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デマとデマ男君

デマが流行った小学校時代

今回は1970年(昭和45年)ころの東京都練馬区上石神井での出来事です。

当時私の通っていた学校では「デマ」とか「デマ男君」とかの言葉が流行っていました。

当時の私を含む子供たちの認識では【デマ=ウソ、嘘つき】でした。

 

デマを言う、うそをつくのが流行ったのではなくて「デマ」という言葉を口にすることが流行ったのです。

 

何かにつけて、「お前、デマ言うなよ!」、「あ、またこいつデマ言っている」、「デマ男く~ん」とか言うのです。

この言葉を言うのは99%男子でしたが、言われるターゲットは2~3割は女子もいました。

女子相手の場合はもちろん「デマ男君」ではなくて、「デマ子さん(ちゃん)」でした。

 

使い方として例えばA君は「まじめで本当のことを常に言うタイプ」、B君は「おちゃらけの性格ですぐに『デマ』という単語を口に出したくなるタイプ」だとします。

 

・A君: 昨日、〇〇駅近くで火事があって電車停まったんだって。

・B君: それは「デマ」だろ! だって昨日俺は〇〇駅から電車乗って親とデパート行ったんだぜ。

・A君: 火事は夕方遅くだから多分B君が乗った時間は大丈夫だったんだよ。

・B君: そんなことないよ! Aはデマ言っているんだよ! デマ男く~ん出現!

 

みたいな感じです。

このように「デマ」を発するのがどういうきっかけで流行ったのかは全く分かりません。

多分テレビの影響でもないと思います。

相当前なので記憶が曖昧ですが「ある日いきなり流行り出して廃れた」みたいな感じでした。

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実は生徒も先生もデマの意味を分かっていなかった!

当時私も友人たちもデマ=ウソと思っていましたし、先生も「あまりデマデマ言うなよ」くらいの感じでした。

先生方もデマ=ウソと認識していたと思います。

 

連日「デマ」という単語を聞かない日がない、という日常が続いていたのですが、ある日女性の先生(担任ではない、確か音楽か国語だった?)が授業中に

「君たちはいつもいつもデマとか言っているけど、デマは嘘という意味ではないんだよ。悪いうわさが広がっていくというような意味なんだよ。分かって使っているの?」

と言ったのです。

 

この言葉に一瞬クラスはシーンとなり皆絶句してしまいました。

そして一瞬間をおいて今度は「え~違うの!」という絶叫が!

 

何気なく日常会話のように使っていた「デマ」という単語はこの日を境に聞かなくなったのです。

多分半年強くらいしかこの「ブーム」はもちませんでした。

当時でも今でも「あれはいったい何だったんだ・・・」と思います。

 

意味を指摘してこの「ブーム」を終息させた先生以外の他の教員は多分生徒に説明できなかった、意味を知らなかったのではと思います。

この「デマ」という言葉を使う事が流行ったのは私の学校、年代だけでなくて他の地域や年代でもあるのかもしれません。

ネットなど無い時代でも子供の流行りというのはなぜか不思議に全国にあっという間に伝染するのです。

これも一つの時代の流行りものだったんだな、としみじみと思ってしまいます。

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します。
もう50代にもなる妻子持ちのクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道のある都市におります。
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