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東横線 旧渋谷駅構内のコーヒー&ハンバーガーショップ

東横線 旧渋谷駅構内にはコーヒー&ハンバーガーショップがあった!

 

現在の地下に潜った東横線渋谷駅ではなくて、2013年まで長きに渡り使われて来た地上の東横線渋谷駅のお話しです。

旧駅時代でも東横線渋谷駅は言わずと知れた日本屈指(世界屈指でもある)の大ターミナルであり、線路の本数は4本と小規模ながらとんでもない数の旅客数を誇っていました。

しかし膨大な旅客数に似合わず各ホーム幅は狭く、ラッシュ時は身の危険を感じるほどであり、しかも売店がありませんでした。(言い換えると狭すぎて売店を設置出来ない。)

南口への階段を下ったコンコースには確かあったと記憶しますが、後年まで存在していたかは記憶が定かではありません。私は殆ど南口改札を使っていなかったからです。

しかし1980年代には何と構内(改札内)には意表を突いたコーヒー&ハンバーガーショップがあったのです!

これは意外と知られていない事実と思います。

ぱっと見、一言で言えばコーヒーショップなのですが、私的には「ハンバーガーショップ」の印象が強かったので、本記事では「ハンバーガーショップ」と記載しています。

東横線4番線降車ホーム側にあったハンバーガーショップ

ハンバーガーショップのあった場所を記憶を頼りに図を作ってみました。

かなりアバウトな図ですが、場所的には間違っていない自信があります。

↓クリックで拡大します。

 

場所は改札を入って一番右側、4番線の降車ホーム(つまり一番山手線側)にありました。

名前はQute(キュート)でした。
名前は間違っていない自信がありますが、もしスペルが間違っていたらご指摘下さい。

なおキュートとは本来「かわいい」を表す英語で、Cuteが正しいスペルですが、あえてQuteにしたのは東急の「急」からだと思われます。

実際にTo-Qと書かれていた文字列も他にはありました。

営業をしていた正確な年は分かりません。

しかしこのお店がオープンする時新聞や雑誌などに載ってちょっと話題になっていたことを覚えています。

多分1970年代半ば~後半にオープンしていると思います。

話題になった理由は(記憶が間違っていない前提ですが)、「あの東横線渋谷駅改札内にオープンする」、「従業員は東急電鉄の社員」ということです。

後者はもしかしたら記憶違いかもしれません。しかし他の例えばMac(マクドナルド)など飲食チェーン店にテナントを入れさせたということではなくて、東急が自前で作ったお店であったことは事実です。

元々狭い場所に無理やり作った感がありましたので椅子・テーブル席はなくすべてカウンター越しの立食スタイルでした。

でも私はこのお店にはまってしまったのです。



東横線改札内のQuteにはまる理由

最初は物珍しさで入ったのですが、やはり渋谷駅構内という場所柄いつも満員で入れない事も多々ありました。

これは平日ラッシュ時ということではなくて平日や日曜日の日中も同様です。

何席分のカウンターがあったか覚えていませんが、とてもとても小さなお店で、人が無尽蔵に溢れて来る東横線渋谷駅には似つかないサイズでした。

私は小学校の頃からハンバーガーが割と好きで、それが体形にも表れていて、健康を考えると決して良いことではありませんが、でもMacや当時勢力を伸ばしつつあったロッテリアのような大手チェーン店ではない東急が運営しているお店という部分に強く惹かれたのです。

コーヒーの味も比較的はっきり覚えています。

味とかを客観的に表すのは難しいのですが、あえて言うならば限りなく現在のドトールコーヒーに近かったと記憶します。

味の表現は個人差が大きいので難しいですが、さっぱりしているけどそこそこの重厚感もあり飲んだ満足感が十分に得られるというものでした。

そして各種ハンバーガーがありましたが詳細なメニューは殆ど覚えていません。
ホットドッグもあったかもしれません。

はっきり覚えていない理由は長い年月が経ってしまった事の他に、毎回同じものばかり頼んでいたせいもあるのです。

それはフィッシュバーガーでした。

昔も今も私的にフィッシュバーガーの類はMacのフィレオフィッシュが一番おいしいと勝手に思っているのですが、Quteのフィッシュバーガーは今でも私の舌は覚えていてくれて、「出来ればもう一度食べたい」という味でした。

ソースは今目の前でMacのフィレオフィッシュと比較すればQuteが負けるかもしれませんが、とにかくQuteは目の前でフィッシュフライを揚げた直後にバンズに挟んで出してくれてそれを食べる美味しさがあります。

もちろんMacだってお店で食べれば作りたてを食べれますが、Macは持ち帰ることも多かったので、フィレオフィッシュのバンズは特に時間が経つとふにゃっとしたり、更に長時間経過すると変に硬くなったりする感じがするのです。

Quteのフィッシュバーガーだってきっと持ち帰って時間が経てば同様でしょう。

でも一度も持ち帰ったことはなくていつも食べて帰っていました。
だからこういう面からも「Quteは美味しい」という事が私の頭に刷り込まれたのだと思います。

でも同じ作り立てでもQuteのフィッシュバーガーはMacよりも外側がしっかりしていて(やや硬いという表現が良いかも)、中はフワフワ&サクサク感が非常に絶妙でした。

食べた人しか分からない表現で恐縮ですが、とにかく一度食べると癖になってしまう中毒性があったのです。

私はおやつ代わりに食べる時以外、つまりしっかりとした昼食として食べる時はフィッシュバーガーの他に普通のハンバーガーも1個頼み、コーヒーを飲むというパターンが多かったです。

でもおやつ代わり、乗り換え途中でちょっと小腹が空いた時に1個食べたい、という時は迷わずフィッシュバーガーでした。

あの絶妙感あふれる味がもう食べられないのかなと思うと残念でなりません。

あの味は大手チェーン店でもなく、個人経営でとにかく質を追求したバーガーを出すこだわりのお店でも出せないまさに絶妙感の味だったのです。



なぜかQuteの情報は少なすぎ

この記事を書くにあたりネットでQuteの事を調べたのですが、どうしても情報が見つかりません。

いや、もしかしたら私の見落としで見つけられないだけなのかもしれません。

あれほど利用客の多い超大ターミナルの東横線渋谷駅のお店なのに。

考えられる理由をいくつか挙げてみます。

それほど長い間の開店期間ではなかった。
正確な年は分かりませんが1970年代半ば以降~1990年に届くかどうか、という期間の営業だったと思われるので、このくらいの期間でしかも駅に対してとても小さなお店でしたから毎日東横線渋谷駅を利用していても、気が付かない、或いは忘れ去られるのも早かったのかもしれません。

小さすぎて印象に残らない、入店できなかったなど。
小さすぎという部分は上述の理由説明と被りますが、いつも混雑していたので特に朝食を抜いて来た人がQuteで食べようと思っていても人が多くて秒を争う朝のラッシュ時には入店さえ出来なかったとか多かったのかもしれません。

人間はその時は覚えていても自分にとって不都合、役に立たないものは短期間で忘れてしまうものです。

場所が悪い
上述の図で書いたように改札口を入って一番右側という場所は好立地に思われますが、実はそうではありませんでした。

理由は「一番近いホームは4番線の降車専用」なので、必然的に4番線に到着した電車から降りて来る客が店の前を通ることになる。

日常的に東横線を利用していた方ならばお分かりと思うが、朝の東横線のラッシュはとんでもないほどの混雑ぶりで、近年は30年前とかに比べると緩和されたと言われるが、それでも物凄い数の乗客がいる。

朝などはその大量の人の流れが店の存在さえ覚えていない状況でもくもくと通過していく。

それと東横線が「急行と各駅停車の2本立て」の時代は乗客が多い急行はQuteとは離れた2番線発着であり、その後特急が追加されてからも優等列車は1~3番線を多く使うので、4番線の立場は昔と変わらないことになる。

場所に関しては、その証拠に(大袈裟ですが)多くの方がネットにアップされている旧東横線渋谷駅の写真は4番線側を背にして1~2番線方面にカメラを向けているものが圧倒的に多いです。

これはどちらかというと優等列車を狙ったということではなくて、1番線側だと外から入る光を利用出来る、4番線側と異なり一番端が降車専用ホームではない、などが理由ではと思われます。

 

数えきれない様々な思いが交錯したであろう旧東横線渋谷駅。

私もQuteがあった時代に日吉に10年住み、一時期は毎日のように利用した東横線渋谷駅。

そして日吉を離れてもしょっちゅう利用していた駅でした。

だからとても小さなお店であったQuteも忘れることが出来ません。

懐かしい、そしてあの味を再び味わいたいと切に思います。

 

以下3枚は2013年1月13日に私が撮影したものです。いずれもクリックで拡大します。

↓一番左側が1番線。Quteは一番右側のフレーム外のあたり

↓1、2番線ホーム

↓東横線改札外。正面階段を登ると山手線と地下鉄銀座線(当時)。

 

オマケ

1970年代頃の東横線渋谷駅の発車案内板は、「15時20分発」とかの時刻表示ではなくて、「こんど」、「つぎ」、「そのつぎ」でした。

覚えていらっしゃる方いますか?

当時だって〇〇時□□分発、が当たり前の表示だったのに。
某鉄道雑誌では「何考えているんだ!」的な表現で指摘されていました。
ごもっともだと思います。

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管理人について

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します。
もう50代にもなる妻子持ちのクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道札幌市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

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