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ランドセル派?かばん派?

小学生の最大の憧れはランドセル?

 

年代問わず太古の昔から?小学校に入学する時に一番うれしいのは少しだけお兄さん、お姉さん気分になれること、そしてランドセルを背負えることではないでしょうか?

この考えは私のようなおっさんの時代はもちろん、今の子供も変わっていないようです。

しかし入学時からあえて手提げかばんやカジュアルなリュックを選択する子供も多く、学校側からは「派手でなければ何でもよい」と事前説明を受けることもあります。

これらは個人(子供本人)の考えや年代、地域などによって異なっています。

しかし多くの子供の憧れ、小学生の証はやはりランドセルと言っても過言ではないと思うのです。

ランドセルは世界に誇れる日本の名品であり文化

入学時からずっと手提げかばんなどを卒業まで使い、一度もランドセルを使ったことのない人もいます。

でもとりあえずランドセルについてちょっと触れようと思います。

ランドセルは年々改良を重ね、子供受けするデザインは配色という事だけでなく機能面でも大きな進化をしています。

特に近年は「A4サイズの用紙が折らずに入る。」、「教科書が増えてもマチが広いのでたっぷり入る」など容量の大きさをうたった物が増えているようです。

マチ:かばん類の幅(奥行のこと)

 

大きな用紙、教科書がたくさん入るということはかばん類の本来の性能と言えますが言い換えると低学年など小さな体の子供が背負うのが大変では?とも思います。

しかしさすが日本のメーカー、その点はかなり考慮されているようで、単純にサイズを大きくしたわけではなくて背負いやすい設計になっています。

しかし昔からある平凡なランドセルでも体の小さな子供が背負うとまるでランドセルが歩いているみたいに見えますね。
大変微笑ましく可愛らしく見えますが当の本人は「重くて大きくて大変」と思っているでしょうが。

 

そして大人の多機能かばんのようにサイドポケットが多く付いていたり、蓋がマグネットで簡単に脱着出来るように工夫されていたり至れり尽くせりです。

特に蓋のマグネットの部分は背負った状態でも楽に操作出来るようになっているのはさすが日本設計だと思います。

このようなランドセルを背負った子供が闊歩するのがまさに日本の登下校の光景と言ってよいですね。

それに特に1年生くらいの子供はランドセルを背負うのが嬉しくて仕方ない、という表情も見せてくれます。



ランドセルは世界最強のかばん

私が小学校に通っていた時代と、今の子供が持つランドセルは機能、色、内容積など大変な進化をしています。

特に色は昔はの2色しかありませんでした。
自動的に赤=女の子用黒=男の子用に社会全体が決めつけていて、当の本人も「それが当然」と思っていた時代が長かったと思います。

しかし何時ごろかわかりませんが赤黒の2色以外の色がどんどん増えて行き今や紫、茶色、水色など様々なものがあり「いったい何色あるのか?」と思うほどになりましたね。

さらに特に女の子用は本体の色と同じ色で目立たないように花柄が付いていたり、まさに「女心」をくすぐるものまで出て来ています。

でも私の時代から現在までずっと変わらぬ事が一つあるのです。

それは堅牢さです。

これは大昔から変わりません。
分厚い皮を太い糸でしっかりと縫い付けて作り、とても6年間だけではもったいない丈夫な造りになっていますね。

メーカーで「6年間保証付き」とかのうたい文句を聞いたことがありますが、男の子が多少乱暴に扱っても6年なんて全然余裕だと思います。

ランドセル=小学生のものという図式が日本ではありますが、海外では日本のランドセルを子供はもちろん、大人が通勤バッグに使っている人も多いそうで、皆同じく「とにかく頑丈、そして機能的」と大変な高評価のようです。

日本人として日本製品の優秀さだけでなく、日本の長い文化が海外でも使われるようになってとてもうれしい事です。

確かにこれほど頑丈で機能的なかばんは他に無いと言えます。

皮だし密閉構造ではないので雨では心配ですが、でもランドセルの形状というのはレインカバーを付けやすい、作りやすい形状なんですね。
全体をすっぽり覆うように上から被せる形状で良いわけだし、蓋の部分だけ別構造にすればカバーを付けたまま蓋を自由に開閉できるのです。

本当に素晴らしい構造だと思います。

ランドセル以外の選択肢

現在は一部の私立を除きほとんどの小学校でかばんは派手でなければ自由(ランドセルでなくてよい)となっているようです。

ランドセル以外だと「手提げかばん」、「リュックサック」がありますが、ランドセルに比べれば比率は圧倒的に低いですが根強い人気はあるようです。

子供にとっては背中に背負う方が楽なのでリュックをという人もいるでしょうし、高学年になって身長や体力的にも余裕が出て来ると手提げかばんを、という子供もいるでしょう。

いずれも今は機能的で色の選択肢も大変豊富なので選び放題だと思います。

これは余計な心配かもしれませんが、特に入学時は皆がランドセルで、一人だけ手提げかばんやリュックだと子供がとても不安に思ったりするかもしれないので新入学を控えているお子様がいらっしゃる方は事前に学校に聞いてみるとかをした方がよいと思いますよ。

子供が不安や心配事を持たずに学校に行ってくれることを最優先になるようにしましょう。





ランドセルの値段と一番売れる時期は?

ランドセルは小学校に入学する時に買うものですから庶民的な値段であるべきものです。

私が入学した時の値段や平均的物価などは今となっては知る由もありませんが、近年のランドセルの値段の高さには驚くほどです。

もちろんピンキリなのですが、私の子供が入学した時の相場は3~4万円くらいでした。
それでも高いな、と思いましたが子供が欲しがっていたデザインのものであり、小学校入学という人生の節目ですので頑張って買ったのです。

そして最近のランドセルの値段は5万円なんて安い方で、8~10万円超なんていうのもザラにあるようです。

もちろん5万円もしないもっと安いもの(1万円代でも)もたくさんあるし、安いから貧祖なんて事はまったくありません。
しっかりとした造りと仕上げ、子供が使いやすい機能的な構造など上位製品と比べて遜色はありません。

あとは細かい仕様(マチが大きく広がる、細かいデザイン、カラーバリエーションなど)による差となるようです。
またデザイナーズブランドとかもあるようですね。

さてランドセルの購入時期ですが、一般的には4月の入学前の春休み、もうちょっと早くて年末頃からではと一般的には思われます。

しかし単純に「最も購入が多い時期」は実は入学前年の夏休みだそうです。

これは地域、年によって異なることもあるようですが概ね夏休みだとか。

理由は、

【夏休みに祖父母の家を訪れた来春小学校入学を控えた孫にランドセルを買ってやる。】

人が多いからだそうです。

初めて知った時になるほど、と思ったのですが前年の夏休みとはずいぶん早い気もしますし、遠く離れた祖父母だったら遊びに来るのとは別に買って宅配便で送ればよいのでは?とも思いました。

しかし現実はやはり夏休みが多いらしく、事実ランドセルのTVCMも6月頃から始まり秋口まで続くことが多いようです。

孫たちが車で来たのであれば、会った時に孫に見せて喜んでもらう。それを見たジジババも歓喜の涙を流す、という図式になりますが電車や飛行機で来る孫はどうなのか?なんて余計な心配を私はしてしまいます。

全く余計な事ですがその場で見せて「後日送るね」になるのでしょうね。

もちろん入学前の春休みにもたくさん売れることでしょう。
それにしても一部の人気デザインを除いて入学前にランドセルが売り切れてしまった、なんて話しは聞いたことないですね。
クリスマスケーキだと売れ残るのが恐いから予想数に対してギリギリの数を作るのでしょうけどランドセルは来年に持ち越せますし。



ランドセルはお子様の証?

そんなわけはありません。前述したように海外では大人が通勤用、あるいは大学生の通学用に使われているほどです。

でも日本ではやはり小学生しか使いませんね。

私が知る範囲では小学校入学時にランドセルを選択した子供は卒業までずっとランドセルで通す事が殆どのようです。

乱暴に扱っても6年間程度ではまず壊れることはないほど堅牢ですし、子供も毎日の教科書を入れるのに慣れたランドセルが一番良いと思っているのでしょう。

 

しかし私が小学生時代には「ランドセルは低学年のもの。高学年になったら手提げかばんにする。」という子供が非常に多かったのです。

これは男女問わず私も含めてでした。もちろん卒業までランドセルで通す子供もいました。
でも4年生後半~5年生になるころから手提げかばんにする子供がかなり多かったと記憶します。

当時であっても地域性がかなりあったとは思いますが、少なくても私が小学校時代を過ごした東京都練馬区と新宿区ではそうでした。
(小学校5年生の2学期に新宿区に転校したので。)

今もそういう地域、そう考える子供もいるとは思いますが少数派ではないかと思われます。

私が見てきた東京都、横浜市、札幌市の小学校では近年は6年間ずっとランドセルという子供が圧倒的と感じます。

きっと彼らの頭の中には「ランドセルは低学年向け」という考えは全くないのでしょう。
さらに使い慣れたランドセルが一番良い、という事もあるのでしょうね。

 

ランドセルは小学校時代に慣れ親しんだ最も身近な存在だと思います。
もちろん手提げかばん、リュックを使っていた人も同様です。

人生の中で最も甘酸っぱい思い出が詰まったものだと思います。

残念ながら私が使っていたランドセルは当の昔に廃棄してしまいましたが、その形や色、触り心地は今でも体に染みついています。

うちの子供は小学校は既に卒業していますがランドセルにはビニールをかけて大切にしまってあります。

何歳になってもランドセルを思い出すと「なんかいいなあ・・・」としみじみ思ってしまいます。

 

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4 Responses to “ランドセル派?かばん派?”

  1. 4あほ より:

    もうだいぶむかしのはなしですが、うちらの小学校(藤沢市北部)は、
    入学式の時はランドセルだったんですが、2年生の終わりから3年生にかけて、
    手提げバックの児童が増えてきて、4年生の時には、ランドセルの児童は半分以下くらいになっていました。
    高学年の時には、自分ら含めて数人くらいになって、手提げバックじゃないと、
    「かっこ悪い」って風潮・流行りが子ども心にもわかってしまうほどでした。
    「ランドセル=低学年・幼稚」っていうのかな?、でもうちら貧乏だったから、
    6年間頑張って使いましたけど…。
    ・・・あのランドセル倦厭の雰囲気ってば何だったんだべはじめっち

    うちらん1年生の時、交通事故があって、2年生の女の子がはねられて、
    アスファルト道路にあおむけにたたきつけられたけど、ランドセルのおかげで、
    後頭部打ち付けられずに数か月後、学校に復帰したって話が合ったのっす。
    そのお母さんは、ランドセル普及を呼び掛けてたんすが…。今は6年間使い切るうえに、
    その一部で記念のマスコットを作るとか、再利用でさらに6年使われるとか聞くっす。
    ・・・ランドセルがダサクなくなってるんすねゆたか

    あたしはぁ、手提げのバックがランドセルみたく担げるやつでぇ、
    ランドセルに比べらたら安かったかもしれないけど、
    学校以外でも場面でも使い出があったからぁ、使いまわしちゃったですぅ…。
    ・・・「ランドセル=通学用」ってことなかったですしぃ…みならいかのん

    あたいはむずかしいことはよくわかんないけんども、
    「あかれんじゃぁ」とかが出てきたころから、「赤≠女」っていう考えが出てきたけど、
    みんな口に出しては言えなかった時代らしいのだ。
    今の世の中、ランドセルで通す子供が増えてるんは、大事に使うような教育や、
    ジジババの贈り物などのほかに、「二者択一」ではなく、子どもの選択の幅が、
    「形」「色」機能性」といろんな選択肢の中で増えてきてるからかもしれないのだ。
    ・・・人はこれを「企業努力」というのだつるみん

    • kaikoshumi より:

      4あほ様
      こんにちは。コメントありがとうございます。
      札幌は紅葉がほぼ終わり、今秋木曜日辺りは初雪かもしれません。でも今も日中は温かく朝も暖房は入れていません。

      やはり皆様もランドセルには様々な思い出がおありですね。

      やはり昔は高学年になると手さげという構図がありましたね。5年生くらいになって「まだランドセルかよ!」みたいな雰囲気もありました。

      でも当時でも今は当たり前になりましたが6年間ランドセルを使いとおす、素晴らしいじゃないですか。
      物を大事にするのはもちろん、一貫した気持ちを通すのもかっこよいです。

      色についても様々な個性があって当然ですね。
      ランドセルは色以外だと見た目の差別化が難しい商品ですので、今後どんなものが出て来るのか楽しみでもあります。

      またお越しくださいね。

  2. 浜のヨースケ より:

    ホントに、今のランドセルの色はカラフルになりましたね。

    でも、30年前に娘が入学する時は、我々の時代と同様に、ほとんどが赤と黒でした。
    当時、バレエを習っていた娘は大のピンク好きだったので、デパートを探し回ってピンクのランドセルを購入しましたが、よくぞイジメに遭わなかったものよと胸を撫で下ろしています。

    私のランドセルは平凡な物なので、さしてお話しする話題はありませんが、中学へ入り、学生鞄を持つようになったものの、通学途中の電車で見かける私立の男子校の生徒たちが、昔の中学生みたいな白い帆布製の肩かけ鞄だったのが妙に格好良く見えて、私も真似をしてみました。
    しかし、彼らは私立ゆえの革靴なのに私は公立だから運動靴姿で様にならず、白い肩かけ鞄は早々に手放しました。

    高校では、教科書を鞄に詰めて持って行くのが重たくて、一時は教室の机の中へ教科書を置きっぱなしにしたこともありましたが、自宅での予復習に支障が出たため、教科書をバラして、授業箇所のページだけを鞄に詰めた思い出があります。

    閑話休題。今年は思いがけず貴サイトに出逢え、そんな懐かしい事象を振り返るキッカケを持つことができて感謝しています。
    単に過去を懐かしむだけではなく、自分が生きてきた時代背景を再確認することに今、充実感を覚えています。
    「回顧趣味なんて爺臭いッ!」と家人から言われますが、まさに貴サイト名のごとし「何が悪い?」であります。

    来年も、様々な回顧の世界をご案内ください!

    • kaikoshumi より:

      浜のヨースケ様
      こんにちは。コメントありがとうございます。
      ピンクとか赤黒以外の色が出始めたころは私も「いじめられる子がいないのかな?」と心配しました。
      (その頃はまだ子供はいませんでしたが)

      でも今やすっかり様々な色が定着して女の子が黒を背負っても何らおかしくない時代になりましたね。
      単に時代の変化ということだけでなくて、ようやく多様性を認める社会になってきたのだなと思います。

      「中学生の白い帆布製の肩かけ鞄・・・」
      実は私はこの時代でした。この白い帆布製の肩かけと黒の普通の学生かばんの両方が入学時に用意されていてどちらか、あるいは両方を選べました。
      男子の多くは両方を買っていたので私もそうしたのですが、結局3年間白い帆布かばんしかほぼ使いませんでした。

      大きくてかさばりますが、その代わりたくさんの教科書や教材などが一つのかばんに入るからでした。
      でも今考えると「非常にダサい」と思います。

      新宿区のど真ん中の学校でしたしね(公立です)。
      それに戦争が終わって間もない、という時代でもなくて当時は新宿西口の高層ビル建設ラッシュの時代だったので既に「時代に取り残された」感がありました。

      高校は別の記事でも書いていますが学校指定品はありませんでしたが、入学時に「便利ですよ」の声で買ったマディソンバッグを3年間使いました。
      当時は他校も特に男子は殆どがマディソンバッグを持っていましたね。

      懐かしいな、2021年もスローペースながら書いていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

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管理人について

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します妻子持ちの普通のクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

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