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かもねぎ音頭

摩訶不思議な「かもねぎ音頭」

 

かもねぎ音頭という不思議な曲がありました。
1972年(昭和47年)に中川レオさんがリリースした曲で、なぜか現在は料理研究家として有名な平野レミさんとの競作だそうです。

(競作の方は私はこの記事を書くまで全く知りませんでした。)

なぜこの曲を当サイトの「懐かしい曲」というカテゴリーで取り上げようと思ったかというと、当時小学生だった私の耳に連日ラジオからこの曲が流れて来て頭から離れなかったのです。

それからかなりの年月が経ち、すっかり忘れていたのですが先月何かのある記事の文中に「かもねぎ音頭」の一文を見つけ、急に記憶が鮮明に蘇ってきたのです。

恐らくこの曲は私の今までの人生の中で最もインパクトがあって、これから先もこれほどのインパクトのある曲と出会うことはないだろうと思い記事を書くことにしたのです。

「かもねぎ音頭」はどんな曲だった?

題名からして本当に不思議な曲ですが、1972年当時そこそこ流行っていたようです。
当時は今と異なり歌番組が多くあったのですが、でもこれらのTV番組で見た記憶がありません。

忘れているだけなのかもしれませんが、私はラジオでよく耳にしたのです。

もしかしたらTVの歌番組で扱われるほどヒットはしていなかった、もしくは題名や曲の内容がやや不適切と判断されてTVでは難しかった可能性もあるかもしれません。

著作権の関係で当記事では歌詞全体、もしくは多くの部分をそのまま載せることはしませんが、ところどころ「こんな歌詞があった」とかを書いてみたいと思います。

「かもねぎ」とは何か?

曲そのものの話題の前に「かもねぎ」とは何なのか?について少々触れておきます。

あなたが成人であれば一度は「カモがネギしょってやって来る。」とか「いいカモが来た。」とかの言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

この2つのフレーズに出てくる「カモ」とは鳥類のカモのことではありません。

人間のことです。しかも「こちらからすると都合の良い奴がのほほんとやって来た。」という悪い意味で使う言葉です。

こんなことを歌にしてよいのか?と現在では問題になると思いますが、1970年代は高度経済成長期のせいか(?)、許されたんですね。

例えば「日本語俗語辞書」には以下のように説明されています。
同サイトからの引用抜粋文。

『鴨ねぎ』の解説

鴨ねぎとは「鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)」という慣用句の略である。

鴨が鍋の具材である葱(ネギ)を背負って向かって来れば、それを捕まえるだけで鴨鍋をすることが出来る。

ここから鴨ねぎは利用しようとするものが、さらに良い状況や好都合な事物を呼び込むことを例えたもの、

つまり事態が自分に都合のよい、ますます望ましい状況になることをいう。

http://zokugo-dict.com/06ka/kamonegi.htm



かもねぎ音頭の内容は?

上述したように著作権の問題から詳細、広範囲に歌詞をここで書くわけには行かないのですが、インパクトのあるフレーズとして以下の言葉が随所にあります。(原文のままではありません)

 

鼻の下伸ばして・・カモがネギしょってやってくる・・・

じゃんじゃん飲ませろ・・・

・・飲んでくっちゃべって銭をとる・・
(くっちゃべって→しゃべっての意味)

酔わせて放り出せ・・・

・・おだてろ おだてて放り出せ・・・

 

どうですか? こんな内容の歌詞は今では許されないですよね?
(新たに曲を作るとして)

つまり「ぼったくりバー」の歌です。

やって来るオヤジどもはぼったくられるの分かっていても、鼻の下を伸ばしてやって来る、ということです。

この部分に関しては今も変わっていないですね。
請求書見て一気に目が覚めて大騒ぎ、となりますが。





かもねぎ音頭は小学生の私にどうやって浸透したのか?

当時はよく自分の部屋や布団の中でラジオを聞いていました。

歌謡曲が好きだったのでその手のものが流れる番組をよく聞いていたのです。

しかもラジオは全て自作のものでした。
小学校5年生頃から電子工作にはまり、もともと父が電子工作が好きで家に様々な部品が転がっていたというのから影響を受けたのです。
(父は真空管世代ですが)

自分では2石レフレックス、6石スーパーなどのラジオキットを買って、半田付けも自分でやって組み立てました。

それらのラジオのスピーカはたかだか直径5~6cm程度ですから音が非常に悪く、イヤフォンで聞いてもAM放送なので「それなりの」悪い音でした。

でも自作のラジオで番組を聞くのは楽しく、そんな毎日の中である日この摩訶不思議な「かもねぎ音頭」が流れて来たのです!

はっきり覚えています。
曲の冒頭はなぜかちょっと欠けてフェードインで始まりました。多分DJの人の話しが入ったのでしょう。

非常に怪しい雰囲気で、子供ながらにきらびやかなラメの服を着たバーのお姉さんが歌っているという場面が目に浮かんだのです。
(別に私は当時そういう女の人が好きだったわけではないですよ)

なぜそのようななまめかしい衣装と女性が思い浮かんだかと言うと、当時山本リンダさんの「どうにもとまらない」が大ヒットしていて、TVで見ない日はありませんでした。

多分その山本リンダさんの姿と「かもねぎ音頭」を歌うお姉さんが重なったのでしょう。(ラジオだけど)

 

AM放送特有の高音が出ないちょっとこもったような音は(ラジオの性能もあったが)ますますこの曲を怪しく感じさせてくれました。

音が悪いせいもありますが、子供の私には途中の歌詞がよくわからず、最後に繰り返し「かもねぎ、かもねぎ、かもねぎ音頭だよ~!」というフレーズだけが脳裏に刻まれたのです。

しばらくして「かもねぎ」の意味も知ったのですが、「なんで音頭なの?」という疑問はおっさんになった今でも解けません。

 

この曲は本当にインパクトが強く、問題作でもあると思います。

しかしその時代時代を反映した迷曲?と言えましょう。
しょっちゅうラジオでかかっていましたがヒット曲か、というとそういうこともなかったようです。

何より驚くのは2019年というこの時期に「かもねぎ音頭」と検索すると非常に多くの記事・含まれるサイトがヒットし、YouTubeにも出てくるということです。

YouTubeを見ると中川レオさん、平野レミさん以外にも複数の人が歌っているようで、どこかで行われた歌謡ショーの動画では2000年代に入ってからの映像もありました。

また初音ミクを使った動画も存在します。

ということは未だに一部であってもこの曲が支持されていて、「聞きたい」と思っている人がいるという証ですね。

YouTubeで検索するとたくさんヒットしますのでご存じない方はぜひ聞いてみてください。
独特の世界観に引きずり込まれると思います。



かもねぎ音頭がカラオケにあった!!

【2020年1月31日追記】

凄いニュースです! (実は決してそんなに大げさなものではないのですが)

過日カラオケに行ってダメもとで検索したらなんと中川レオさんの「かもねぎ音頭」があったのです!

躊躇なく私は予約ボタンを押しました。

ふつうこれくらい古い曲だと当時大ヒットして、今でも知る人の多いような曲でないと近年のカラオケの画面は適当な映像をあしらわれてしまうのですが、この曲はご本人歌唱ではないけど「怪しい小さなバー」を舞台にしたもので、それこそぼったくられるようなお姉さんたちがいるお店でした。

この曲のために作られたような映像でした。
しかもかなりの高画質なので製作年度は新しいと思います。
(あくまでも私が行ったカラオケ店でのことです。)

 

ぜひ皆さんもカラオケに行ったら「かもねぎ音頭」を歌ってみてください。
歌いながらもちょっとだけニヤッとしてしまいますよ。

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します。
もう50代にもなる妻子持ちのクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道のある都市におります。
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