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ポケットベルは最先端の通信手段!(?)

ポケットベルは生活を変えた?

ポケットベル(当時は”ポケベル”とも言った。)をご存知でしょうか?

30代、もしくは40代以上の方は知っている、使ったことがあるとおっしゃると思いますが現在10~20代の方はまったく知らないか、せいぜい名前を聞いたことがある、程度だと思います。

ポケットベルは携帯電話やPHSが普及する直前に大ヒットした安価な通信手段だったのです。
日本では1968年(昭和43年)にサービス開始されたそうです。

 

さて人と人との通信手段は歴史的に見ると次のようになると思います。
(古いものから列挙しています。)


1.直接会いに行く
交通手段が無い時代は歩いたり馬車に乗ったり・・・。

2.手紙を出す

3.電話をかける(FAX含む)

4.ポケットベルで連絡する

5.携帯電話/PHSを使う

6.上記「3.」と「5.」が進化してスマートフォンを使う


などとなると思います。

(上記にはPCやE-Mailは各デバイスの機能に含まれるので省略しています。)

上記の中で「短命に終わったけれど安価で普及した」のがポケットベルです。

ポケットベルの仕組み

ポケットベルを知らない人に仕組みなどをお教えしましょう。

機械の大きさは携帯型ライター(100円ライターなど)からタバコの箱を薄くしたものまで様々な大きさがありました。
名前のとおり「ポケットに入る」大きさです。

ボタン類は電源ボタンのほか、2~3つの押しボタンだけで数字やアルファベットを表示する小さなディスプレイが必ず付いています。

↓一例

画像引用元:Wikipedia

 

ポケットベルを使用した通信手段は以下です。


1.連絡を取りたい相手のポケットベルに電話をかける。
この時、メッセージに該当する番号をプッシュボタンで入力する。

(入力する番号と、その意味の例)

49016 至急電話をください

500731  すみませんでした

0833  おやすみなさい

999  ありがとう(サンキュー)


2.上記の番号がポケットベルに表示される。

[ 受信した時の対処の方法 ]

・表示される番号と対応表で意味を把握する。

・機種によっては番号に対応した文を日本語(カナだけが多い)で表示。

・機種によっては予め決められたメッセージ以外の文を作って登録することも出来た。

・「電話ください」の場合は、家や会社の電話または近隣の公衆電話から送信者に電話をかける。

 

上記はポケットベルに電話をかけるとポケットベル事業者の基地局(アンテナ)から電波を出して、ポケットベルがその電波を受信することによって通信が行われます。

つまりポケットベルは無線を利用した小さな通信機であり、現在の携帯電話の先駆けと言えるのです。



ポケットベルは本当に便利だった

数字でメッセージを読み取ると言うのはちょっと不便そうですが、上述したようにメッセージ内容が文字に変換されて表示される機種や、好きなメッセージを自由に作れる機種もあった大流行しました。

元々はビジネスマンが多用していたもので、会社から出先の営業マンを呼び出すのが主な使い方だったのです。

しかし「外にいる人にもいつでも連絡が取れる」という便利さと利用料金の安さ、本体価格の安さなどから爆発的に売れて、若い人はこぞって求めました。

特に当時の女子高生の必需品だったのです。

価格は覚えていないのですが、本体も5000円前後から買えたと思いますし、月の利用料金も数百~1000数百円以内だったと思います。
つまり高校生のお小遣いでも十分な値段でした。

 

対する携帯電話は「自動車電話」という名称で(その名のとおり自動車に搭載されるものが多かった)、1960年代後半から登場していたようです。
そしてその発展系としてショルダーフォンという肩にかけて持ち運べる携帯電話が1980年代に登場し「外に自由に持ち出すことが出来る」便利さを一般の人も使えるようになったのです。

(自動車電話は電源を車のバッテリーから取り、アンテナは車のボディに設置していたが、ショルダーフォンは内臓バッテリーで駆動出来た。)

 

↓ショルダーフォンの一例
タレントの平野ノラさんがテレビでよくやっているやつです。

画像引用元: ミドルエッジ 様

https://middle-edge.jp/

ショルダーフォンはあまりにも大きすぎますし、何より価格がネックでした。

購入する時に保証金として20万円、月額基本利用料が26000~30000円、通話料6秒10円という個人、ましてや高校生ではとても持つことは出来ませんでした。

その後登場した小型の携帯電話ですが、通信自由化に伴いデジタル方式の機種が発売された1993~1994年頃の機種でも本体価格が10万円前後、基本使用料も数千~1万円超とかなりの高額で通話料も別に払わなければなりませんでした。

この時代にポケットベルが若年層にも一気に売れたのです。

実は私も当時持っていました。
仕事ではなくて個人で妻との連絡用でした。

共働きで帰宅時間が大幅に異なることもあったので安い通信手段として契約したのです。

確か2台くらい使って、2台目はメッセージが直接読めたと思います。
何分現物が残っていませんし、写真も撮っていないんで記憶の範囲でしかご報告できません。

でもとても便利に使いこなしていました。

その後私はPHSを経て、携帯電話(今で言うガラケー)を数台使い、その後スマートフォンユーザーになりました。

ポケットベルは一般の人が使っていた期間は比較的短かったかもしれませんが、「どこにいる人にもいつでも連絡出来る。(実際は違うが)」というその後の携帯電話普及の基礎を作ったのは間違いないと思います。

 

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2 Responses to “ポケットベルは最先端の通信手段!(?)”

  1. Ikaros より:

    はじめまして。
    ユースホステルの記事を検索していてこちらのHPにたどり着きました。
    その他の記事も懐かしく読ませて頂いております。
    さて…
    私は業務でポケベルを持たされていましたが、初期はマッチ箱程度の(←あくまでも印象)真っ黒なものでディスプレイはなくメッセージは入りませんでした。ですので連絡を取る必要が生じた事を知らせる目的でしか使用できなかった(連絡先はあらかじめ定められている)のですが、後に記事にあるようなディスプレイ付きでサイズが大きなものに更新されました。ただ、一般にはメッセージにより発信元や連絡内容がわかるので便利でしょうが、私共の業務用途では不要でありサイズが大きくなった分むしろありがたくなかったです(笑)。
    考えてみればこの数十年での進化は通信機器が最も激しいかも知れませんね。いや、今のスマホはもう通信機器の域を超えているのかも知れませんが…

    引き続き懐かしい記事を楽しみにしております。
    今後ともよろしくお願い申し上げます。

    • kaikoshumi より:

      Ikaros様
      こんにちは。コメントありがとうございます。
      今やポケベルを知らない人ばかりになってしまいましたが、当時は多くのビジネスマン(特に外回りの)や女子高生の必需品でしたね。

      特にポケベルの機能を進化させた、その後の携帯電話やスマホの進化に一番貢献したのは間違いなく遊び目的で使っていた女子高生たちでしょう。

      本当に個人用通信機器の進歩は早いですね。
      でもスマホの先に何があるのか?と考えても思いつきません。

      一時はスマートウォッチと言われていましたが、画面が小さすぎ、操作性最悪、電池持たないなど使い勝手が悪すぎるのでスマートウォッチは次世代の代替品にはならないと思います。

      実は昔、私は携帯電話や無線機の回路設計をやっていましたので、余計このような通信機器は気になります。

      当面はスマホ自体の正常進化ということなのでは?と思います。
      それにしてもスマホで一番改善してもらいたいのは「高い料金」、「電池大食い」かな?と今は思っています。

      当サイトはあちこちで書いていますが、「個人情報出血大サービス!」、「偏見はないけれど独断の記事の塊」がウリでございます。

      直接ご興味が無いものでも、「あの時代はそうだったんだね」と思っていただければ嬉しいです。

      とにかく皆様には「懐かしがって頂きたい」が最大のモットーですので、今後もよろしくお願い申し上げます。

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こんにちは。私の名前は「 ノンダクレー」と申します。
もう50代にもなる妻子持ちのクソ親父であります。
東京で生まれ育ち、横浜市に長いこと住み、現在は北海道のある都市におります。
色々と思う事が多くなる年齢、このサイトで「懐かしい街と物」をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

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