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マイティジャック(特撮テレビ番組)

マイティジャックは円谷プロ最高峰の特撮

マイティジャックは1968年(昭和43年)から僅か2ヶ月だけ放送された特撮物ですが、円谷プロ最高峰とも言われ、今見てもその完成度の高さには圧倒されるほどです。

この時期の円谷プロと言えばウルトラマンシリーズ全盛時代で、ヒーローと怪獣が戦うというものが流行っていましたが、マイティジャックは怪獣は登場せずに悪の組織Q(キュー)を相手にマイティジャックの隊員達が万能戦艦マイティ号に乗って戦うというものです。

マイティ号は巨大な戦艦ですが、海上航行はもちろん海中深く、そして空も飛べるという万能ぶりで、当時はもちろん現代でも「ぜひ実現したい乗り物」であると言えます。

そして造形が極めてカッコよく、男の子のハートを鷲掴みでした。

 

今見てもうっとりするほどカッコよいと思います。

(クリックで拡大します)

画像引用元: STARGAZER ENGINE 様

http://stgz.blog71.fc2.com/

 

更に発進時がカッコよい。

格納庫に注水されて水中から発進するのです。

(クリックで拡大します)

画像引用元: YouTube  kojiro777333 様のチャンネルより


以下、第1話のオープニングです。

YouTube  kojiro777333 様のチャンネルより引用させて頂きました。

リンク切れはご容赦ください。

https://youtu.be/M05hZ46MJYc

 

そしてマイティ号には小型で強力な多くのメカが搭載されていて、これらのメカがマイティ号から必要に応じて発進しメカが水中を、そして空中を移動して敵地で偵察や攻撃などの任務を行うのです。

マイティ号とメカたち

マイティ号には多くのメカが搭載されています。主なものを挙げてみましょう。

ピブリダー

単座/単発の小型戦闘機。
最高速度はなんとマッハ4! 長く伸びたピトー管と機体に対して非常に短く小さな主翼が特徴です。
小さな主翼は単発エンジンでも高速を徹底的に追求し、安定性を犠牲にした直線番長的な性能でないかと思われますが、長く突き出たピトー管は当時のアメリカ海軍主力戦闘機「イントルーダー」を思わせます。

エキゾスカウト

小型戦闘機でありながら水中も航行できるという優れものです。

ミサイル/投下爆弾が搭載できるので戦闘攻撃機かな?と。

空中ではマッハ3.2、海中でも50ノット(92km/h)というマグロ並みの超高速性能を誇ります。

【2018年11月28日追記】
以前からマグロは水中でも100km/h以上、ある研究者によると160km/hに達する固体もいる、と言われていましたが最近の日本人科学者の研究では、「マグロは普段は20~30km/h、早い時でも50km/hも出ない」だそうです。
豆知識でした。

 

でも主翼が無いに等しいほどの小ささなので低速や離着陸時の安定性が極めて悪く、エンジンの推力だけで飛んでいる感じがしますから、航続距離は物凄く短かったと思われます。

 

コンクルーダー

これもエキゾスカウト同様、空も海中もという万能戦闘機です。

海中での最高速度はエキゾスカウトとほぼ同等の100km/h(54knot)ですが、空中ではマッハ4.8とかなり早くなっています。

真上から見るとどう考えてもエイそのものの形です。

更にエイと思わせるのがデルタ翼、そして主翼翼端が上に反りあがったウイングレット、エイかナマズを思わせる前方に2本突き出たピトー管(らしきもの)などで「生物」を感じさせる造形です。

 

以下はプラモデルの写真ですが精密に出来ていますね。

(クリックで拡大します)

画像引用元: 特撮 プロップス 倉庫 様

https://blogs.yahoo.co.jp/imaginerjp

 

しかし見る方向によってはフランスダッソー社の超音速爆撃機、ミラージュを思い出させます。

現在のレベルで見ても、安定と超高速性を目指したデルタ翼、燃費を改善するウイングレット、胴体両脇の大型エアインテークなど導入された技術には目を見張るものがあります。

でもこれほどの超高速機で可変翼ではないので低速時は安定が悪いと思いますし、ドッグファイトでは不利ではないかと・・・?

 

他にも搭載メカにはハイドロジェットV、バギーなど様々な種類がありました。




マイティ号は先進のメカニズムではあるが・・・。

全ておいてカッコよいマイティ号ですが、操縦席などはやはり古さを感じざるおえません。

今のようにタッチパネルやコンピュータの制御システムなどが無かった時代ですから止むおえませんが。

(当時もコンピュータはありましたが、大規模の金融システムや統計処理などをこなすメインフレームしかない時代でした。オープンリールのテープがガチャガチャと回っている奴ですね。)

 

↓これがマイティ号のエンジンスタートスイッチだ!

つまみを右に回すとエンジンが始動する。車程度の簡単さ!

(クリックで少しだけ拡大します)

↓水深計

(クリックで拡大します)

↓発進レバー。奥に倒すとマイティ号が発進する。

物々しいが実に簡単な操作のみ

(クリックで拡大します)

上記3枚の画像引用元:YouTube  kojiro777333 様のチャンネルより

 

またマイティジャックだけでなく当時のウルトラシリーズや最近の特撮物に共通しているのが、大変に複雑な動きをする航空機であってもシートベルトがないということです。

旅客機でもシートベルトが無かったら乱気流遭遇時には天井に叩き付けられたり、着陸時のブレーキングでも体が前に吹っ飛ぶかもしれませんよね。

地球の平和の前に乗員の安全を考えてもらいたいものです。

国内ドラマ

マイティジャックと戦え!マイティジャック

マイティジャック放映後に「戦え!マイティジャック」というシリーズがありました。

1968年7月6日から12月28日まで26回放送されたようです。

最初の「マイティジャック」は同年6月29日が最終日なので僅か1週間ほど後で「戦え!マイティジャック」がスタートしたのですね。

マイティジャックは全部で13回放送されているので2倍の放送回数です。

 

なぜこのようなものになったのかは当時は分かりませんでしたが、Wikipediaによるとマイティジャックは一切怪獣物が出てこなくてストーリーも大人向けだったので怪獣を登場させて子供番組にして欲しいというフジテレビ側の強い意向があったそうです。

怪獣はどちらかというとウルトラマンシリーズのものよりもウルトラQに近いテイストでした。

怪獣のことなどもWikipediaに詳細が出ているようです。

 

DVDレンタルで最近両方見ましたが当時も今も最初の「マイティジャック」の方が私は好きですね。

 

マイティジャックはすべてにおいて絢爛豪華!

マイティジャックはあらゆることに当時、非常識と言われるほどお金をかけて作られています。

例えばオープニングの発進前の注水場面ですが、水がスローで流れていく様が写っていますね。

これは映画用の35㎜フィルム対応の高速度撮影機を輸入して撮影したそうです。

 

また多くのメカ製作でも妥協はせず細部まで徹底的に拘り、音楽も何と「世界を代表するシンセサイザー奏者の富田勲氏」を起用、そして俳優陣も豪華絢爛でした。

マイティ号の隊長役は二谷英明氏(彼のお嬢様は元女優の二谷友里恵さんで、一時期は郷ひろみさんの奥様でしたね)、ウルトラシリーズでおなじみの二瓶正也氏真理アンヌ氏柳 永二郎氏などなど当時のウルトラシリーズや多くのドラマでおなじみの顔ばかりでした。

 

私がマイティジャックと聞いて真っ先に思い浮かぶのは音楽と主題歌です。

オープニングでも歌無しと有があったようです。

歌も大好きで、当時と同じメロディでこの曲は今でもカラオケにあります。

曲も全く古さを感じさせず、フジテレビがやりたかったという子供番組とは無縁の堂々とした心に響くサウンドでした。

 

 

歌ありのオープニングを見つけましたのでご覧ください。

YouTubeのhiromi Terakawa様のチャンネルより引用させて頂きました。

(万一のリンク切れはご容赦ください)

https://youtu.be/syDiAnfZMhI




マイティジャックが影響受けたもの、与えたもの

独断で書いてみます。

*影響を受けたもの

これはやはりサンダーバードだと思います。

サンダーバードは万能機はなくて、それぞれのメカというか乗り物の使い分けがはっきりしていましたが、それをひとまとめにしたのがマイティジャックだと思うのです。

だからマイティジャックは「万能戦艦」と言われたりもしていましたね。

また先に述べた多くの小型メカがマイティ号から出て来て敵地偵察、攻撃に使われましたが「母船(母体)から小型メカが用途に応じて出て来る」というのもサンダーバード2号そのものです。

 

マイティ号の発進場面はサンダーバードは全く違いますが、でも地下(海中?)の広大な秘密基地から「まず注水を始めて・・」という凝った場面などはやはりサンダーバードの基地にヒントがあったと思うのです。

 

でも当の円谷さんも同じこと言うと思いますが、私も決してサンダーバードのパクリではないと思います。

確かにヒントはあったとは思いますが、全く新しい斬新なものだった、それがマイティジャックだと思うのです。

 

*影響を与えたもの

これも私の勝手な想像ですが、宇宙戦艦ヤマトではないでしょうか?

ストーリーも何もかも違いますが、よーく見ていくと「そうかもな・・」と思う事が多々あります。

これはどこの場面というのではなくて全体の話しです。

 

また最初はサンダーバードからヒントを得たと言ってもマイティジャックの後のヒーローものなども「母体から便利なメカが出て来る」というのは継承されているものも多くあります。

(ヤッターマンシリーズもそうかも?)

 

あと当時は多くのマイティジャック関連のプラモデルが発売されました。

マイティ号はもちろん、ピブリダーなど小型メカもたくさん売っていたのです。

私もこれらをたくさん買いましたね(買ってもらった)

 

もちろん最初にマイティ号本体を買ったのですが、今でも覚えています。

西武新宿線の上石神井駅隣接の「西友ストアー」です。

割と大型のモデルを買ってもらったのですが、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

当時持っていたプラモデルの過半数はマイティジャックとサンダーバードでしたね。

 

余談: この上石神井の西友ストアーは今でも健在どころか建物自体が当時と建て替えられていなくてビックリでした。

 

またマイティジャックのような作品が生まれてほしいですが、お金をかけてもアニメ系ばかりなので特撮ファンとしてはちょっと寂しいです。

特撮物は今でもたくさんありますが、放送開始と同時に玩具メーカとコラボミエミエの作品は見る気さえ起きません。

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2 Responses to “マイティジャック(特撮テレビ番組)”

  1. はじめっち&みならいかのん&ゆたか&みならいかのん より:

    完成度は「マイティジャック」には大きく劣りながらも、
    今でも東宝の映画に「海底軍艦」ってのがベースにあるのかなぁ…って。
    こっちも水陸両用なんですよね。自分らはまぁ・・・
    「マンタのえさにしておしまい!」の小林哲子さんが超美人だったことがむしろ印象的でした。
    ・・・小林夕岐子さんもいいけど…はじめっちマセてます

    やっぱ一作目の主題歌がいいですね。特に2番の
    「遥か彼方の ツンドラ 夕日が雪を染めるころ」
    ってところが脳内にイメージ映像が焼き付きます。
    遠出をするときは、「キャプテン・ウルトラ」の「宇宙のマーチ」と
    「大怪獣ガッパ」のテーマと「MightyJack is Going」して甲州街道パシります。
    ・・・なんのこっちゃみならいかのん

    ウルトラシリーズ50周年ってことで、TVK(テレビ神奈川)では、
    ウルトラマン・セブンは放映するけど、「MJ」や「怪奇大作戦」やってくれんのっす。
    添付のオープニング視たのっす。かっこいいっす。
    「FourthGate Open (ForceGate Openかも)…」
    「Pull The Full Throttle」「OK! Let’s Go」なんて
    音源入ってたら、もろ地球防衛軍極東支部っす。
    海から空へのフライングシーンは、サンダーバード2号発射を彷彿させるっす。
    ・・・もちパクリじゃないっす!ゆたか

    あたいは「MJ」とかむかしのことよくわかんないけど
    「特捜最前線」に出てる人はよくわかったのだ。
    ・・・「太陽にほえろ」よりも好きなのだつるみん

    • kaikoshumi より:

      はじめっち&みならいかのん&ゆたか&みならいかのん様

      コメントありがとうございます。
      皆様、色々とよくご存知ですね。こちらが頭が下がります・・・。

      とにかくMJの完成度の高さは驚くほどで文句のつけようがありません。(シートベルト以外)

      曲&歌もまさに芸術です。曲だけをフルオーケストラで聞いてみたいです。

      今はCGがあるので何でもあり、となりましたが、私はCGは否定しないけれど使いすぎで詰まらなくなっていますし、メカなど実際に作ったものも完成度が低くてがっかりします。

      MJの時代はお金かけ放題だったのでしょうし、今は視聴率や採算性ばかり前面に出て来るのですぐにおもちゃメーカーとのコラボばかりになるのです。

      もちろんお金をかけられないのは判りますが、限られた予算の中でももっとやりようがあるだろ!と思いますね。

      「怪奇大作戦」は恐かったですが、これも完成度の高さ、ストーリー性の素晴らしさではトップレベルでした。

      でも短命に終わったのは多分「怪獣」が出てこなかったのが原因だと思います。
      当時のTV局は怪獣が出てくる子供向けしか頭になかったそうなので。

      またお越し下さいね。

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管理人について

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します。
もう50代にもなる妻子持ちのクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道のある都市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

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