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北海道・摩周駅の前の駅名は弟子屈駅

摩周駅は道東観光の拠点駅の一つ

北海道の道東を走るJR釧網本線(せんもうほんせん)に摩周(ましゅう)という駅があります。

摩周湖が近いので観光振興のために1990年11月にこの駅名になりましたが、以前は町名と同じ弟子屈(てしかが)駅という名前でした。

駅舎も同時に改築されましたが、雰囲気は弟子屈駅を踏襲しておりホームや跨線橋は昔のままです。

私がこの駅に初めて降り立ったのは1976年(昭和51年)8月11日でした。

その後も何度もこの駅を利用しています。回数は数えきれません。

 

場所はこちらです(Google map)

 

何度も利用した理由は、摩周湖のほか屈斜路湖、阿寒湖などに行く交通の要所でもある駅だからです。

特に大好きだった阿寒湖西方のオンネトーに行く時も、利用する駅は摩周駅か足寄駅(あしょろ、廃駅/廃止路線)だったのです。

弟子屈の名称に長く慣れ親しんだ私としては駅名の変更はかなり驚きました。

今でも摩周駅と聞くと違和感を感じます。

 

↓現在の摩周駅(2008年)

(クリックで拡大します)

画像引用元: Wikipedia

↓1986年夏の弟子屈駅

画像引用元: フォト蔵 様

http://photozou.jp/

 

なお摩周湖に近いから・・・と言っても、「最寄り駅ですぐ!」というわけではありません。

駅から摩周湖第一展望台までは直線距離で約8.3km、道沿いで11.2kmあるので車で15分ほどかかります。

 

以下の4枚は2010~2012年に私が撮影したものです。

いずれもクリックで拡大します。

↓まさに霧の摩周湖

↓阿寒湖





喫茶店・人形の家は駅近くの隠れた名店

摩周駅は観光地への要所なので、列車を降りるとどうしても直ぐにバスに乗ったりレンタカーを借りに行くと思います。

でももし時間があれば、隠れた名店として昔から「知る人ぞ知る」喫茶店・人形の家に行って頂きたいです。

 

場所はこちらです(Google map)

 

この店を知ったのは恐らく1980年代前半にユースホステルばかり泊まり歩いていた時代に、確か摩周湖ユースホステルでヘルパー(スタッフ)か同室の人に教えてもらったのです。

列車待ちでちょっと寄るには駅からすぐだし食事メニューが豊富なのでとても良いお店です。

記憶の範囲では最低3回は行っています。現在もまだ営業していますのでぜひ行って欲しいお店です。

 

中は渋い昔ながらの喫茶店です。

「人形」と付くからにはさぞかし店内が人形だらけでは?と思ってしまいますが、さりげなく飾ってあるので映画やテレビの影響で「恐そうなお店」なんて思う必要は皆無です。

クラッシックな雰囲気の中で静かに時が過ぎていきます。

私にとっての北海道・隠れ名店と言えます。

↓2014年7月の外観の様子(クリックで拡大します)

画像引用元: Google Street View

 

↓店内(クリックで拡大します)

画像引用元(2枚とも): 食べログ 様

https://tabelog.com/

 

釧網本線自体のこと

釧網本線は釧路から網走まで166.2kmという長い距離を走る全線非電化・単線のローカル線です。

この距離は東京~清水駅(静岡県)に匹敵します。

釧路側は広大な釧路湿原に沿って走り、網走側はオホーツク海沿岸を走ります。

沿線の殆どが無人駅、雄大な大自然、時としてエゾシカや丹頂鶴やキタキツネが車窓から見れるなど本当に素晴らしい路線です。

 

↓塘路湖サルボ展望台のエゾシカ

(2012年に私が撮影。クリックで拡大します)

でも決定ではありませんが同線は廃止の危機にあります。

JR北海道としては路線廃止だけは何とか避けたいと言っていますが、沿線自治体も支えるだけのお金がなく厳しい状況です。

ですから一人でも多くの方が乗って釧網本線の素晴らしさを知り、後世に伝えていきたいと思うのです。

厳冬期でもまともに動くのは鉄道だけです。

北海道は普段車しか乗らない人も冬になるとJRに乗ります。

これは全道的な傾向ですがそれほど鉄道が信頼されているのです。

 

以下の4枚は2012年に私が撮影したものです。クリックで拡大します。

↓2枚とも塘路湖サルボ展望台

(道路の右側に釧網本線の線路)

↓釧網本線の塘路(とうろ)駅

↓釧路湿原近くの道路脇で(丹頂鶴の親子)

釧網本線に乗れば人生観が変わると断言できるほど素晴らしい車窓があなたを待っています!

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します妻子持ちの普通のクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

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