Sponsored Link

恐かったおもちゃ

恐かったおもちゃ

 

誰でも幼少期にもらったおもちゃがあり、いつもそばに置いていたと思います。

しかし中には「こんなの欲しくなかった」、「恐くて使えない。見れない。」というおもちゃもあったのではないでしょうか?

親や親戚としては「せっかく買ってあげたのに・・・」と思うでしょうが、人生経験がたかだか数年しかない小さな子供にとっては「恐いものは恐い」のです。

本記事で扱う幼少期とは3~5歳くらいとお考えください。

どんなおもちゃが恐かった?

男女によって違うものがはっきりしていると思いますが、私の経験(友人や私の子供含む)から考えるとおおむね以下のものが多いようです。

男の子
・ロボット系

・怪獣

・宇宙人みたいなフィギュア(特に海外製が不気味)

女の子
・リアルな赤ちゃんの人形

・日本人形

 

こんな↑感じかな?と勝手に思いました。

ロボット系は別になんとも思わない感じですが、動きが不気味だったり(例えば両腕・両足と同時に首を左右に振ったり)、顔はいかにも機械なんだけどちょっと人間テイストが入っていたりなど、小学校に上がるくらいの時にはなんとも感じなくなっている事が物凄く恐かったりします。

怪獣も例えばゴジラとか正統派?みたいな物は恐くなったのですが、変にデフォルメしたものや、目玉が一つ(逆にたくさんあったり)の妖怪みたいなものは恐かったです。

怪獣と被る部分もありますが、宇宙人のフィギュアみたいのは本当に恐ろしかったです。

例えばウルトラマンシリーズに出てくる宇宙人とかはテレビで見る限りはそんなに恐くないけどフィギュアになると恐かったり、昔(1960~1970年代)はアメリカやイギリスのSFドラマシリーズをテレビでよくやっていて、そのフィギュアも多く売られていました。

特にこれら海外のSFドラマのフィギュアは恐かったです。
理由はやはり日本人とは違う感覚で作られたからだと思います。

当時テレビでしょっちゅうやっていた海外のSFドラマと言えばサンダーバードを筆頭に宇宙ものが多く、「キャプテンスカーレット」、「宇宙家族ロビンソン」、「謎の円盤UFO」、「タイムトンネル」などあげればキリがないほど多くまさに全盛期でした。

当然これらに関したフィギュアやプラモデルなどが多く発売されました。

 

覚えているのは宇宙家族ロビンソンに出てくる宇宙人やロボットのフィギュアでした。

ロボットはロビンソン一家と宇宙を旅するフライデーと言う名前(実は日本で付けられた名称)で、よき友人でありつまり「良いもん、味方」ですが、形が幼少の私には恐かったのです。

このフライデーというロボットはある意味ロボットのおもちゃの原型を作ったとも言える名作だと(勝手に)思います。

当時はもちろん現在に至るまでロボットのおもちゃはこのフライデーを模したと思われるもので溢れているからです。

↓これです。

画像引用元: TamTam 様

http://www.hs-tamtam.co.jp/




時系列で見るとこの形のロボットは1956年の「禁断の惑星」とかの方が早いのですが、少なくても日本でのテレビ人気では宇宙家族ロビンソンのほうが有名な気がします。(実際はわかりませんが)

当時このロボットのおもちゃも物凄く流行ったんです。

私は持っていなかったのですが、友人は何人もこのロボットのおもちゃを持っていました。

おもちゃだけ見る限りはそんなに恐くないのですが、テレビで見ると変にトラウマになってしまうのです。

 

・移動は足に付いた4連のキャタピラなので足の屈伸や上半身の動きは皆無で、すーっと動く。

・両手は蛇腹で伸び縮みする。

・危険が迫ると(宇宙人の接近含む)「警告!警告!」と両腕を振りながら叫ぶ。

 

などさりげない動きやしぐさが幼少の私にはとても恐くて、このフィギュアを所有するなんて理解出来ませんでした。

 

さて女の子用の「恐い」おもちゃですが、私は女の姉妹がいませんので、親戚や自分の子供の場合から感じたことを書いてみます。

女の子のおもちゃで「恐い」とかを連想させるものは殆どないと思われますが、実はもっともポピュラーな人形が恐いのでは?と思います。

特に女の子の母性本能をくすぐるような赤ちゃんの人形が恐いという話しをよく聞きます。

(女の子は個人差はあれどわずか2~3歳で母性や女性らしさを感じさせる行動をするようになります。)

 

その赤ちゃんの人形にも「本来の人形らしさを前面に出したもの」、「すごくリアルな表情を持つもの」、「一見昔ながらのお人形だけど、部分的にリアルさを感じさせるもの」など様々ですが、あまりリアルなものは恐いと思われるようです。

うちの子に妻が買い与えた”ぽぽちゃん”は、最初は遊んでいましたがすぐに遊ばなくなり、しかも見えない場所に隠すようになりました。

どうしたの?と聞くと「恐い」と言います。
何かあったの?と聞けば「特に何もない。でも赤ちゃんの人形は恐い」と言うのです。

結局子供も親も”ぽぽちゃん”はほったらかし状態になり、引越しの時に妻は誰にも言わず廃棄したそうです。

 

私が引っ越し先で「ところでぽぽちゃんは?」と聞いて廃棄が発覚したのですが、私と娘は「え~!」と言ってしまいました。

妻は「だって遊ばないじゃない」というので私が「でも人形って心が宿って捨てても捨ててもまた戻ってくるって言うよ。」と言うと小学生だった娘も怯えながら同調します。

結局”ぽぽちゃん”は帰ってきませんでしたがちょっと私も娘もトラウマになった気がします。

 

なお”ぽぽちゃん”は決してリアル系、恐い系ではありません。
でも”彼女”の目を見ていると他の種類の人形よりも吸い込まれ感が強いのです。

赤ちゃんの人形なので、その辺を強調したのかもしれません。

(”ぽぽちゃん”の写真も引用元提示の上に本記事に載せようと思ったのですが、サイト様を見ると禁止となっておりますし、サイトへのリンクも事前許可必要なので載せない事にします。気になる方はすぐにヒットしますので”ぽぽちゃん”で検索してみてください。)

 

また海外製の赤ちゃんの人形はよりリアルになっていて、店頭で見ても恐いなと思うこともありました。

ブリキのおもちゃで↓こんなのも夜何気なく見るとすごく恐いです。
ましてや一部分が壊れたりしていると祟られそうだし・・・。

画像引用元: Aucfree 様

https://aucfree.com/



私が一番恐かったおもちゃ

友人が持っていた宇宙人もの、怪獣ものは別として自分が所有したおもちゃで一番恐かったものについて書いてみます。

それは4~5歳の頃に家に訪ねて来た親戚か父の同僚が買って来てくれた円盤のブリキのおもちゃだったのです。

なんとそれと(ほぼ)同じと思われるものをネットで発見しました!
以下がそれです。

画像引用元: SHOOTING STAR 様

http://japanese-vintage-toys.com/

 

細部は違うかもしれませんが、間違いないと思います。
とんでもなく過去の記憶ですが、それでも昨日のことのように鮮明に覚えているのでよほど恐かったのでしょう。

スイッチを入れるとライトがピカピカ光りながら本体が回転しながらランダムに動き回るのです。

何が恐かったかというと、この”ランダムな動き”がものすごく不気味に感じて目を瞑りたいほど恐かったのを覚えています。

 

泣いたり拒否するような事は言わなかったと思いますが、父の背中にぴったりとくっついて顔を少しだけ出して、その不気味な動きを見つめていたのを覚えています。

その後お客さんが帰ってからはこのおもちゃで遊ぶことは一切せず、たしかおもちゃ箱の奥のほうに隠してしまったと思います。

ある程度の年齢になるとなんとも思わないおもちゃの動きも幼少時は物凄く不気味で恐いと感じるものなのですね。

 

宇宙ものが多かった高度経済成長時代

ここまで読んで気が付かれた方もいらっしゃると思いますが、1960~1970年代は宇宙ものが多かったのです。

既述したように海外ものはサンダーバードや宇宙家族ロビンソン、日本国内ではウルトラマンシリーズなど。

宇宙ものが流行った理由はやはりアメリカのアポロ計画ではと思います。
そうです、巨大なサターンロケットに人間を乗せて初めて月に行ったアポロ計画です。

人類が宇宙空間に行く、ましてや月に行って戻ってくるなんて絶対にありえない話しだと思われていましたから。

有人飛行はソビエト(現ロシア)に先を越された部分もありますが、世界に影響を与える国、与えた国としてはやはりアメリカです。

宇宙飛行が現実なものとなり、ロケットが飛び立つ数年前から様々な宇宙もののドラマや映画が作られたのです。

その結果多くの関連したおもちゃやフィギュアが発売されるのは当然ですし、なぜか「宇宙人・宇宙生物=グロクて恐い」という図式も全世界に出来上がっていったと思います。

 

また女の子向けおもちゃもリアルさを追求した人形の開発競争になったり、人形そのものだけでなく「着せ替え」という部分が重視されるようになった時代でもありました。

 

誰でもあるおもちゃの思い出、そして「恐くて触りたくなかったおもちゃ」にも思い出がたくさん詰まっているのですね。

スポンサーリンク


2 Responses to “恐かったおもちゃ”

  1. 山本 より:

    おもちゃは怖くなかったのですが、獅子舞が怖くて怖くて家に来たら押し入れに隠れました。

    宇宙家族ロビンソンではドクタースミスが大好きで、若大将シリーズ(怪獣映画の併映)でも若大将より青大将が好きでした。
    キャプテンウルトラのハックはフライデーの真似だなと当時思ってました。

    人生で唯一持っていたフィギュアはスペースマンというアメリカ製のもので、テレビCMもやってました。
    多分アポロ計画等の宇宙ブームで作った玩具だったのでしょう。
    900円でしたが親がよく買ってくれたなと思います。

    鉄人28号のブリキのリモコンおもちゃを伯父さんに買ってもらいましたが、同じシリーズの鉄腕アトムバージョンが鑑定団で25万円でした。
    そんな昔のおもちゃを動く状態で今持ってるなんてありえないと思うのですが?

    • kaikoshumi より:

      山本さま
      コメントありがとうございます。

      家に獅子舞が来たのですか!それは凄いことです。
      おもちゃよりも確かに怖いですね。

      世は宇宙ブーム、確かにそうでした。
      宇宙へのあこがれというよりも「人間が勝手に想像した世界」がメインだったと思います。

      出てくる宇宙人や宇宙生物は決まって恐い形なので、そういうのが植え付けられた感じがします。

      >鑑定団で25万円でした。
      →驚き以外の言葉がありません。
      今だったら持っていても動かないのが普通でしょうね。

      ご訪問ありがとうございました。
      またおこしくださいね

山本 へ返信する

サブコンテンツ

管理人について

管理人

こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します妻子持ちの普通のクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

スポンサーリンク





写真素材無料【写真AC】


無料動画素材なら【動画AC】

このページの先頭へ