論として、「ポツ」とは発車時刻の事で車掌さんはこれを守ってくださいね、という注意喚起なのです。

列車を運転するのは運転手ですが、乗降を確認してドアを閉めて運転手に発車合図を出すのは車掌さんです。

つまり定時運転の半分は車掌さんの腕にかかっていると言っても過言ではありません。

定時運転は乗客にとって安全の次に大事なものですからCS推進であることに間違いはありませんね。

 

でもあまりにも気になって問い合わせが多く発生するというのは理解できますね。

 

ポツのその後

JRがあまりにも問い合わせが多かったから改めたのでしょうか?

いつの間にか「ポツ」という表示がなくなっていました。

でも表示の色合いがカラフルになり、ますます目立つ存在に生まれ変わっていたのです。

 

↓2010年2月 根岸駅で(クリックで拡大します)

「時刻あり」というのは、何やら駅員さんか乗務員さんがダイヤを守る事とかに捉えることが出来ますが、「たまに」っていったいなに?と思いますね。

カラフルさといい怪しさが増して気になる存在になってしまいました。

 

以下は2012年5月に相模原駅で撮影されたものです。

ホームの足元ですよ!

(クリックで拡大します。友人が送ってくれました。ありがとうございます。)

↑この文字は電車側から見る方向ですから利用客としては電車を降りる時に足元を見ると目に入ることになります。

ますます謎ですね。

 

その後ネットで見るといろんなバージョンに進化しているようです。

引用させて頂いて載せようと思ったのですが「種類が多すぎる」んですよ!

JR東日本の広報や横浜支社が把握していない間にどんどん増殖していたようです。

 

もしかしたらJR東日本の東神奈川車掌区以外にもこういう謎めいたことをやっているところがあるのかもしれませんね。

でも利用客にとっては「気になってしょうがない謎」にすぎないんですけど。

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6 Responses to “JR東日本の【ポツ】とは?”

  1. 横浜線 より:

    ポツ、とはダイヤ上の「発車時刻」の事です。

    横浜線は東神奈川、新横浜、中山、町田、橋本、八王子の主要駅のみに発車時刻が決められていて、他の駅は大体の時刻を駅に表示していますので、車掌、運転士は主要駅以外の発車時刻を認識していません。あまり発車時刻の確認をしないものですから、主要駅で時刻の確認をするのを忘れることもあります(早発)だから柱に貼って注意喚起しているのです。

    • kaikoshumi より:

      横浜線 様
      コメントありがとうございます。

      全ての駅での時刻を確認していないのですか。
      それは驚きです。どの路線も全駅の発車時刻を厳格に確認/順守していると思っていました。

      早発防止とはなるほどですね。

      どうもありがとうございました。

  2. 横浜線 より:

    こんばんは。ポツの話は以前から各ブログ等で「謎」になっているのを見ていました。憶測で、ダイヤのスジが交わるところ、すなわち電車がすれ違う場所ではないか?という見当違いな見答えも見られました。私も新横浜で家族連れのお客様に聞かれました。東神奈川車掌区はもうありません。4年前に相模原運輸区(横浜線担当)と横浜運輸区(京浜東北線担当)に廃統合されました。
    ついでに「E電」ですが、JRになった頃考えた名称では無く国鉄時代からの業界用語です。今でも社内では使われています。横浜線、京浜東北線、山手線、中央線(東京~高尾)等の電車はE電といいます。反意語は「M電」です。東海道線、東北線、中央線の高尾以西~、違いが分かりますか?難しいのですが、おおよそ時刻表の列車番号の末尾に「M」が付いている列車がM電で、それ以外のアルファベットが付いているのはE電です(例外が多数あります)

    • kaikoshumi より:

      横浜線さま
      コメントありがとうございます。
      様々な事が一気に解決した感じです。

      E電が国鉄時代から使われていて今でも使われているとか驚きです。
      JR発足後に愛称募集がありましたがあれが最初だと思いました。
      びっくり以外の言葉がありません。

      「ポツ」はあまりにも摩訶不思議でしかも目立つ配色と大きさですから多くの人が疑問に思ったでしょう。
      やはり色々と乗客が知らない事がたくさんありますね。

      大変面白かったです。

      どうもありがとうございました。

  3. 横浜線 より:

    ちなみに、路線バスの運転手の行路票(勤務中に乗る路線と時刻が書いてある)は主要のバス停の時刻しか載ってませんね。数百メートルおきのバス停の発車時刻なんて気にしていられませんから。それと同じで駅間の短い「E電」は主要駅しか発車時刻を決めていないのです。「M電」と呼ばれる路線は駅間がやや長かったり、~本線、という長距離列車が走る路線です。しかし、常磐線や横須賀線、湘南新宿ライン等はM電とE電が同じ線路をごちゃ混ぜに走っているのでややこしいです。

  4. 横浜線 より:

    「たまにポツ」というのは、主要駅以外の駅や、主要駅の一駅手前の駅で、時間調整をする必要があるときに発時刻を与えている時です。例えば、橋本の手前、相模原ではたまにポツがあります。それは、ポイント(信号)の開通(切替え)待ちであったり、回送電車の入庫待ちであったりすることが多いです。いつもはポツが無いところで、その列車だけ、ポツが指定されているので、確認を怠り、早く発車してしまうといけないので、その喚起です。
    お客様の目に触れる場所で「ポツ」という言葉が物議をかもしていることから、一般的な「時刻」という言葉に置き換えました。しかし、現場では「~駅、ポツあり!〇分〇秒発車!」と行路票と時計を指差し歓呼してます。

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管理人について

管理人

こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します妻子持ちの普通のクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

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