1960年代のデパートに普通にあった体重計
デパートで体重を量るのは普通?
1960~1970年代には「お金を入れると自動的に体重を量ってくれる機械」がデパートにあったのをご存知ですか?
デパートに限らず公共の場所にはよくあったようです。
私が幼少の頃に行ったデパートの場所は新宿、池袋が殆どでしたから東京のど真ん中の大規模店でも普通にあったようです。
多くは大食堂のあるフロアや階段途中のトイレの近くなどにあったと記憶しています。
(デパートの大食堂についてはこちらの記事をご覧ください)
なぜわざわざデパートでお金を払って体重を量ってもらうのか?と当時も今でも大いなる疑問ですが、あちこちにあったので需要があったんですね。
必要なくてもなぜか体重を量りたくなる魅力はあった
機械はいろんな種類があったとは思うのですが、私が今でも記憶の片隅に残っているのは以下の形でした。
あくまでも記憶の範囲ですので間違いもあるとは思いますがご容赦下さい。
(クリックで拡大します。ブラウザの「戻る」ボタンで記事にお戻り下さい。)
機械の上部にはいかにもアナログチックとでもいえる針式のメータが付いていました。
ただちょっとうろ覚えなので、針が数字を指すのではなくて、針は固定で数字が書かれた円盤が回転する仕組みだったかもしれません。
ネットで調べても昔のこの手の体重計の写真やサイトさえ出てこないようです。
ただ海外の体重計の写真はわりとヒットします。
体重を量り終わると電車の切符みたいな紙に体重が印刷されて出てくる仕組みでした。
これが面白くて親に頼んでよく体重を量っていました。
今では非常に安価で精度の高い体重計が簡単に買えますし、男女共に人前で体重をさらすなんてイヤと思う時代なので日本からは完全に姿を消したと思います。
でもこのような機械も日本が技術立国になる一つの過程だったんですね。
スポンサーリンク