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横浜・洋光台の居酒屋 竹りん

洋光台の居酒屋 竹りんは絶品料理のお店

 

JR京浜東北根岸線の洋光台駅からすぐの場所に「居酒屋 竹りん」がありました。
(住所は神奈川県横浜市磯子区洋光台となります。)

洋光台は1965~1970年にかけて山を切り開いて計画的に作られた街で、駅前及び周辺には公団住宅(現、UR)が数多く立ち並んでいます。

別の記事で私の個人情報をばらしていますが、私も洋光台に30年弱住んでいました。

洋光台の駅前にある団地は、1階が店舗となっている典型的な高度経済成長時に作られた団地群で「竹りん」はその一角にありました。
場所は以下の付近となります。

クリックで拡大します。(Google mapに加筆)

竹りんはどんなお店?

一言で言えば何処にでもある小さな小料理屋でした。

駅を降りて会社帰りのサラリーマンがふと立ち寄る、週末は近所の常連が自然と集まってくる、そんな感じでした。

マスター(メガネをかけてやや細面で物静か。当時50代くらい?)とフロア担当の女性(この方もメガネをかけていて、細身の小柄。マスターと同年代くらいか? いつもニコニコハキハキしていた。)の2名体制でお店を切り盛りされていた。

私が通った範囲では他のスタッフを見た記憶がない。でもこの二人は夫婦の感じはしなかったが実際のところは全く不明。

週の初め、週末問わずいつも多くの客で賑わっていて、金曜日とかでなくても一人も入れないくらい混雑している事も多かった。

小上がりは常連客が多い感じで、カウンター席は殆どが一人で来店の客(つまり私)で占めていた。

このお店に来る常連客は大きな声で喋ったり、マナーが悪いと言う人は見た記憶がない。もちろんお酒が入るから「しーんとしている」ということはないが、皆節度のあるマナーの良い常連客の思い出しかない。

 

料理を作っているのはマスター一人なので、すぐに料理が出てくるとか、物凄くメニューが多いわけではありませんが、料理ド素人の私から見てもこのマスターは多分本格的に日本料理を修業された方ではないかと今でも思います。

私も会社帰りにフラッと寄ったり、嫌なことをすっきりしてから帰宅したいという時などに来店しました。

いつも頼むメニューは大体決まっていたのですが、このお店で誰にでも自信を持って勧められる絶品メニューがありました。

ジャンボ焼き鳥
ただ肉が大きい焼き鳥はいくらでもありますが、竹りんの焼き鳥は大きいにも関わらず肉がとても柔らかく、焼き加減が絶妙でした。
焼き鳥から目を離さず一心不乱に焼かないとこうはならないといつも思っていました。

ジャンボかき揚げ
天ぷらの中でもっとも難しいと言われるのがかき揚だそうですが、あれだけ多くの具材を一つに纏め上げるのですから高度な技術がいるのでしょうね。
竹りんのかき揚はサイズがすごく大きいんです。メニューに「時間をたっぷり下さい」と書かれていたことだけははっきりと覚えています。

熱々の一人で食べるのが大変なほど大きなかき揚が提供されるのですが、火の通りがいつも均一で外側が揚がりすぎているとかは一度もありませんでした。また全然脂っこくないのにも毎回感心させられました。

うなぎの白焼き
これは年中あるメニューではないはずですが、何回か食べていてすごく印象に残っている逸品でした。

ふっくらとした焼き上がりの白焼きなのですが、お店によっては外側をかなりカリカリに焼くところもあると思います。
でも竹りんは表面もあまりカリカリにせず、表面と内部の食感の差があまりなくて「一つのものを食べている」と言う感じでした。

そしてお店推奨の食べ方として、添えられた生わさびをたっぷりつけて食べるのです。

初めて注文した時には、うなぎのサイズに対してかなりの量のわさびが添えられていてびっくりしたのですが、マスターが「思い切りたっぷりつけて食べてください。全然辛くないですよ」というのでその通りにしましたが、本当なんです。

わさび単独では擦ったばかりなのでかなりツーンと来ますが、うなぎに乗せて食べるとキツイ辛味が無くなってしまうのです。
これは驚いたと同時に家で普通の蒲焼にタレのほかにわさびを乗せて食べたらこれもかなりいけました。

騙されたと思って蒲焼にタレとわさびを乗せて食べてみてください。驚きの美味しさになります!




竹りんの外側と店内

実は店内を撮った写真は一枚も持っていないし、外を撮った写真もなぜかシャッターが閉まった状態のものしか持っていません。
またネット上にも「竹りん」という店名だけあって、写真や詳細情報は見つかりません。

ですので店内は私の記憶により作った図、シャッターが閉まった状態のお店の写真をアップします。
いずれも行った事のある方にはとても懐かしいと思っていただけることでしょう。

なお竹りんのお店は端から2番目の場所となります。(一番端は理容ナリタ)

お店の外側(2010年夏頃。既に閉店) 3枚ともクリックで拡大。
(2枚目のものはシャッターにポスターが貼られている場所が竹りんの場所です。)

 

↑最後の写真は「竹りん」の文字のプレートが外された跡。寂しい・・・。

 

↓店内の様子。私の記憶より(クリックで拡大します)

店内図は曖昧な部分もあり、間違いは御容赦下さい。
本当に小料理屋と言う言葉がぴったりのお店でした。



竹りんの賃料などは?

こんなこと余計なお世話だし、調べてみようなんて思ったことは無いのですが撮影した写真にしっかりと写っていました。

↓以下  クリックで拡大します。

撮影したのは2010年夏ですが、ポスターによると[ 平成22年(2010年)6月28日現在 ] となっています。

施設と住宅をペアで借りなくてはならないと思いますので、月の賃料は211,200円となるようです。(共益費込み)

駅から徒歩2分ほどで、しかも駅前商店街の一部施設ですから破格の値段ではないでしょうか?

本記事執筆時は既にこのポスター撮影から8年半も経っていますが、URは比較的長期間家賃が上がらないので、恐らく2019年1月現在でも変わっていないのではと思います。

過去URに何度か済んだ経験から言っても10年くらい(時として以上)はURはまったく家賃が上がりませんからね。

でも竹りん営業時もそれほど客単価が高いわけでもないのに自分が生活をして、21万円強もの家賃を払い、お店を運営していくのはさぞかし大変だったと思います。

 

過去小料理屋と言われる店も数え切れないほど入りましたが、竹りんは私が入った小料理屋の中ではダントツの1位の店であり、普通の居酒屋と比べても料理は一級品だったと今も思います。

自分の舌に、脳裏に焼きついたあの味をまた味わいたいと強く思うのです。

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します妻子持ちの普通のクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

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