昔のバスには一輪挿しと横に飛び出るウインカーがあった!
バスの運転席には一輪挿しが当たり前(?)にあった!!
昭和40年代(1965~1974年)までのバスには以下の2つの大きな特徴がありました。
●運転席の一輪挿し
●横に飛び出すウインカー
観光バスや特殊なバスだけではありません。
普通の路線バスにも上記があったのです。
一輪挿しは心が和みますが、私が普段使っていた路線バス(東京都練馬区内)では花が活けてあるのを見た記憶が殆どありません。
造花は何度も見ましたけど全く花が無いバスも多かったです。特に徹底されていたわけではなさそうでした。
でも子供心に、「なんかいいなあ・・・」とは思っていましたし、一輪挿しの無いバスには違和感を感じていました。
以下の写真は昔のバスを近年整備して展示されたものですが、この一輪挿しを見たことのある人も多いのでは?と思います。
【この写真は友人から頂いたものです。この場を借りてお礼申し上げます。】
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中央紫色の容器が一輪挿しです。
またその下の四角い箱は「エイトトラックテーププレーヤ」ですね。
通常のコンパクトカセットよりも前の時代のものですからお若い方はご存じないでしょう。
昔のカラオケなどにもよく使われました。これはバスの車内放送やBGM用に使われたものです。
一応エイトトラックの説明のリンクを貼っておきます。
横に飛び出すウインカー!
一輪挿しくらいならば今の時代にあっても全然おかしくないですし、設置されているバスもあるかもしれません。
でも驚愕なのは当時のバスのウインカーは光るだけではなくて、作動するたびに横に飛び出していたんです!
残念ながら私は写真を持っていませんので以下の下手な図で解説します。
ネットを探せば当時の写真もあるかもしれませんけど。
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ウインカーを出すたびに図のように横に飛び出すんです!
もちろん左右共にです。しかも動作はかなり素早かったんです。
こんな機構をつけていたら当然故障の元になるとは思いますが、なぜか当時はこれが当たり前だったんです。
運転席すぐ後ろの席に座って、「早くウインカー出さないかな?」といつもワクワクしていました。
今はこんなウインカーだったら車検通らないでしょうし、故障したらイヤですよね。
【2016年5月8日追記】
友人から飛び出すウインカーの写真をご提供いただきました。
復元されたボンネットバスのものです。
ウインカー自体は鉄板の保護カバーにサンドイッチされたような状態ですね。
また「MADE IN JAPAN 24V」の文字と製造メーカらしき文字も読み取れます。
提供して下さった方に感謝申し上げます。
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↓このバスのウインカーです。
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